2節で述べました安全委員会の実態に気づいてから、ひょっとすると安全委員会の内容が伝達すべき人たちに伝達されていないのではないかと、委員会資料や議事録が掲載されている安全掲示板(電子掲示板)へのアクセス履歴を 調べてみました(伝達するには 掲示板へのアクセスが必要となるはずです)。


 すると、委員会で議決権を持つ労使それぞれ9人の運営委員の内 半数ほどが、安全掲示板をほとんど見ていないことが分かりました。


 安全委員会の労働組合側運営委員には、同じ市内のJ地区に在籍している方々もいるため(労働組合側は約半数がJ地区に在籍)、J地区の安全掲示板は見ていてもK地区の安全掲示板を見ていないのではと思い、それらの方々に問い合わせをしましたが、ひと月経っても返信はなく、掲示板へのアクセス状況の変化もありませんでした。


 不思議に思い、以前仕事上関係のあった一人の委員に問い合わせてみましたら、J&K地区支部の書記長から「Re:K地区_〇〇さん対応(安全掲示板)について」(〇〇は私の名字)という“不思議なタイトル”のついた“お詫び”の返信がありました。
 私に なぜ お詫びをされるのか 分かりませんでしたが、その後は K地区安全掲示板へのアクセスが確認されるようになりました。
 J地区在籍の労働組合側運営委員には K地区安全掲示板へのアクセス権限が付与されていなかった とのことで、安全課課長によってアクセス権限が付与されたということでした。


 安全委員会運営委員議決権を持つ責任ある立場 のはずですが、少なくとも J地区の委員たちは単なる 数合わせメンバー だったとしか思えない状況でした。


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