花写真−トケイソウ・ドデカテオン


トケイソウ トケイソウ(トケイソウ科)
時計草、学名:Passiflora caerulea

複雑な花が咲く。まるで時計の針のような雄しべと雌しべ、文字盤のような花弁がとてもユニーク。
花弁と萼は白または淡紅色で、その内側に放射状に広がっている青紫色のものは副萼。中心に葯の目立つ雄しべが5個と、先が3つに分かれた雌しべがある。
属名はパッシフローラで、キリストが十字架上で受けた5つの傷を花が具象するとした受難の花を意味する。それからパッションフラワーに。

撮影地:大阪市大理学部付属植物園
年月日:'02/ 7/24

ベニバナトケイソウ





左は、
ベニバナトケイソウ、Passiflora coccinea
若い枝は赤褐色毛でおおわれ、春から秋にかけて開花し、濃緋赤色で大変みごたえがある。
撮影地:兵庫県フラワーセンター(温室)
年月日:'01/ 5/ 1


クダモノトケイソウ ホザキトケイソウ クサトケイソウ

右の写真も、時計草。
左から順に、

クダモノトケイソウ
Passiflora edulis
パッションフルーツ 果実は球形か楕円形で食用、ジュースやジャムに利用される。
咲くやこの花館、
'03/ 6/ 6

ホザキトケイソウ、Passiflora racemosa
花は総状花序につき、開くと濃赤色で花弁は萼片よりやや短い。
京都フラワーセンター(温室)、'03/ 9/14
クサトケイソウ、Passiflora foetida
花弁は日が当たるとしぼむ。副花冠は白色で紫色
の斑が入る。 京都フラワーセンター、'03/ 9/14

こちらにもトケイソウの仲間の写真があります。


ドデカテオン ドデカテオン(サクラソウ科)
Dodecatheon

北アメリカ原産。高原や草原の湿った斜面や流れの周辺に生える。
春に咲く下向きの花は花弁が反り返り、環状に斑が入りユニーク。
写真は、ドデカテオン・ミーディア(学名:Dodecatheon meadia)、和名:カタクリモドキ(片栗擬)。 草丈30cmほどで赤紫の花をつける。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'04/12/21


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