花写真−イズノハナ・イセナデシコ・イチハツ


イズノハナ イズノハナ(ユキノシタ科)
伊豆の華(ガクアジサイの品種)

額あじさいはアジサイの起源種。花期は6〜7月。
中央の多数の小花を装飾花が美しく取り囲み、額縁のようにみえる。

撮影地:六甲高山植物園
年月日:'02/ 7/22


イセナデシコ イセナデシコ(ナデシコ科)
伊勢撫子、学名:Dianthus isensis

伊勢なでしこは、中国原産のセキチクの変種で、江戸時代に伊勢松阪地方で改良されたが、現在ではほとんど栽培されることのない、たいへん珍しい撫子。 花弁が糸状に細く切れ込み垂れ下がる様は、これが花だろうかと思うほど。別名オオサカナデシコとも。
その蕾はあまりに複雑に花弁が絡み合っているため、自力で咲くことができず、爪楊枝などを使って、糸状の細い花弁を切らないように、ていねいにほぐして咲かせてやるのだとか。

撮影地:加茂花菖蒲園
年月日:'02/ 5/ 4


イチハツ イチハツ(アヤメ科)
鳶尾・一初・一八、学名:Iris tectorum

花弁中央の白い鶏冠状の突起が特徴の、あやめに似た花。
中国原産。「鳶尾」は漢名で、花の姿に由来するとされる。奇妙な名はアヤメ類では、いち早く咲く「一初」に由来とも、また俗に「一八」とも書く。
丈夫で乾燥にも強く、庭植えなどに向いている。葉はやや幅が広い。開花は4〜5月。

撮影地:京都・上御霊神社
年月日:'03/ 4/27


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