K地区内での問題指摘は、無視されるか 形だけの回答に終わり、改善の見込みがなくなりましたので、事前に K地区総括安全管理者(本部長)に その旨お伝えした上で、K地区における安全管理の形骸化問題を 本社の安全推進部、安全管掌取締役、さらには 監査役に上げました。


 しかし、そこでも K地区の対応を 追認するだけに終わりました。


 そこで、最後の手段として、社長への直訴を 社長宛メールで行いました。幸い 社長から 情報提供への感謝のことば と 実態把握を行う との返信がありました。
 しかし、その後 社長に 直接 メールが届かなくなり(秘書の方のアドレスでの“着信通知”は来ました)、結局 回答がくることは ありませんでした。


 さらに 私の活動は 懲戒処分の対象となり、再雇用契約は更新されず、会社を去ることになりました。通常より2年近く早い 契約打ち切りでした。


 以下に 起こったことを記します。

 本社の 安全推進部安全管掌取締役 も、さらには 監査役機能しない のを目の当りにして、いったい これらの部署役目何のために あるのだろうと 素朴に疑問に思いました。

 社是であるαウェイα社行動基準 は、電子掲示板のみならず α社グループの全員に 冊子も配って 展開されているにもかかわらず、なぜ これらと真逆のマネージメント が行われるのか、また、安全最優先の SLQDCメッセージ が社長から発せられているのに、なぜ それに反する事態が 発生しているのか 不思議でした。

 次章では、K地区のみならず 本社も含めたα社内で、なぜ 上述のようなことが 起こったのかを 考察してみようと思います。


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