前節 で 述べました通り、会社からの “再雇用契約更新をしない” 旨の 通知と 同時に 懲戒処分の通知が 人事部長からありました。その内容は 不思議な内容でした。

 そこで「誤解ではないでしょうか」と 懲戒処分見直しの依頼をしてみましたが、受け入れられることはなく、2016年6月末で雇い止めとなりました。

 不思議な 懲戒処分の理由 と “本懲戒処分に関する窓口” の人事部副部長宛メール経由で 人事部長にお伝えした 私の意見 を以下に紹介します。

処分理由1:2016年2月22日に社長・会長宛に安全業務に関する
      意見具申のメールを送付

⇒ 社長からの返信「実態調査を進めます」の 調査状況を
 お伺いしても 懲戒処分
の対象  [詳細はこちら]

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処分理由2:2016年3月 1日にイントラネット上の掲示板
      (安全手帳)の更新
処分理由7:2016年3月31日に安全手帳に関する
      K地区ニュースの更新

⇒ 安全手帳を 事故の再発防止に役立てようとする
 活動であっても 懲戒処分
の対象 [詳細はこちら]

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処分理由3:同年3月17日に人事副部長宛に安全管理に関する
      意見具申メール送付
処分理由4:同年3月30日上記メールに関する
      回答督促のメール送付

⇒ グループ会社での 死亡事故と 同様な事故が 半年足らずで
 発生したことに関する “全社への注意喚起提言”であっても
 懲戒処分
の対象         [詳細はこちら]

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処分理由5:同年3月30日に高所作業台に関する掲示板への書き込み

⇒ グループ会社での死亡事故と同様な事故が 半年足らずで
 他地区で 発生したことに関する “K地区での注意喚起文書
 の掲示” であっても 懲戒処分
の対象  [詳細はこちら]

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処分理由6:同年3月30日にリスク予測に関するK地区ニュース更新

⇒ 他地区での 爆発による死傷事故と 同様の危険がある試験装置
 導入時の 危険予知と対策 に関する紹介文書の 掲示期限 更新で
 あっても 懲戒処分
の対象       [詳細はこちら]

 初めから“懲戒処分ありき”で ものごとが進み、形だけは整えて懲戒処分にし、意見を言う社員を排除したということのようでした。
 安全を何より重視すると謳っている会社 のはずなのに 不思議な対処 でした。


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