K地区では、安全管理 の一環として、事故にならなかったヒヤリ事例も安全掲示板で紹介して、事故の未然防止を図る努力が払われてきました。


 ところが、2009年度初めに安全課課長が変わってしばらくすると、ヒヤリ報告はK地区内ネットワーク上の申請データベースで行う仕組みに変更となり、ヒヤリ発生部署関係者と安全課しか見ることができなくなっていました。


 所属部署R部で報告(申請)したヒヤリは 閲覧することができていましたので 最初は気付きませんでしたが、あまりにヒヤリ発生件数が少ないので 調べてみて、非公開であることが分かったわけです。


 「ヒヤリをなぜ公開しないのですか?」と何度も安全課に問い合わせをしましたが、「今改善しています」という課長からの返答が繰り返されるだけでした。  あらためて公開になったのは、問題の安全課課長退任後の2015年になってからでした。


                   次へ ⇒ 第14節
                   戻る ⇒ 第二章目次