花写真−スイートピー・スイセン・スカビオサ


スイートピー スイートピー(マメ科)
Sweet pea、学名:Lathyrus odoratus

フリルのような繊細な花びら。その名の通りのほのかな甘い匂い。切り花としてもよく知られる、ひらひらと舞う蝶のような花。
別名:じゃこうれんりそう(麝香連理草)・じゃこうえんどう。
蝶が飛び立つような姿から「門出」の花言葉。

撮影地:淡路花博会場
年月日:'00/ 5/16


スイセン スイセン(ヒガンバナ科)
水仙、Narcissus

水仙とは考えれば奇妙な名だ。水辺を好み仙境を感じさせる花をつけるところからの命名といわれる。室町時代の辞典に、和名「雪中華」と載る。
厳しい寒さに耐え、雪の中でも芳香を放ちながら気品ある花を咲かせる。白い花弁に黄色の副花冠がアクセントになっている。
スイセンは品種が多く、登録された品種の数は1万を超える。右の写真は、「日本水仙」。

撮影地:淡路・灘黒岩水仙郷
年月日:'99/ 1/17

下に、ちょっと珍しいスイセンを2つ紹介します!。

ヤエザキスイセン

八重咲き水仙
花弁または副冠あるいは両方が八重。‘タヒチ’は濃黄色で、中心に紅が咲きまじる。花期4月中旬。
撮影地:京都府立植物園、年月日:'02/ 3/24

ブルボコディウム

ブルボコディウム(ペチコート水仙)
Bulbocodium
花弁は非常に小さく、副冠が大きく漏斗状に発達。早春に黄色い花を咲かせる。
撮影地:宇治市植物公園
年月日:'02/ 4/14


  くっきりした「口紅」がとても印象的な、クチベニスイセンの写真もご覧下さい。


スカビオサ(カジツ) スカビオサ(マツムシソウ科)
西洋松虫草、学名:Scabiosa atropurpurea

ヨーロッパ西部に原産する一、二年草。
園芸品種には‘スカーレット’、‘グランディフローラ’、‘ステルンクーゲル’などがある。
花は深紅色(写真・下)。古くから栽培され、青、ピンク、深紅、白などの花色をもつ。
花が終わった後に、月面のクレーターを丸くかためたような形の実(写真・左)ができる。一風変わったドライフラワーとしておもしろい花材である。


スカビオサ(ハナ)








 撮影地:自宅・切り花、年月日:'05/ 3/17



撮影地:京都府立植物園
年月日:'03/ 6/14


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