− 園 芸 植 物 (ま・や・ら・わ行)

ここでは、「お気に入りの花」、「おもしろ花名」には掲載していない園芸植物を紹介しています。( )内は撮影地。


− ま −

マスデバリア  ← マスデバリア Masdevallia (ラン科)
 ランは花進化の極。華麗な花ばかりでなく、奇妙な花
 も。マスデバリアは、萼片下部が合着して先は細長く
 のび、ランとは思えない姿。 (兵庫県フラワーセンター)

 マツムラソウ 松村草 (イワタバコ科)
 石垣島、西表島、中国南部、台湾に分布。林の中に
 生える絶滅危惧種。黄色い(内側には赤い斑紋)筒
 状の花が下向きに咲く。 (咲くやこの花館)
マツムラソウ
マルコミア  ← マルコミア Malcolmia (アブラナ科)
 バージニアストックの名もある。地中海沿岸原産の
 耐寒性秋まき一年草。香りのよい花は咲き始めは
 白く、しだいにピンクなどに色づく。 (京都府立植物園)

 マルバストルム Malvastrum (アオイ科)
 アルゼンチン、ウルグアイ原産。名はマルバ(ゼニアオイ属)
 の花に似るところから。枝が這うように1mほど伸び、
 節ごとにつぎつぎと花を咲かせる。 (浜名湖花博)
マルバストルム
マロウ  ← マロウ Mallow、ウスベニアオイ (アオイ科)
 初夏より秋まで、濃い桃紫色の花を連続的に咲かせ
 る。この花を乾燥させ、青色のハーブティーとして飲
 む。ヨーロッパ原産。 (神戸市立布引ハーブ園)

 マロニエ Marronnier、セイヨウトチノキ (トチノキ科)
 街路樹・庭園樹。やはりシャンゼリゼ通りがよく似合
 う、小さいながら華のある花。薄い赤みを帯びた花が
 円錐状に集まって咲く。 (京都府立植物園)
マロニエ

− み −

ミズヒナゲシ  ← ミズヒナゲシ 水雛罌粟 (ハナイ科)
 浮葉をもつ水草でケシのような花が咲き、ウォーター
 ポピー
の名で出回る。葉のわきから花柄を水面上に伸
 ばし、鮮やかな黄色い花を咲かせる。(吹田・古江台)

 ミツバシモツケ 三つ葉下野 (バラ科)
 ギレニア(Gillenia)。葉は3出複葉でほとんど無柄。
 長い花柄の上に円錐花序がつく。白または淡桃色
 の花弁を5個もつ。北米原産。 (京都府立植物園)
ミツバシモツケ
ミムラス  ← ミムラス Mimulus (ゴマノハグサ科)
 花の形から「道化師」の意味のラテン語が属名に。
 タネの模様が猿の顔のようだからモンキーフラワー
 とも。花は大輪、色は赤、黄など豊富。 (自宅鉢植え)

 

 

 

− む −

ムラサキルーシャン  ← ムラサキルーシャン ケントラテルム (キク科)
 Centratherum。ムラサキルーシャンは流通名だが由来は
 不明。花(紫紅)はアザミに似て、葉をもむとリンゴの
 香りが・・・で、リンゴアザミ とも。 (京都府立植物園)

 

 

 

− も −

モクセンナ  ← モクセンナ カッシア・スラッテンシス (マメ科)
 Cassia surattensis。高さ2〜7mになり、小葉は卵形
 〜楕円形。花序は腋生し、鮮黄色の花を10〜20個
 つける。花弁は卵状長楕円形。 (咲くやこの花館)

 モミジバゼラニウム 紅葉葉ゼラニウム (フウロソウ科)
 ゼラニウムは花色が豊富で長期間咲き続けるので
 世界中で愛されているが、本種は葉に赤褐色の斑が
 入り紅葉のよう。 (大阪府立花の文化園)
モミジバゼラニウム
モモイロタンポポ  ← モモイロタンポポ 桃色蒲公英・クレピス (キク科)
 Crepis rubra。地中海原産。花も葉もタンポポに似
 るが別属。ロゼットを形成して冬を越し、春に茎を伸
 ばし淡桃色の花をつける。 (京都府立植物園)

 モラエア Moraea (アヤメ科)
 英名:Butterfly iris。南アフリカ原産。写真はウィロサ
 (M.villosa)。淡い青紫色の花弁に青い目が入る模
 様が美しいとても印象的な花。 (京都府立植物園)
モラエア

− や −

ヤスミヌム  ← ヤスミヌム・フルティカンス (モクセイ科)
 Jasminum fruticans。花は黄色、上方の短枝に3
 〜5個つく。花径は花筒とほぼ同長で1.5cmくらい。
 花冠は5裂する。葉質はやや厚い。(京都府立植物園)

 ヤナギバチョウジソウ 柳葉丁字草 (キョウチクトウ科)
 草丈50-100cmになり、葉は卵状披針形で先端が鋭く
 とがる。花は淡藍色で4〜7月に茎頂に集散花序を
 つくり開花する。 (京都府立植物園)
ヤナギバチョウジソウ
ヤナギバヒマワリ  ← ヤナギバヒマワリ 柳葉向日葵 (キク科)
 Helianthusヘリアンサス。ヒマワリの仲間。秋空の
 下、黄色の花が映えて美しい。ヤナギの葉のような
 細長い葉を交互にたくさんつける。 (ガーデン植花夢)

 

 

 

− ゆ −

ユウギリソウ  ← ユウギリソウ 夕霧草 (キキョウ科)
 Tracheliumトラケリウム。霧のかかったような大き
 な花房。わずか2mm程の紫青・淡桃色の小花が密
 につきパラソルを広げたよう。 (西宮北山緑化植物園)

 

 

 

− ら −

ラッキョウ  ← ラッキョウ 辣韮 (ユリ科)
 日本では酢漬けのらっきょうが有名。花は彩り鮮や
 か、11月上旬 畑一面を赤紫色に染め上げる。食用
 にする鱗茎は6月頃に収穫する。 (京都府立植物園)

 

 

 

− る −

ルッティア  ← ルッティア Ruttya fruticosa (キツネノマゴ科)
 花冠は管状で2唇、橙赤色で喉部に黒模様がある。
 苞葉は小さく線状。葉は卵形で表面にしわがあり、先
 端はとがる。東アフリカ原産。 (大阪府立花の文化園)

 

 

 

− わ −

ワトソニア  ← ワトソニア Watosonia (アヤメ科)
 グラジオラスに似た草姿で、まっすぐに伸びた花茎に
 鮭桃色などのラッパ形の花を交互につける。写真
 は、W.angustifolia。 (大阪府立花の文化園)

 

 

 


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− Photo : Yasuda Hiroshi −