花写真−ソメイヨシノ・ソランドラ


ソメイヨシノ ソメイヨシノ(バラ科)
染井吉野、学名:Prunus×yedoensis

花といえば「桜」。春の陽光をあびて咲ききそう淡紅白の花容に、人々が訪れた春の喜びをたくす心の花。
桜といえば、「染井吉野」が代表格。元々自然には存在せず、江戸末期、江戸染井村の植木屋がオオシマザクラとエドヒガンをかけ合わせ「吉野桜」の名で売り出したが、奈良吉野の桜(ヤマザクラ)と紛らわしいとのことで明治になって改名されたという。
古今和歌集には吉野が桜の名所とあり、「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」(在原業平)、 「久方のひかりのどけき春の日にしづ心なく花のちるらむ」(紀友則)など桜の歌が最も多く収載されている。

撮影地:万博自然文化園
年月日:'01/ 4/ 1


 こちらに、山桜・大島桜・寒緋桜・十月桜など万博公園に咲く いろいろなサクラの写真があります。
   また、花びらが緑色の珍しいサクラ ギョイコウ もご覧下さい。


ソランドラ ソランドラ(ナス科)
学名:Solandra maxima

生育旺盛で木質の茎を持ち、よじ登る。葉は常緑性で楕円形の光沢のある緑色。メキシコ、中央アメリカ、ベネズエラの熱帯雨林帯に自生。
春から夏に、夜に香る、幅広いトランペット形の大きな花(花径15cmほどにもなる)を咲かせる。紫色の脈を持ち、淡い黄色、後に金色になる。
らっぱばなとも呼ばれる。

撮影地:大阪花博記念公園・咲くやこの花館
年月日:'02/ 3/ 7


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