Rev.003




PC-ME10




このページは、MEのメインマシン「PC−ME10」の作成過程をレポートするコーナーです。(^.^)v








1.構想を練る



 現行のメインマシン「PC-ME8」は2018年3月に誕生し、2025年9月時点で7年が経過している。

 性能的に何ら問題はなく、Windows11が快適に稼働している(Core-i7の第8世代)が、そのデータのバックアップに使っている「PC-ME7」は2013年4月に誕生し、既に12年が経過している。さすがにCPUはCore-i7の第3世代であり、Windows11には移行できないまま、Windows10のサポート終了時期が近づいてきた。

 そこで、まだ発売されていないCore Ultraの第3世代が発売されるのを待って、来年(2026年の3月頃)に「PC-ME10」を作ることにした。もう、PC自作雑誌も発売されていないので、Core Ultraの第2世代をベースに、価格.comとにらめっこして、構成を考えてみた。



2.PCの構成を決める



 ずっとRAID10に拘ってきたが、大容量のM.2なSSDも当たり前になってきたし、SATAコネクタの数も4つぐらいが標準になってきたので、HDDレスでシンプルな構成のPCにしたい。ただ、BDは載せたいし、5インチベイは2台分は欲しい。

 あと、CPUクーラーは水冷だと寿命が短いので、空冷にしたい。温度表示ができるDEEPCOOLのAK620 DIGITAL PROを見つけたので、これを基準にどんどんパーツが決まっていく。

 CPUクーラーが多機能なので、ケースファンを派手派手に光らせる必要はないのだが、CPUクーラーの光り方がわからないので、ひとまず光るケースファンを買って、ソフトで光り方を調整することにした。

PartsMakerModelSpec予算
PCケースCooler MasterMasterBox CM694 TG5"*2 Middle Tower\18K
M/BGIGABYTEZ890 A ELITE WIFI7Z890,LGA1851\33K
CPUIntelCore Ultra 7 265K BOX8P+12E/20T,3.9GHz\52K
MEMcrucialCP2K32G64C40U5BDDR5-6400 32GBx2\32K
VIDEOなしCPU内蔵Intel Graphics\0K
電源ユニット玄人志向KRPW-GA750W/90+80PLUS Gold,プラグイン,750W\10K
CPUクーラーDEEPCOOLAK620 DIGITAL PRO0サイドフロー空冷\14K
ケースファンSILVERSTONEVISTA 120 ARGB120mm×3\6K
BDドライブPionnerBDR-S11J-XPC-ME7から移設\0K
SSD-1WDBlack SN81002000GB/M.2(NVMe),Gen5\42K
SSD-2WDBlack SN71004000GB/M.2(NVMe),Gen4\36K
O/SMicrosoftWindows11 Pro64bit DSP版\25K
その他未定必要に応じてパーツを追加\5K
合  計約\275K




3.PCのパーツを集める

3.1 ケース(2025年9月)


 価格.comとにらめっこしつつ、どのパーツをどこで買うかを検討を進める。ほとんどのパーツは通販で買うとして、メインPCとして、最重要パーツであるケースを買った。

 5インチベイのあるケースって本当に貴重だし、売り切れたら困るので、即確保。




とりあえず、箱から出した。やっぱり、側面が強化ガラスなのが、イイね。





 両側のパネルを外してみる。ネジやインシュロックなどの付属物にマニュアル。




 バラしてみたら、奥から3.5インチベイが3個に、2.5インチベイが2個。電源ユニットカバーに、5インチベイのワンタッチ固定部品、5インチベイ用のファン固定ステーに、ビデオカードの固定ステー。

 もったいないけど、使う予定のない3.5インチベイ2個と2.5インチベイ2個、5インチベイ用のファン固定ステーは廃棄することにした。それでも。3.5インチベイ1個で2台のHDD or SSDは増設できるから、使用上は問題ないだろう。逆に、3.5インチベイを全部つけていれば、フロントファンの近くに来るので、風の通りが悪くなりそう。


3.2 電源ユニットとケースファン(2025年9月)


 ケースに対して、各ケーブル長に問題がないか確認するため、電源ユニットとケースファンを購入。(調べて買ったので、多分問題ないだろうけど、現物合わせしてみないとわからないこともあるので。)





 電源ユニットのATX24ピンケーブル、ATX12Vケーブル、SATAのケーブルは問題なく届くことを確認。





 こっちは、ケースに標準装備のケースファン(3ピンタイプ)。




 それを光るケースファンに取り替え。4ピンケーブル(50cm)とARGBケーブル(80cm)が、伸びている。

 一旦フライング購入はここまで、あとは、Core Ultra 7の第3世代が発売されるのをひたすら待つ。(^_^;


3.3 小物類(2025年10月)



 必要になるであろう小物類を購入。左からAINEXのマザーボード用ブザー、同社のRGB端子連結強化バンド、エレコムのSDカードリーダー、AINEXの電源/リセットスイッチ有線リモコンである。

 特に一番最後の「電源/リセットスイッチ有線リモコン」は、ケースの上部にある電源スイッチやUSB端子が使いにくいのを改善するために、購入したものである。




3.4 MEM、SSD(2025年12月)



 生成AIブームによるHBM(High Bandwidth Memory)への需要拡大により、コンシューマ向けのメモリ不足が発生し、価格の高騰が止まらない。さらに、crucialがコンシューマ向けメモリの撤退を発表したから、¥32Kで買える予定だったDDR5-6400 32GBx2が¥110Kまで値上がりしていた。

 色々メモリについて調べていたら、チップセットZ890ではCUDIMM(Clocked Unbuffered DIMM)という高速化と信号品質の安定性を向上させたメモリが使えることが分かり、ネットで探し始めたら売り切れが続出。メモリが安定供給されるのは、2027年以降になるという情報もあり、値上がり始めたSSDも一緒に買うことにした。




 メモリ容量は64GBから48GBに減ることになったが、G.SKILLの「F5-8200C4052G24GX2-TZ5CK」(DDR5-8200 24GBx2) を¥86Kで駆け込み購入。(^_^;

SSDはGen5の2000GBが¥5K値上がり、Gen4の4000GBが¥11K値上がりしていたが、こちらも購入。ついでにDSP版のWin11 ProのDVDも購入。トータルで¥200K超えの買い物となった。(;_;) ウルウル

 CPUとM/BがあればPCが完成してしまうが、予定通りCore Ultra 7の第3世代が発売されるのをひたすら待つ。(^_^;