K地区では、安全管理の指導また道路・建屋等共用部の安全管理を行う部署として安全課が設置されていました。安全課は安全委員会の事務局としての役割も担っていました。
通勤時の安全確保から研究開発試験時の安全確保まで、様々なことがらに対処すべく 啓蒙活動をしたり、安全確保のための仕組みの構築をしたり、安全対策が確実に実行されているかを チェックしたりするのが安全課の任務です。
もちろん 安全課の課長はじめ課員は 各研究開発について専門知識を持っているわけではありません。そこで リスクアセスメントでリスクを明確化し その対策を確実に構築しているかをチェックしたり、研究開発用の設備を新規に導入したり改造したりする場合は 多岐にわたるチェックリストで 安全確認を行わせることをしたりして、研究開発実施部署と安全課の両輪で安全確保を図っていました(参照 余談:研究開発リーダーは 早く成果を出したい )。
正に安全課は、安全確保のための要であり、研究開発の成果を早く出そうと 勇み足になりがちな研究開発実施部署の 歯止め役 でもありました。
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