指導者たるべき安全課課長による5年に及ぶ不適切な安全管理が その上司の業務部長(総括安全管理者代理)、また、本部長(総括安全管理者)に放置し続けられていましたので、2014年春には 改善すべき事項をまとめた資料を 業務部長及び本部長に送ったり、安全掲示板に 数々の問題点をまとめて掲示したりして 改善を求めましたが、形だけの回答しかありませんでした。


 そこで 安全課による不適切な安全管理問題を 安全委員会の議題に載せ、根本原因の究明・対策・再発防止を実行するように求めました。
 本提案も無視の様相でしたので、「議題にしないなら本社の安全推進部に上げます」と通告すると、ようやく翌月7月度の安全委員会で議題とすることになりました。


 ところが 同時に、安全委員会の参加者は、“運営委員(安全管理者または労働組合役員で議決権を持つ各9名)と 議決権のない安全管理者 と 業務部員 のみに限定”という 参加者ルール変更 が行われておりました。
 そして それは 7月度安全委員会の前に 地区内に突然通達されました。


 第一章4節で述べました通り、“安全委員会への自由参加”は、
@各部署の安全担当者は、現場に近い担当者の立場で直に委員会の内容を
 把握し、現場での安全確保に活かす
A各業務(試験等)を束ねる役割を担っている方々も参加し、
 直に安全管理のあり方を学ぶ
という趣旨であったはずなのですが、何の議論も行われることなく、反古になっていました。


 私は その時R部の責任者(安全管理者)を降り 再雇用の身分でしたので、安全委員会に参加して そのことを指摘することはできませんでした。
 「参加ルール変更に当たっての 労使での議論内容を 教えてほしい」と申し入れを行いましたが、返答はありませんでした。


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