K地区は 南関東の 海に近い丘の上にあり、東海地震が起これば かなりの被害の発生が 想定されていました。
 東日本大震災から数ヶ月後、業務部長から「本部長から『K地区の非常時の対応に不安がある、仕組みの強化が必要ではないか』と 問われているのですが どう思いますか」と 意見を求められました。
 「【災害対策本部マニュアル】で 災害時の対応の仕組みが構築できています、東海地震発生に備えて これを確実に実行できるよう 指導・訓練をしていくことが大事ではないでしょうか」と答えました。


 しかし、震災当日 帰宅経路の危険度合(がけ崩れ・津波などの状況)の確認ができていないうちに、「早く家に帰って家族の安否を確認したい」と言う部下が車で帰宅するのを 許可してしまったことを思い出し、私自身の心構えも含めて まだ不十分だと思い直しました。
 そこで、R部の方々に「もし あなたがK地区の責任者だったら 震災対応として 何をしますか、視点は “K地区員を守る” “来訪者を守る”です」と お願いし、重要と思うことを 3項目考えて 提出してもらいました。


 100件以上集まったので、それらをまとめたのが、以下に添付の資料(抜粋)です。


 <大地震発生時 実施すべき最重要事項の検討>
 資料1:大地震発生時 実施すべき最重要事項は?
 資料2:大震災を想定し 実施しておくべき最重要事項は?


 まとめた資料は、【災害対策本部マニュアル】の補足資料 として 使って頂くべく 業務部長に送りました。


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