表向きの指導的言動とあまりに異なる数々の不適切な安全管理、本来の任務と逆のことをし続ける安全課課長を なぜ 止められないのか 理解に苦しみました。
各節で述べましたとおり、上司の業務部長や総括安全管理者また安全委員会に訴えても、無視また形式的な回答で 手が打たれることはありませんでした。
本来 一人の管理職がミスをしたり、うっかりやるべきことを忘れたり、ついさぼったりした場合、上司たちが注意することで 深みに嵌ってしまうことを 避けられます。
もし、適任ではない人が その任に就いている場合には、適した任務に就いてもらうようにすることで 深みに嵌ってしまうことを避けられます。
ところが、なぜか 逆に 安全課課長を昇格させ、これまでの安全管理の在り方を良しとするような事態になりました。
これでは K地区での自律的な改善は無理だと判断し、総括安全管理者(本部長)に 事前に連絡した上で、本社の安全推進部に K地区の安全管理の実態を訴えることにしました。
しかし、そこでも また 本章で述べたのと 同様なことが 起こってしまいました。その事例を 次章で紹介していこうと思います。
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