− 園 芸 植 物 (さ行)

ここでは、「お気に入りの花」、「おもしろ花名」には掲載していない園芸植物を紹介しています。( )内は撮影地。


− さ −

サクララン  ← サクララン 桜蘭 (カガイモ科)
 花が桜に似て、葉がランの仲間に似ることからの名
 だが、桜でも蘭でもない。中心が淡紅色の星形の白
 い小花がボール状に集まって咲く。 (咲くやこの花館)

 サフランモドキ  (ヒガンバナ科)
 タマスダレと同じゼフィランサス属。花は金色の葯と
 白色の雌しべを持ち、濃い桃色。晩春から夏に咲き、
 花弁は重なる。 (淡路島公園)
サフランモドキ
サラサウツギ  ← サラサウツギ 更紗空木 (ユキノシタ科)
 ウツギはふつう白花。それが本種は花弁の外側が
 赤紫色を帯び、内側が白い。加えて八重咲きで、2色
 が微妙な色合いを織りなす。 (大阪市立長居植物園)

 サンゴシトウ 珊瑚刺桐 ヒシバデイコ (マメ科)
 変わった名は、花、枝、葉の特徴に基づく。 赤く密生
 する花を珊瑚に、枝の刺と、3小葉だが広い葉を桐
 のようだとして名づけられた。 (京都府立植物園)
サンゴシトウ

− し −

シャウエリア  ← シャウエリア Schaueria (キツネノマゴ科)
 S.calycotricha。花は細長い筒状で、淡黄色。 上
 唇は切れ込まないが、下唇は3裂する。萼は淡黄色
 で裂片は細くひげ状。 (兵庫県フラワーセンター)

 シャクチリソバ 赤地利蕎麦 (タデ科)
 チベットや中国南部の高地原産。一年草のソバと違
 って多年草なので、宿根ソバとも呼ばれる。秋には白
 い小さな花が多数咲く。 (京都府立植物園)
シャクチリソバ
ジャケツイバラ  ← ジャケツイバラ 蛇結茨 (マメ科)
 つる性落葉低木。鋭い刺があり、葉は羽状複葉。初
 夏に、黄色5弁花を総状につける。茎のもつれる様
 子がとぐろを巻くヘビに似る。 (京都府立植物園)

 ジャコウアオイ 麝香葵 (アオイ科)
 ムスクマロウ。茎につく葉は互生し、細かく切れ込む。
 7〜8月に白または淡紅色の花が咲く。花弁は5個
 あり、先端がへこんでいる。 (びわ湖バレイ)
ジャコウアオイ
シュウメイギク  ← シュウメイギク 秋明菊 (キンポウゲ科)
 京都の貴船山付近に多く野生化していたことから
 船菊
の名も。秋に菊に似た白色・淡紅色の花を開く
 がキクではなくアネモネの仲間。 (とっとり花回廊)

 シロタエヒマワリ 白妙向日葵 (キク科)
 ヒマワリは若い蕾のみ太陽を追い、夜に向きを戻す
 (牧野富太郎)が、本種は開花後も太陽を追う。葉は白
 い絹毛におおわれ、白妙の名が。 (京都府立植物園)
シロタエヒマワリ

− す −

スティロメコン  ← スティロメコン Stylomecon (ケシ科)
 写真は、スティロメコン・ヘテロフィルム(S.hetero
 phyllum)。4〜6月に橙色の4弁の花を咲かせる
 とのことだが、詳細不明。 (京都府立植物園)

 

 

 

− せ −

センノウ  ← センノウ 仙翁 (ナデシコ科)
 京都の寺にちなむ名を持つ、撫子によく似た深紅色
 の5弁の花。室町〜江戸時代には茶花などに珍重
 されていた。幻の園芸植物。 (京都府立植物園)

 

 

 


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− Photo : Yasuda Hiroshi −