自転車通勤者の転倒事故については、安全委員会の前に 安全課と労働組合で打合せが行われ、対策が安全委員会で提案されていました。


 結果、丘最上部の本館横にあった駐輪場が、丘を高さで20mほど下った正門近くにある福利厚生施設横に移設されることになり、同時に新たな駐輪場への進入路となるT字路に 信号機が設置されることになりました。
 合わせて、自転車通勤者が正門から駐輪場に至る 数十mの経路の歩き方(自転車を降りて歩道を歩く等)や信号の渡り方まで懇切丁寧に指導がされていました。


 労働組合から本件に関する強い再発防止要請が あったことは知っていましたが、なぜ 幼稚園児か小学生低学年への対応のようなことが行われるのか 不思議に思いました。それは、安全委員会の議事録を見て 理解ができました。


 事故は2014年の年末に起こったのですが、その翌月1月度の議事録に 以下の文が 労働組合支部長コメントとして 載っていました。

 「この敷地内で 怪我をしないように しなければならない

 K地区への通勤路は 曲がりくねった坂道なので、敷地内の危険はほんの一部です。敷地外の方が 危険区間の距離もずっと長く 危険度もずっと高いのです。
 上記のコメントは 委員会の最後に求められたコメントなので、たぶん言葉足らずだったのだろうと思いましたが、翌2月度の委員会でも 同様なコメントが述べられていましたので、構内でだけ絶対に事故を起こさないように と強い要請が行われたのだと分かりました。


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