花写真−ナギイカダ・ナルコユリ・ナンジャモンジャ


ナギイカダ ナギイカダ(ユリ科)
梛筏、学名:Ruscus aculeatus

ハナイカダ とともに「葉の真ん中に花・・・」と驚かされるが、葉に見えるのは枝が変化したもので、その上に花や実がつく。 一方、ハナイカダは花柄と中央葉脈との合着によるもの。
冬から春にかけて、厚くてかたく先が針状に鋭くとがった葉状の枝の中央に、淡いクリーム色の小さな花を1個つける。
果実は直径1cmほどの球形で、秋に真っ赤に熟す。


撮影地:豊中・服部緑地都市緑化植物園
年月日:'04/12/ 2


ナルコユリ ナルコユリ(ユリ科)
鳴子百合、学名:Polygonatum falcatum

たくさんの花がぶらさがってつく姿を鳥を追い払う鳴子に見立てた名。
笹に似た葉のつけ根からのびた花柄の先に緑白色の花がぶら下がって咲く。花は長さ2cmほどの筒状で、先端近くは緑色がやや濃い。
写真は園芸店で購入したもので、ラベルには「斑入鳴子百合」とあったが、2花ずつ並ぶので本当はアマドコロの斑入り種かも。

撮影地:自宅鉢植え
年月日:'04/ 3/27


ナンジャモンジャ ナンジャモンジャ(モクセイ科)
ヒトツバタゴ、学名:Chionanthus retusus

立札には次のような説明が・・・・・。
何だこの花?と言うところからでしょうか、「なんじゃもんじゃ」とも呼ばれている「ヒトツバタゴ」なんです。成長しますと30mにもなると言う、もくせい科の落葉樹なんですが、日本では対馬と木曽川沿いにしか見られないようです。
ところでこの花びら4枚にみえますが、実は1枚の花びらが裂けたもので、これもめずらしいなら、遠目には粉雪が積もったようにも見えるまた不思議な樹木と言えるそうです。

(追記)わざわざ遠くまで出かけて写しましたが、後日万博公園にも咲いていることを知りました。

撮影地:滋賀安土・沙沙貴神社
年月日:'01/ 5/14


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