製造メーカーには どこでも 安全を守るための仕組みがある と思いますが、私の所属していたメーカー (以下α社[アルファ社]と仮に称します) の研究開発担当地区(以下K地区と称します)においても 優れた仕組み構築されていました。
 それらの仕組みは、自社また他社での 悲惨な事故をはじめとする 過去の多くの事例から学んで、K地区での業務に 適合するよう 積み上げてこられたものでした。


 第一章では、まず それらの仕組みの代表的なものを 紹介しようと思います。

 上述のとおり、風土の醸成(安全メッセージの発信、5Sの浸透等)・守るべき汎用的なことがらの文書化(安全手帳・チェックリスト等)・特殊な場合の対処(リスクアセスメント等)・作業毎の危険予知訓練(KYT)などによって 安全に研究開発業務を遂行できるよう 努力が重ねられていました。


            2018年1月19日 形骸化防止プロジェクト


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