− 園 芸 植 物 (か行)

ここでは、「お気に入りの花」、「おもしろ花名」には掲載していない園芸植物を紹介しています。( )内は撮影地。


− か −

カーネーション  ← カーネーション Carnation (ナデシコ科)
 母の日に贈る花。花言葉は「あなたを熱愛する」。
 渡来した頃は「オランダなでしこ」と呼ばれた。葉は
 細く、白緑色で対生。モナコの国花。 (切り花)

 ガイラルディア Gaillardia (キク科)
 キク科テンニンギク属の総称で、その代表が天人菊
 夏から秋に、橙色と黄色のコントラストが鮮やかな頭
 状花を開く。北アメリカ原産。 (京都府立植物園)
ガイラルディア
カクチョウラン  ← カクチョウラン 鶴頂蘭 (ラン科)
 大型の地生ランで草丈は約1mになる。花は下垂気
 味に咲き、裏面の白色に唇弁の赤色系の色彩がタン
 チョウヅルを思わせる。 (京都府立植物園)

 ガザニア Gazania (キク科)
 舌状花弁の基部に模様があり、頭花は中心の周りに
 色の異なる輪ができ、華やか。それで和名は「勲章
 菊
」。花期は春と秋。南アフリカ原産。 (鉢植え)
ガザニア
カノコユリ  ← カノコユリ 鹿の子百合 (ユリ科)
 白地に紅色の斑点が入る花を鹿の子絞りに見立て
 た名。花びらが反り返るのも特徴。その風格と華や
 かさは他の追従を許さない。 (大阪府立花の文化園)

 カマシア  Camassia leichtlinii (ユリ科)
 和名 オオヒナユリ。草丈1mにも達し、乳白色〜青
 紫色の星形の花を穂状につける。通常3花以上が
 同時に咲くことはない。 (京都府立植物園)
カマシア
カリフォルニアライラック  ← カリフォルニアライラック  (クロウメモドキ科)
 california lilac。目のさめるような青紫色の花がたくさ
 ん咲く。光沢のある小葉とのコントラストも見事。
 属名ケアノサス(Ceanothus)。 (浜名湖花博)

 カロコルツス Calochortus (ユリ科)
 名は「美しい草」を意味するラテン語にちなむ。ひらり
 とした3枚の花弁に驚かされる。白や黄色に輝く花。
 バタフライチューリップの名も。 (京都府立植物園)
カロコルツス

− き −

キバナツノゴマ  ← キバナツノゴマ 黄花角胡麻 (ツノゴマ科)
 夏に黄色の美しい花が咲く。開花後、果実がなるが
 種子を含む莢の形状が特異で2本の鋭いツノから
 「悪魔の爪」と呼ばれている。 (京都府立植物園)

 キバナノツキヌキホトトギス (ユリ科)
 黄花の突抜杜鵑草。茎が葉の基部を突き抜いてい
 て、秋の山草として珍重される。花は鮮黄色で少し紫
 斑点がある。宮崎県尾鈴山に自生。 (咲くやこの花館)
キバナノツキヌキホトトギス
キョウガノコ  ← キョウガノコ 京鹿子 (バラ科)
 花の色といい、花柄がピンクに染まるところといい、シ
 モツケソウにそっくり。下野草の園芸種として古くか
 ら栽培されている。 (六甲高山植物園)

 キングサリ 金鎖 (マメ科)
 蝶形で黄金色の花がフジのように房になり垂れ下が
 って咲き、美しい。英名を golden-chain といい、和名
 も金鎖という。黄花藤の名も。 (京都府立植物園)
キングサリ
キントラノオ  ← キントラノオ 金虎の尾・香春葛 (キントラノオ科)
 高さ1〜3mの低木でよく分枝する。暖地では一年中、
 鮮やかな黄色の花を見ることができる。花は小さく、
 5弁花で、枝先にかたまって咲く。 (ガーデン植花夢)

 ギンバイカ 銀梅花 (フトモモ科)
 梅に似た純白の花びらに多数の長い雄しべが密生
 し、香りのよい葉をもつ。マートル銀香梅 とも呼ばれ、
 結婚式で使うことから 祝いの木とも。 (大阪府立山田高)
ギンバイカ
キンリュウカ  ← キンリュウカ 金竜花 (キョウチクトウ科)
 花冠は黄色に赤い条が入り、裂片の先は細長くひも
 状に伸びる。属名Strophanthusは、ギリシャ語Strophos(ね
 じれたひもの意)とanthos(花の意)に由来。 (宇治市植物公園)

 

 

 

− く −

クフェア  ← クフェア Cuphea (ミソハギ科)
 中南米で250種が知られる。 写真は、ignea (橙)
 (タバコソウベニチョウジ) (カナダ:ブッチャートガーデン) と

 hyssopifolia (ピンク) (メキシコハナヤナギ) (鉢植え)

 クラスペディア Craspedia (キク科)
 楽器のドラムのばちを連想させる花。長い茎の先端
 に黄色い花が3cm程の球形にかたまって咲く。ゴー
 ルドスティック
の名も。 (西宮北山緑化植物園)
クラスペディア
グラプトペタルム  ← グラプトペタルム Graptopetalum (ベンケイソウ科)
 写真は、G.paraguayense(朧月)。葉は楕円形、白粉を
 帯びた緑黄色でときに紅色を帯びる。花は径2cmの
 星形、白色で赤い小斑点がある。 (咲くやこの花館)

 クラリンドウ (クマツヅラ科)
 Clerodendrum wallichii。枝先より、長さ20cm以
 上の白い花序が垂れ下がり美しい。花冠は径3.5
 cm、裂片の先は円形。 (京都府立植物園)
クラリンドウ
クリスマスブッシュ  ← クリスマスブッシュ christmas bush (クノニア科)
 街にクリスマスソングが聞こえ始める頃、ちょっと風
 変わりな赤い花が現れる。日本では知られていない科に
 属する、オーストラリアからの輸入物。 (咲くやこの花館)

 クルクマ Curcuma (ショウガ科)
 美しい種類が次々に導入され最近注目の花。薬用で
 有名な
鬱金の仲間。写真は、 alismatifolia‘シャローム
 (ピンク) (浜名湖花博)と、 petiolata。 (京都府立植物園)
クルクマ
クロサンドラ  ← クロサンドラ Crossandra (キツネノマゴ科)
 花は壁にとまっているガのような一風変わった形で、
 橙色や濃黄色などいかにも熱帯産らしい、官能的な
 美しい花色。別名:ジョウゴバナ (京都府立植物園)

 

 

 

− け −

ケナフ  ← ケナフ Kenaf (アオイ科)
 葉は掌状で、花は白黄色。成長が速く、二酸化炭素
 を吸収、地球温暖化を防ぐ。その上、紙がとれる。と
 期待されたが・・・。 (大阪市立長居植物園)

 ゲラニウム Geranium (フウロソウ科)
 葉は掌状。花弁5個、雄しべは10個。世界に広く分
 布し、約400種が知られる。写真は銅葉に青紫色の
 花‘Black Beauty’。 (カナダ:ブッチャートガーデン)
ゲラニウム
ケンタウレア  ← ケンタウレア・キネラリア (キク科)
 Centaurea cineraria。花色は紫紅色で、総苞は球
 状卵形。同じ和名「白妙菊」でも、セネキオ属のそれ
 は黄色。葉は銀灰色で羽状に分裂。 (みずの森)

 

 

 

− こ −



 

ゴジカ  ← ゴジカ 午時花 (アオギリ科)
 直径約3cmの朱色の花をつける。名は昼過ぎに咲
 きだして夜には花が落ちることから。東南アジアでは
 お茶の代用品にもなったとか。 (京都府立植物園)

 コプシア Kopsia (キョウチクトウ科)
 葉は楕円形か楕円状披針形で表面に光沢があり、
 長さ10〜20cm。花は枝の先に集散状に10〜20
 個つき、径3〜4cm、淡紅色。 (京都府立植物園)
コプシア
コリンシア  ← コリンシア Collinsia (ゴマノハグサ科)
 花は長さ3cmくらいで、下唇は先が2浅裂して美しい
 紅色か紫色、上唇は白色。 春まきにして 6〜8月に
 開花する。 (京都府立植物園)

 コロミア Collomia (ハナシノブ科)
 花は白、桃、黄、紫紅色で、集散花序をなすか頭状に
 集まり葉状苞を有する。花冠はトランペット形から漏
 斗形まであり、先は5裂している。 (京都府立植物園)
コロミア
コンフリー  ← コンフリー Comfrey・鰭玻璃草 (ムラサキ科)
 別名:ヒレハリソウ。初夏から秋、先端が5裂した淡
 紅色の筒状の花が下向きに咲く。大形の多年草で、
 高さは80cm以上になる。 (神戸市立布引ハーブ園)

 コンボルブルス Convolvulus (ヒルガオ科)
 4〜7月頃、青い漏斗状の花を咲かせる。写真は、
 Sabatius種で、地を這って広がるのでブルーカー
 ペット
と呼ばれる。 (京都府立植物園)
コンボルブルス  


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− Photo : Yasuda Hiroshi −