ネパール アンナプルナベースキャンプまでの道
私のハイキング仲間のアンナプルナ紀行の記録と写真です。
2014年12月16日
日 時 2014年11月7日~11月22日
参加者 穴山洋、長岡功、滝沢八重子、清水久美子
スリーラム、スージャン、ペレーム
行 程
11月7日
吉祥寺 6時50分発 羽田空港行直通バス 1,230円 定員にならなければ予約なしで乗車できる。
羽田空港国際線ターミナル 7時55分着。
タイ航空カウンターで手続き後、94,000円を800ドルに両替、1ドル117円。出国手続き。
羽田発 10時45分 バンコック 15時45分着 空港で1万円をバーツに両替,2612バーツになる。
タイとの時差 2時間、穴山さん、長岡さんの出迎えを受ける。
高架鉄道と地下鉄でホテルまで。途中荷物を開けるように検査、軍事政権下。
ホテルは、Grand Millennium Sukhumvmvitという高層の豪華ホテル、1泊朝食付 約7,500円。夕飯は、
近くのタイ料理店で、トムヤンクン、海老の天ぷら,イカのサラダなど。辛かった。
11月8日
6時よりバイキングの多種類の朝食。
7時15分に昨日と同じ経路で空港まで。
バンコック10時30分発(タイ航空)、カトマンズ12時45分着、ネパールと日本は時差が3時間15分、ネパールが遅い。
荷物が出るのが遅れ1時間後入国手続き。市川さんが空港までタクシーを手配して迎えてくださった。
ホテルまでタクシー、私は2度目のカトマンズ、25年前と変わらず埃っぽい。マスク着用。ホテル着後、街へ。
タワーの周囲でマンゴジュースを飲み休憩、今日はネパールの休日である土曜日のため、大勢の人。
知り合いの両替商で3万円をルピーに両替。カトマンズモールの日本料理のお店「桃太郎」で夕食。
天ぷらうどん350ルピー。こま切れのうどんでした。
11月9日
朝、ホテルでミルクティ。
7時にホテルを出て、すぐ近くのポカラに向かうグリーンラインバス乗り場まで歩く。ポカラまで約7時間かかる予定。
7時30分にバスは出発、このバスはきれいなバス。町中を走っている乗合バスとは全然違う。費用も23ドルする。
昼食と水1リットルがついてくる。11時30分に休憩、昼食。カレー、ヤキソバ等。
もう1回途中で休憩して、ポカラに15時05分着。 スリーラムさんの経営するグリーンパークホテルに向かう。
市川さんは、ここにホームステイしている。丁度、スリーラムさんの長女夫妻が1歳のお子さんを連れて日本から里帰り中でお会いしました。
明日朝カトマンズに行き、日本に再度行かれるそうです。日野市にお住まいとのこと。夕飯は今後も何回か利用する中華食堂で夕食。
部屋は、温水シャワーと水洗トイレ付で、綺麗な部屋です。
11月10日
朝食は、例の中華食堂でオムレツ、日本とは違って薄焼き卵の分厚いもの、ミルクティ、パン。
その後フェワ湖畔を歩いてACAP入域許可証の申請にダムサイトまで行く、費用は、2000ルピー。
折角の山の景色が美しいのに、湖畔は、ゴミが一杯。ゴミを捨てないという習慣がないようだ。
ポカラの町からもマチャプチャレの姿が美しく見ることができる、明日からは、まじかに見ることができる所まで歩くことになる。
その後TIMS入山許可の手続きに行く。15ドル。
昼食はフェワ湖畔をほぼ端まで歩き、「ジャーマンベーカリー」で久しぶりのコーヒー、ずっしりしたアップパイ、パン等。
お土産を探しながら、宿に戻る。カシミヤストール、刺繍の小物入れ、財布等を購入。
夕飯は日本食の「桃太郎」で玉子丼、焼き餃子、ネパールの「モモ」とは違い、日本の餃子で、とても美味しかった。
明日からの宿泊、食事、ガイド、ポーターさんの費用として100ドル+1万ルピーをスリーラムさんに預けた。
昼食もお湯代、シャワーの代金、ビール代も一切彼がロッジに支払ってくれる。
ドルより、ルピーの方が良かったとのことでしたが、去年はドルで支払ったことから、ドルに両替をしてきてしまったので、
ドルで受け取って貰った。ルピーが安定した貨幣になったことからのようです。
11月11日
7時にいつもの中華レストランでゆで玉子、ティ、トーストの朝食。
いよいよ、やっと登山が始まる、スポーツ屋さんに、シュラフを借りに行く。
1日80ルピー、山の上は、とても寒く、借りて行って本当に良かった。
10時にジャンボタクシーで7人を乗せ、登山口であるNayapul(標高1070m)に向けて出発、11時13分にNayapul着。
ジープ、タクシー、登山客で賑やかなNayapulを11時35分に出発。
これより先もバグルン自動車道路でSiwaiまでバス、タクシーで入ることも可能である。熟したバナナを購入、美味しかった。
12時05分Birenthanti(1205m)と途中もう1ケ所で、入山の手続きをする。タルチョで飾った橋を渡る。
マチャプチャレが美しい、くっきりと見える。段々に近ずいて行く。
14時07分、昼食。チャーハン(長細いお米のもの)、これから毎食食べることになるフライドポテト
(日本で食べるものと違ってゆでたジャガイモをカレー味とかケチャップ味で炒めたもの、ロッジによって味が異なる)、
ロッジの前ではコマツの重機が道を広くする工事をしていた。食事を終え、15時00分に出発し、15時35分にSiwaiに着く。
バスはここまで入ってくる。バスの走る後を埃を一杯かぶったので、帰りはバスに乗りたいと思った。
途中5時45分位で日没になり、ヘッドランプをつけた。18時00分に今夜の宿NewBridge(1340m)に到着。
初めてのロッジ泊まり。温シャワーもあり、2つのベッドが入った居室で、快適。トイレは、水洗だが、
自分でバケツに溜まっている水を流す方式、ペーパーはつまるので、流さずに箱に捨てる。
勿論、暖房は部屋にも食堂にもない。夕飯は、到着してから注文をする。1つのカマドで調理をしていたが、その割にメニューは豊富である。
口にあうものはどれ位あるか。この日の夕食は、ピザ、チャーハン、ケチャップ味のマカロニ、ジャガイモ。温シャワーを使う。
100から150ルピーの料金がかかる。
11月12日
5時30分起床、朝から快晴、朝焼けのアンナプルナが良く見える。
朝食は、トースト、揚げパン蜂蜜をつけて食べる、なかなか美味しい、砂糖なしミルクティ。
7時30分出発、丁度休む所には、荷物を下ろす石垣が積んである。段々畑が天まで伸びているようだ、機械では作業ができないだろう。
9時40分にJhinudand(1780m)到着、ここは15分位下って行けば川原に温泉があるところ。帰りには、是非入りたい。
ここからはこのコースの中、一番の登り、400mの急登になる。
石畳の登下行を繰り返し、展望の素晴らしいChomrong(2170m)に10時55分に着き昼食。
ここは土産物のお店もある賑やかな所、馬も休憩している。
12時30分に出発、急な下りで白人のおじさんが苦労をしていた。どこまで行けるだろうかと、皆心配する。
帰りはこの急坂を登らなければならない。吊り橋まで下ると、今度は急な石段を登り、15時50分にSinuwa(2360m)着。
温シャワーもある。夕飯は、チャーハン、チャパティ、じゃがいも、モモ。
11月13日
5時30分起床、朝食は、揚げパン、トースト、砂糖なしミルクティ。7時55分出発。
9時20分にBamboo(2310m)到着、周囲には竹が多い。
10時50分にDobhan(2600m)に着き、昼食。チャーハン、カレー、ジャガイモといつものメニユー。
12時05分出発。13時25分に小さなチョルテンをお参りし、14時10分にHimalaya(2920m)に着く。
標高を考え、今日はここで泊まる。夕食は、スパゲッティ、ジャガイモ、チャーハン、モモ。今夜は19時就寝。
11月14日
7時朝食、揚げパン、ゆで玉子、トースト、ミルクティ。
8時02分出発、大岩のあるHinkuCave(3170m)に9時02分到着、大きな洞窟の中で休憩。
9時45分にDeurali(3200m)に着き、コーヒーを飲み休憩。ココアのように甘い。
モディ・コーラ川岸に出て、見晴しが良くなる。前方にグレイシャー・ドームが見えてくる。
Bagar(3300m)を超え、14時03分にマチャプチャレベースキャンプ(3650m)に到着。
下の方のロッジに宿泊なので、上方のロッジまで散歩、
日本人のご夫婦と会い、お喋り。ここからの眺めは素晴らしい。
明日はいよいよ、アンナプルナベースキャンプ まで。さすが小屋は寒い、ホカロンを使い、シュラフ、毛布を使用する。
寒いのでシャワーを浴びず。
11月15日
5時30分より朝食、6時10分に出発、戻ってくるので、荷物を少なくして登る。山が朝陽で焼けている。
石段はもはやなく、歩きやすい緩やかな登りの道。展望はますます開け、山々がどんどん迫ってくる。
HiunChuli(6434m)が左手に剣岳のような形で近い、内院のゲート(4130m)に8時05分到着、5日目にしてやっと着きました。
今日も良い天気です。展望台まで登り、大きな氷河を眼下に見る。回りには雪。
アンナプルナⅠ(8091m)、Ⅲ(7555m)、サウス(7219m)、そしてマチャプチャレ(6997m)とぐるっと見渡せる。
GandharwaChuli(6248m)の鋭い山稜、素晴らしい天気で幸運でした。
名残惜しく9時30分には下山し、マチャプチャレベースキャンプまで戻り、
持参したフリーズドライの赤飯、まつたけ御飯、味噌汁などを食べて11時45分に下山開始。
13時20分に今夜の宿Deurali(3200m)に着いた。夕食は、ヤキソバ、ジャガイモ、モモ、チャーハン。寒いのでシャワーを浴びず。
11月16日
6時30分朝食、7時20分出発、8時23分 Himalaya(2920m)に着く。10時00分にDobhan(2600m)着。
11時13分にBamboo(2310m)に着きヤキソバ、ピザ、ジャガイモ、ミルクティの昼食、ここのピザはまーまー。
14時30分にSinuwa(2360m)に到着、ここは、行きに泊まったロッジ。
夕食は、じゃがいも、ヤキソバ、モモ、初めてスープを取る。
11月17日
8時20分出発、朝、初めてパンケーキを食べる。吊り橋の手前で休憩。
かごに入った1歳位の女の子、可愛かった。
10時55分にChomrong着。
12時20分に温泉のあるJhinudand到着。20分程下って温泉に着いた、浴槽が3つ、シャワーもある。
更衣室もある。料金を支払ってドボン。ぬるめのお湯、混浴。水着を持ってくれば良かった。
温いのでいつまでも入っていられるが、ここではロッジが予約できなかったので、先まで行かなければならない。
14時20分に戻り、昼食。じゃがいも、白飯、もも、ヌードル。初めてホットヌードルをとる。
トマト味のピリットとしたヌードルで美味しかった。チキンラーメンのような?でした。食事を終え、15時00分に出発、今夜の宿NewBridgeに到着。
夕飯に初めてゆでジャガイモをとった。1人分でじゃがいも7個位、塩を振って食べる。シンプルなものが一番です。
ポーターさんの費用1人1日1,200ルピー、8日間とのこと。スリーラムさんに預けた費用から支払って貰う。
11月18日
7時15分発、9時20分にバスの終点であるSiwaiに到着。
定刻どおりかどうか分からないが、10時00分バスは埃を巻き上げ出発。
市民の乗り降りも多く、混んでいた、途中峠を登り切れないのか渋滞していて、12時45分ポカラ着。
そこからスズキのタクシーでグリーンパークホテルに帰った。歩いて「蘭花飯店」へ行く。久しぶりに美味しい食事でした。
麻婆豆腐、八宝菜、餃子、ワンタン麺等。今日の宿は隣のババ・ロッジ。
荷物を運び、シャワーを浴び、ロッジの屋上でビールとポテトフライ、本当のポテトフライです。美味しかった。
お昼ご飯が遅かったので、今日の夕食はこれで終わり。
11月19日
市川さんが開いた日本語学校を見学、20歳位の男女8人が、ネパール人の先生に日本語を習っていた。
助詞の使い方が難しいようだ、皆日本に働きに行きたいという希望を持っている。
その後、バスに乗って市川さんにヒンズーの寺院と市内を案内してもらう。スーパーにも行って、紅茶、チョコなどを買う。
その後、フェワ湖のフィッシュテイル・ホテルに筏に乗って渡り、コーヒー。素敵なホテルです。マチャプチャレが霞んできた。
この日の夕食はスリーラムさんが、お宅に招待して下さった。白飯と、ダルスープ、ベジタリアンなので、肉類は召し上がらないそうです。
今夜は、グリーンホテルに宿泊。
11月20日
グリーンホテルの横から8時00分発のグリーンラインのバスでカトマンズに向かう、23ドル。行きと同じ場所で休憩と昼食。
16時12分、カトマンズ着。人にあふれた町を歩いてホテルBlueHorizonへ。お庭でお茶も飲める素敵なホテルです。
停電に備えて枕元にはろうそくとマッチ。夕食は、町に出てイタリアンレストランへ。
中庭は町の喧騒が信じられない位静かだ。
パスタ、モモ、ポテトフライ(日本と同じ)、エベレストビール、美味しかった。
11月21日
いよいよ帰る日、中庭で、パン、野菜炒め付オムレツ、コーヒー、ジュースの朝食。
日本から斎藤さんがいらしてホテルで会う、ガイドのミナさんも自宅からオートバイで会いにいらして下さった。
ミナさんのお兄さんは、有名な山岳ガイドとのこと。
10時00分にタクシーで空港に向かう、途中町中は渋滞、いつものことのようです。空港には11時00分に着いた。
空港もごった返していて、なかなか手続きが進まない、バンコック行の飛行機は、13時50分発の予定だが、
1時間遅れて14時55分に出発。バンコックで乗換、数日バンコックで過ごす穴山さんとはここでお別れ。
長岡さんは、成田行き22時35分発、私達は羽田行23時15分発に乗る。
空港でまたお土産の買い物、象の形のチョコレート、乾燥マンゴーとか。羽田には定刻で着、モノレールで帰宅。
終わり
参考
日本からカトマンズまでの飛行機代 往復 113,930円
宿泊、食事、ガイド、ポーターさん費用、バス代、土産代等一切で約
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