花写真−ビヨウヤナギ・ピンクッション・ピンポンノキ


ビヨウヤナギ ビヨウヤナギ(オトギリソウ科)
未央柳・美容柳、学名:Hypericum chinense

柳に似た葉に、金糸のような雄しべをたくさんつけた美しい花を咲かせるので、美容柳。開き切った花にたくさんの長い雄しべが立つ姿は、どこか怪しげな美しさを醸し出す。
同じオトギリソウ科の黄花 キンシバイ より花も葉も大きく、長い雄しべがよく目立つ。

撮影地:大阪・中之島緑道
年月日:'01/ 6/10


ピンクッション ピンクッション(ヤマモガシ科)
Pincushion、リュウコスペルマム(Leucospermum)

鮮やかな美しい花色。花の表面に雄しべが飛び出して並び、まるでピンクッション(針山)に針を並べたように見える。
南アフリカ原産だが、豪華な花とその形がおもしろいのでアレンジ等によく使われ、切り花は秋にオーストラリアからも空輸される。
日本での自然開花は、ふつう5、6月。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'03/ 6/ 6


ピンポンノキ ピンポンノキ(アオギリ科)
Pingpong tree、学名:Sterculia nobilis

「ピンポン」という名前は、中国名である「蘋婆(ピンポー)」に由来するとか。
インドシナ半島から中国南部に分布し、中国では種子や果皮を胃痛や腹痛などの薬として用いる。
葉は互生し、楕円形で先がとがる。果実は卵形で熟すと紅色になり、中に大きな種子が1〜4個入っている。
種子の大きさに似合わない可憐で小さく竹細工のような花を、枝の先端の円錐花序に多数つける。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'06/ 7/13 (円内の実は '04/5/14)


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