様々な試験また各種設備・建屋の維持には 脚立や作業台が必要になります。それぞれの試験で使うものの管理は それぞれの部署で行い、共用で使用するものは 安全課で管理していました。
ある地区で 作業台のフレーム締結ボルトが緩んではずれたことにより 作業者が怪我をしたという事故を契機として、多くの脚立・作業台を管理する安全課では外注して点検を行うようにしたということでした。
研究開発では その内容がどんどん変化していきますので、ある部署が試験での必要上 脚立・作業台を入手しても 試験終了に伴い 不要になることがあります。
その際、試験場に放置されることが多く、それらを必要とする人が 勝手に使う状態になっていました。
私の所属部署R部の管理場所である分解組立・整備エリアに放置されていた脚立・作業台は 集めて管理するようにしましたが、無管理のものが いろいろなエリアに 分散していました。
その状況を安全課に連絡し、安全課課長から「調査して対処します」との返答をもらいました。
しかし、何ヶ月経っても無管理放置が続いていましたので、再度 安全課課長に確認しましたが、「管理すべく部下を指導しています」との返事の繰り返しで、結局 改善されることはありませんでした。
安全は 日々の地道な活動の積み重ねがあってこそ 守れるもの と承知しているはずの安全課に 何が起こっていたのか、これも不思議な事象でした。
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