花写真−ギリア・キリタ・キリンソウ


ギリア・レプタンサ ギリア(ハナシノブ科)
Gilia

市場に出始めてまだ日も浅く、比較的珍しい。最近花壇に多量に使われるようになってきた草花。
香りのよいトリコロルや玉咲きのカピタータ、レプタンサ等がある。

写真左は、ギリア・レプタンサ(学名:Gilia lepthantha)。

羽根状に裂けた葉をつけた茎が1mほどに伸び、先端に青紫色の花を球状に咲かせる。カピタータより花、茎、葉ともにひと回り大きい。

撮影地:京都府立植物園
年月日:'02/ 6/ 2


ギリア・トリコロル



右下は、ギリア・トリコロル(学名:Gilia tricolor)。

花の中心が紫色で目のように見えるところから英名を Bird's Eyes(鳥の目)という。草丈60〜70cmの一年草、葉は2回羽状深裂で裂片は細い。

撮影地:大阪市大理学部付属植物園、年月日:'02/ 5/24


      こちらの レプトシフォン もギリアの仲間です。


キリタ キリタ(イワタバコ科)
Chirita

熱帯アジアから中国、インドにかけて分布し、約100種が知られている。
一年草または多年草で、茎が長く伸びるタイプとロゼットになるタイプがあり、茎葉が多肉質の種類が多い。
花の微妙な色合いが何とも言えない美しさ。

撮影地:兵庫県フラワーセンター(温室)
年月日:'02/11/11


キリンソウ キリンソウ(ベンケイソウ科)
麒麟草・黄輪草、学名:Sedum aizoon var.floribundum

全国の海岸から山地の岩場に生える多年草。葉は多肉で広皮針形。
6〜8月頃、鮮やかな黄色の星形の花を同心円状に輪をなして咲かせる。花が平らに開くため、雄しべが長く伸びているように見える。
一般に麒麟草と書かれるが、語源は黄輪草がぴったり。

撮影地:六甲高山植物園
年月日:'01/ 9/11


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