花写真−ヒダカハナシノブ・ヒビスクス・ヒメノカリス


ヒダカハナシノブ ヒダカハナシノブ(ハナシノブ科)
日高花忍、学名:Polemonium caeruleum ssp.

「ハナシノブ」の仲間はいずれも葉が奇数羽状複葉で、名は葉の形をシダ植物のシノブにたとえたもの。6〜8月、茎の上部に青紫色の花がやや集まって横向きに咲く。
ハナシノブは九州、エゾノハナシノブは北海道に分布。
写真の「ヒダカハナシノブ」は、北海道・日高地方の固有種。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'04/11/25


ヒビスクス・インスラリス ヒビスクス・インスラリス(アオイ科)
学名:Hibiscus insularis

世界的に珍しい(絶滅危惧種の)ハイビスカス
原産地のオーストラリアで動物の餌となり絶滅寸前となっていて、「世界で最も貴重な植物の一つ」として扱われている。
大阪の「咲くやこの花館」では、1990年の花博でシドニー植物園から贈られ温室栽培を開始、’99年から花をつけるようになった。
花は直径約10cmで淡い黄色に中心部が赤。5弁の花びらが開き1日でしぼむ。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'03/ 1/13


ヒビスクス・ワイメアエ





ハイビスカスは、古くはレイなどの装飾や儀式、繊維、染料、薬にと、生活に役に立つ植物だった。20世紀に入ると交配が盛んになり、たくさんの美しい花が生まれた。


左は、 ヒビスクス・ワイメアエ (Hibiscus waimeae)

ヒビスクス・コキオ


右は、 ヒビスクス・コキオ (Hibiscus kokio subsp.saintjohnianus)


ワイメアエ は、花弁の白と花柱の赤とのコントラストが美しい。ハワイ・カウアイ島原産。
コキオ は、ハワイのカウアイ、オアフ、マウイ各島にみられる。島によって花の形や大きさ、色に違いがある。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'04/ 5/14


ヒメノカリス ヒメノカリス(ヒガンバナ科)
Hymenocallis

ヒメノカリス属は米国南部から南アメリカのアンデス地方にかけて25〜30種が分布する。属名はギリシャ語の「膜」と「美しい」に由来し、雄しべが被膜と合着して美しい杯状の副花冠を形成することによる。
ほとんどの種は6〜7月に咲く。花は白(まれに黄)色で、芳香があり、硬い花茎の先端に散形花序につく。
細長い花被片がクモの脚のように見えることから「スパイダー・リリー」の英名がある。

撮影地:京都府立植物園(温室)
年月日:'01/ 8/21


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