花写真−ゲラニウム・ケリンテ・ゲンペイカズラ
ゲラニウム(フウロソウ科)
フウロソウ(風露草)、Geranium
世界に広く分布し、約400種が知られる。薬草として知られ空き地や河原などに生えるゲンノショウコや高山植物のハクサンフウロなどの仲間。
最近はラベンダーブルーや濃桃、淡桃、白色などの可憐な花を咲かせる外国種に人気がある。
上は、ゲラニウム・マデレンセ
学名:Geranium maderense
ポルトガル・マデイラ諸島原産で、フウロソウ属のなかでも特異な形をしている。
葉は掌状に細かく切れ込む。中心から茎が伸び、細かく枝分かれして高さ1〜1.5mになる。
枝の先に、濃いマゼンタ色の直径3cmほどの花を次々と咲かせる様は壮観である。
撮影地:京都府立植物園(温室)、年月日:'01/ 4/15
右上は、ゲラニウム・サンギネウム
アケボノフウロ(曙風露)、学名:Geranium sanguineum
撮影地:兵庫県フラワーセンター、年月日:'01/ 5/ 1
ケリンテ(ムラサキ科)
セリンセ、和名:黄花瑠璃草、学名:Cerinthe major
ヨーロッパ南部原産の耐寒性秋まき一年草。
ギリシャ語で「蝋」と「花」の意味の言葉からついた属名は、その理由が花の蝋質の光沢からとも、ミツバチがこの花から蝋を集めるからともいわれる。
よく見かけるのは青紫色の花( 'Purprescence')で、自然開花期は4〜5月。
撮影地:京都府立植物園、年月日:'03/ 4/27
こちらは和名のとおりの本来の色、黄色い花。
撮影地:京都府立植物園、年月日:'08/ 3/29
ゲンペイカズラ(クマツヅラ科)
源平葛、学名:Clerodendrum thomsoniae
和名:ゲンペイクサギ(源平臭木)。花を知らなくても、一目で強く印象づけられる。雄しべが長く、花は2色。花弁が赤く、萼が白い。この紅白で、源平の名がつく。
熱帯アフリカ原産の、高さ約4mになるつる性常緑低木。
撮影地:宇治市植物公園(温室)
年月日:'01/ 6/16
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− Photo : Yasuda Hiroshi −
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