第四章5節6節で述べましたとおり、上司の所長や人事・総務・業務系の方々の言動から推察しますと、とにかく 不都合な事実が書かれた文書を すべて削除したい という思いが あったようです。


 それで、“1年ごとの再雇用契約”を交渉力として 文書を削除するよう 説得を試みたが 不調に終わったので、業務内容の修正と警告書 で これ以上の 掲示板への投稿 および 記事の掲示期限の更新 をさせないようにし、掲示期限がくることで 不都合な記事が消えていくように したかったのだ と思います。


 ところが、私が 掲示文書の掲示期限更新 や 掲示板への投稿 を、重要な内容に限っていたとはいえ 止めなかったので、就業規則を盾に不思議な理由付けをして懲戒処分 とし、再雇用契約を更新せず 雇い止めにしたのではないでしょうか。


 いずれにせよ、安全課課長、その上司の業務部長・本部長または所長、安全委員会・総括安全管理者、安全推進部部長、監査役と、安全を守るはずの5段階の“”の方々が全員K地区における安全管理の問題無い と言えば、人事部長も社長もその判断に沿った行動になってしまうのではないかと思います。


 残念なのは、本部長から総括安全管理者を引き継いだ上司の所長が、“意見を聞き 議論を重ねた上で 責任を持って判断をする” のではなく、見えないところで 人事部とともに懲戒処分への道筋を 作りあげていたことでした(参照:余談:自らの考えを直に部下に言おうとしない上司 )。


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