花写真−シャガ・ジャカランダ・ジャスティシア
シャガ(アヤメ科)
射干、学名:Iris japonica
花は複色で、複雑な構造。中央部にとさか状の突起もあって、奇妙。
白地に紫と黄色が映える、あやめに似た清楚な花。
ひっそりと咲いている姿は、まるで可愛い蝶が群がって飛んでいるようで、「胡蝶花」の別名がぴったり。
日本に自生するアヤメ科のなかでは珍しく常緑葉の植物である。
撮影地:万博日本庭園
年月日:'01/ 4/22
ジャカランダ(ノウゼンカズラ科)
Jacaranda、学名:Jacaranda mimosifolia
鮮やかに咲く紫色の花が雲のように見えるので和名では「紫雲木」、また花が樹いっぱいに密集して咲くことから熱帯の「サクラ」とも呼ばれている。
葉は種小名で示されるように、ミモザ(オジギソウ)に似た羽状複葉。熱帯地方では主に街路樹として親しまれている。
カエンボク、ホウオウボクとともに「熱帯の三大花木」といわれる。
撮影地:宇治市植物公園
年月日:'10/ 7/ 4
右は、カエンボク(ノウゼンカズラ科)
火炎木、学名:Spathodea campanulata
熱帯アフリカ原産の高木で、高さ20mに達する。花は鮮やかな紅色で燃えさかる炎のように見えるため和名では「火炎木」、
また花形がチューリップに似ているので、英名では「アフリカンチューリップツリー(African Tuliptree)」。
撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館、年月日:'03/ 1/13

ホウオウボク(マメ科)
鳳凰木、学名:Delonix regia
めでたい名は、大きな羽状複葉を、鳳凰の羽根に見立ててつけられた。
マダガスカル原産の高木で、街路樹として世界各地の熱帯地方に植えられている。花は直径10cmくらいあり、緋紅色で美しい。
撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館、年月日:'08/ 8/22
ジャスティシア(キツネノマゴ科)
Justicia、学名:Justicia ecbolium
コエビソウ(ベロペロネ)、クロサンドラなどと同じキツネノマゴ科。
熱帯アジア原産。青緑色の花色がとても珍しい。
ジャスティシア属は、熱帯から亜熱帯、温帯に420種ほど自生する常緑の多年草、小低木。
撮影地:京都府立植物園(温室)
年月日:'01/ 4/15
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− Photo : Yasuda Hiroshi −
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