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新潟の味2005年

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12月 「切り干し大根漬け」
 11月12月の頃採れる大根を寒風にさらし、生の大根と一味違う食材としてさまざまな料理に使うのが、越後人の得意技です。
 寒風にさらす方法も、さまざまです。丸のまま干す、割って干す、輪切りにして湯がいて干す等々。料理法もこれまたいろいろ。干すことにより、ビタミンDが増加し、大根の旨味も増し、さらに保存性も高まる、正に、雪国にうってつけのものと言ってよいでしょう。

今回は、本間家の切り干し大根漬け、松前漬け風を紹介します。

材料
大根(中)   干したもので2本分
人参     1/3本
しょうが   一片
干し昆布  30cm
するめ    1枚
しょう油   大さじ7
砂糖     〃  2,5
みりん    〃  2,5
赤唐辛子  好みで1本

作り方
事前にしておくこと 大根をよく洗って、皮をむき、縦に八つ割にして、紐で編み雨の当たらない風通しのよい所につるし、15〜20日くらい干す。
1 乾いた大根を湯で洗い、水を切り、薄く小口切りにする。
2 昆布は酢を含ませた布きんで拭き、はさみで千切りにし、酢少々ふりかけておく。
3 するめも同様にし、酒少々熱くしふりかけ蒸らしておく。
4 人参は千切りにし、酒少々ふっておく。
5 しょうがも千切りにする。
調味料を一緒にして煮て冷まし、1〜5の材料を合わせ、時々上下を返して混ぜ合わせ、3〜4日で食べられる。

    

11月 「いとこ煮」
レンコンといえば、中之島町の大口レンコンが良品として有名です。鉄分を含む土のため皮はちょっと黒っぽいですが、あくは少なく、酢水に漬ける必要はないそうです。
いとこ煮とは、レンコンと小豆を一緒に煮たものですが、名前の由来は、両方ともでんぷん性の食品だから名付けられたとも、材料を順々に「追い追い」入れて煮るから「甥々」に引っかけたシャレだとも言われていると聞きました。

今回は白井家のいとこ煮を紹介します。

 作り方(材料、分量は適宜)
@レンコンは皮をむいて、太いものは4つ割にし、
  乱切りにする。
A小豆は洗って火にかけ、煮立ってきたらゆでこぼし、
  水を入れて煮る。
B半分くらい煮えたところにレンコンを加え、さらに煮る。
C水が少なくなったら差し水をし、レンコンと小豆が柔らかくなったところで塩を入れ、水気がなくなる  まで煮る。

 新潟の郷土料理としては、普通塩味で食べますが、お好みで砂糖を加えてもよいでしょう。
10月 「糸うり料理」
糸瓜は「なます瓜」とも言われます。外見からは想像しにくいのですが、茹でると中の実の部分が糸のようにほぐれ、酢の物などにして食べることが多いのです。食べるとサクサクとした歯ざわり、癖のない味なので今では、いろんな味付けがされて食卓にのぼります。収穫は9月頃なのですが、丸のままにしておくとかぼちゃのように、2ヵ月くらいは保存しておけるので、便利です。1個1kg位はあるので、料理するとかなりの量になります。最近は小家族傾向なので、料理する時は半分お隣などへおすそわけすることが必要かも。

今回は米山家の作り方を紹介しましょう

作り方
@糸うりは半分に割り、種とわたを取り除く
A3センチくらいの半月形に切り茹でる。
B水の中でほぐしていくと糸状になるので水にとってざるに上げる。
C味付けは好みで。酢の物が一般的だが、マヨネーズや胡麻和え、梅肉和えもおいしい。
   (右上の写真は外観。左下写真は胡麻和えのもの)

9月 「かきあえ生酢」「ずいきの酢の物」
 今月は酢の物2品紹介します。

新潟市内のスーパーなどでは、「食用菊」などと書いて売っている所はない、と言ってよいほど、食用菊は「かきのもと」で通っています。9月に入り、「かきのもと」が店頭に出回り始めました。シャキシャキとした歯ざわり、菊独特のかおり、黄色や紫の鮮やかな色、季節感を感じさせてくれる食品です。
 先ずは、食用菊を使った、本間家の「かきあえ生酢です。
材料 4人分

菊   100g
しらたき 1/2袋
干椎茸 大3個
玉ふ 1/4袋
れんこん 100g
きゅうり 小1本
ゆず   少々
調味料A みりん 大2
       しょう油 大1
       砂糖  大1
       出し汁 大3 
調味料B 酢    大4
       砂糖  大2
       塩    小1/2
調味料C クルミ カップ1/3
       砂糖  大3
       酢   大2
       しょう油 小2
       塩    少々

作り方
@ たっぷりの湯を沸かし、塩と酢を入れ菊を入れ、2〜3分菊を返しながら茹で、水にさらす。(塩漬け菊なら一昼夜水に浸し塩を出してから茹でる)
A しらたきは酢少々入れた湯の中で茹で、3cm位に切る。
B 干しいたけはもどして石づきを取り、半分に切りさらに細い千切りにし、調味料Aで煮る。
C れんこんは皮をむき、酢水にさらしてアクを抜き、いちょう切りにしさらに酢水にさらしてから、調味料Bで煮る。
D きゅうりは板ずりし、小口切りにし、塩をふりしんなりしてきたら水洗いをししっかり絞る。
E ミキサーに調味料Cを入れ、1分ほどかき混ぜる。(ずり鉢を使う場合は先ずクルミをよくすってから他の材料をする)これをボールにあけ、@〜Dの材料とそのままの玉ふを入れあえる。
F 鉢にこんもりと盛り、ゆずの千切りを天盛りにして出来上がり。

 次は、酢ずいき(ずいきとはやつがしらという里芋に似たいもの茎です)。ずいきの名の由来は夢窓国師疎石のうた”いもの葉に置く白露のたまらぬは これや随喜の涙なるらん”が起源だとものの本に書いてありました。 ほんとうにさっぱりして美味しく、ヘルシーな食品です。だんだん若い方には面倒で忘れられそうな食材ですが、近頃は皮をむき、カットして袋詰で売っているのもみました。もちろんパック詰の完成品もありますが手作りがぜったい美味しいです。)
では、米山家の「ずいきの酢の物」をどうぞ。

材料
 ずいき  500G
 酢  2分の1カップ
 砂糖 大さじ1
 きざみのり、しょうがすりおろしなど薬味少々
作り方
@ずいきは洗って皮をむく(手に酢をつけてむくと手先が黒くならない)4センチくらいの長さにそろえて切る。
A沸騰したお湯の中に酢をいれ、切ったずいきを入れる。
Bかきまわしながら箸が通るようになったらザルにあげる。
C酢と砂糖をまぜたボールにしっかりしぼったずいきをいれる。
Dボールの中のずいきがピンクに染まり、汁がでる。
Eもう一度酢と砂糖をまぜた容器にDをしぼって入れる。
Fお皿に盛り、きざみ海苔をかける。(しょうが、ゆずなどでもよい)

8月 「そうめんと付け汁」
暑い夏のそうめんとつめたい付け汁は喉ごしさっぱりで、たまらない美味しさです。
今回は、千原家の「そうめんと付け汁」をご本人のコメントつきで紹介します。

玄関の戸は開いたままで、すだれが下がっている、新潟の下町の風景を思い浮かべてください。近所のおじいさんに「お昼食べにきなせえ」と、誘われてご馳走になりました。そこのお宅はおばあさんもお嫁さんも在宅していましたが、おじいさんが作ってくれました。それがとっても美味しかったのです。
この出来事は何年も前のことです。以後その時のことを思い出しながら、こんな味加減だったなとまねながら作ってみています。

材料 4人分
そうめん・・・・ (300〜400g)
なす・・・・(できたら丸ナスのほうがおいしい)1ケ
みょうが・・・・・・1ケ
玉ねぎ・・・・・・・1ケ
だし汁・・・・・・・4カップ
しょうゆ・・・・・・150CC
みりん ・・・・・・100CC
砂糖 ・・・・・・・大さじ1

作り方
@ だし汁を煮立て、しょうゆ、みりん、砂糖を入れてつゆをつくる。
    総じて甘いあじです。
A ナスを半分に切りたてに薄切り、玉ねぎも半分に切り縦に薄切り、みょうがもたてにうすぎりにする。
B @のつゆに、Aの野菜を入れてひと煮たちさせる。
C 汁は冷ましておく。
D そうめんをゆでる。
 (できるだけ食べる間際にゆでるのがよい)

7月 「焼なす」
新潟はナスの種類の多いところです。丸なす、長なす、鉛筆なす、十全なす、水なす、漬けなす、長岡には巾着なすもあります。
焼きナスはやはり焼いて食べるのが一番おいしくて簡単です。
暑い時に熱いものをふうふう吹きながらというのもありますが、冷蔵庫で十分冷やしてからいただくのもとてもおいしいです。

今回は冷たくしていただく佐藤家の「焼きなす」です。しょうがの風味がなすを引き立てます。

材料  4人分   

焼きなす  2個 あまり太めでない方がよい
しょうが  1かけ

作り方
1 洗ってよく水気をふき取ります。
2 焼きます。網で焼いてもいいですが、ガスコンロのお魚を焼くところで焼いてもいいです。へたはつけたままの方が汁がこぼれなくて良いと思います。途中で向きを変えてまんべんなく火が当たるようにします。
3 焼けたら取り出し、少し冷ましてから皮をむきます。水にはつけません。へたの下に菜箸を入れて引くと楽に皮がむけます。
4 冷やしてからおろし生姜とお醤油でいただきます。

6月 「笹団子」
中高年の越後人なら、子どもの頃笹団子つくりを手伝った記憶はきっとあるはず。そのくらい、どこの家庭でも5月6月頃には団子つくりをしていたものです。でも今は、ヨモギも笹の葉も手に入りにくくなり、いつしか、笹団子は買って食べるものという家庭も多くなってきました。とはいえ、笹団子が新潟の名物であることは今も変わりありません。

今回は、自宅ではもちろん、地域の子ども達にも作り方を教えているという山田家の「笹団子」を紹介します

材料(約50〜60個分)(多いときは半量でもよい)
@もち米の粉・・・・700g
Aうるち米の粉・・・300g
B砂糖・・・・1カップ
C熱湯・・4カップ
D乾燥もちぐさ(よもぎ)80〜100g
Eつぶあん・・・1.5kg
F笹の葉・・・150〜180枚
Gすげ・・・50〜60本
Hサラダオイル・・・少々

作り方
1 大きいボールに@,A.Bを入れ良く混ぜ合わせる
2 中心を凹ませその中にしっかり水気をしぼったもち草を置き熱湯50CCくらいをもち草にそそいでこねる。
3  もち草のかたまりにまわりの粉を少しづつまぜこみながら、力強くこねる。中心部に熱湯を少しづつ注ぎながらこねる。
4 @ABが全部まざったらしばらくこねる。こねあがったら1個30〜40gにちぎる。全部ちぎり終えてから丸める。
5  直径7〜8cmにのばし、あんを包んで俵形にする。手のひらにHを少量つけお団子をころがしてうすく全体にサラダオイルをつける。
6  笹の葉は表を内側にして3枚で全体を包む。すげで結ぶ。
7  5個づつ束ね、10個1組にして余分なすげを切る.。 蒸し器にいれ、15〜20分強火で蒸す。蒸しあがったら風どおしの良いところに置く。

5月 「さつき寿し」
今月は里山で採れる旬の野菜たちを使ったおもてなしにもピッタリな料理を紹介しましょう。

“春野菜からの元気のおすそわけ”
ともいえる一品、白井家の「さつき寿し」
(ちらし寿し)です。

材料と作り方(4人分位)

米      3カップ
昆布だし  3カップ
合わせ酢 酢(米酢) 60cc
       砂糖    大さじ3、5
       塩      小さじ2、5
筍      100g (出し汁ひたひた、しょう油大1、砂糖大1、5)
干し椎茸  3枚 (戻し汁ひたひた、しょう油大1強、砂糖大1、5、みりん大1)
うど     1/2本 (出し汁大4、砂糖小1、塩小1/4、酢小1)
ふき    1〜2本 (出し汁1/2カップ、酒大1、薄口しょう油大1/2、塩小1/3)
にんじん  60g (出し汁1/2カップ、砂糖小1、塩小1/4)
木の芽(山椒の若葉) 少々(5〜6枚)

@米は洗ってざるにあげ、30分以上は昆布出汁に浸した後炊く。
A合わせ酢の材料を合わせ、よく溶かす。ご飯が炊き上がったら、8〜10分蒸らした後、合わせ酢をふりかけ寿し飯を作る。
B筍は3cmX0、5cmのたんざく切りにし、分量の調味料で煮、汁を切っておく。
C干し椎茸は水に戻し、柔らかくなったものを薄切りにし、戻し汁で4〜5分煮た後、しょう油砂糖を入れ、汁が少なくなったら仕上げにみりんを入れる。
Dうどは筍よりもやや大きめのたんざく切りにし、分量の調味料でさっと煮る。
Eふきは板ずりして3分位茹でる。水にとり皮をむき、斜めの輪切りにする。分量の調味料で煮て汁を切っておく。
Fにんじんは筍と同じ大きさに切り、分量の調味料で煮て汁を切っておく。
G寿し飯に、味の濃いものから順に具を混ぜ合わせ、最後に木の芽を飾る。

今回は来客向けに、ていねいに見栄えもよいようにする場合の材料や作り方を記しましたが、家庭用とか急ぐ場合とかは、具は椎茸を除いて全部一緒に煮てもよいでしょうし、材料も適当にアレンジすると我が家の味になってまた楽しいでしょう。最後に飾る木の芽は、絹さやや三つ葉など手に入りやすいものに変えてもかまいません。
材料に蛋白質が少ないので、かまぼこやエビなどを入れるのもいいかもしれません。また付け合わすおかずにそういうものを添えるのもいいでしょう。

4月 「 蕗味噌」
春先に土手に顔を出すふきのとう、てんぷらや和え物などいろいろに使われ、あの少し苦い味が、春の訪れを感じさせてくれます。ちょっと手をかけて、ふき味噌などにすると、ご飯の友として何日も楽しめます。

今回は米山家の「蕗味噌」を紹介します。(写真はちょっと水分が多くて失敗、と本人が言ってました)

作り方
1 蕗は洗ってゆでこぼす。(あくがあるので苦味の苦手の人は2度ゆでこぼしても良い。水にとってさらし、よくしぼり、みじんに切る。)
2 鍋にみそ、みりん、砂糖、酒を適当に入れ煮詰める。味は辛くも甘くも好みでよいが、冷凍保存するときは、砂糖を効かせるとよい。
3 ここに細かく切った蕗をいれ、さっと混ぜて出来上がり。

3月 「 粕汁」
新潟で、よく食されている魚に、鱈や鮭があります。それを使った、温かい料理としてはいろいろありますが、「粕汁」もその一つです。「粕汁」は主に寒い時期のものですが、まだ寒さの抜けない3月頃にも食卓に上ります。
酒粕によるとろみが汁を冷めにくくしていて、体の心まであったまります。

先ず、
鱈を使ったあっさりめの本間家の「粕汁」から紹介しましょう。

材料と作り方(4人分)

鱈     中1尾(4切れ)
酒粕    70g
出し昆布 15cm
味噌    100g
ねぎ    中1〜2本

1 鱈の切り身は薄塩を振り、15分後水洗いし、水分を切る。
2 7カップに水に、出し昆布を入れ、火にかけ、沸騰直前に取り出す。
  この出し汁1カップで、酒粕を軟らかくといておく。
3 2に出し汁に1の鱈を入れ、溶いておいた酒粕も加える。
4 火が通ったら、味噌を加え、ねぎのぶつ切りを入れ、あつーいところをいただく。

次に、塩鮭を使った具がたっぷりの桜井家の「粕汁」です。

材料と作り方(4人分)

塩鮭    2切れ (1切れを4つくらいに切る)
酒粕    100g
出し汁   800g 
  (鮭や野菜からだしが出るので、水でもよい)
じゃがいも 中1〜2個
  (里芋でもよい。2cm角位に切る)
にんじん  50g (厚さ5mm位のいちょう切り)
大根     100g (厚さ5mm位のいちょう切り)
味噌    30〜50g(塩鮭の塩分によって加減)
ねぎ    10 cm (小口切り)

1 出し汁を入れた鍋に根菜類を入れ、火にかける。、
2 野菜に少し火が通ったところで、1カップほど汁を取る。(これで酒粕を軟らかくといておく) 塩鮭を入れる。
3 塩鮭を入れて少ししたら、溶いておいた酒粕も加える。
4 野菜に火が通ったら、味噌を加え、一煮立ちしたら、ねぎを入れ、火を止める。

2月 「煮菜」
「煮菜」は雪国に伝わる昔からの懐かしい味です。秋に漬けた地ものの菜に豆のたんぱく質を加え、美味しく味付けして、フーフーいいながらみんなで食卓を囲みます。今流行のスローフードというところでしょうか。漬け菜の独特の味やあまり彩りがよくない点がチョッと若い人に受けないかもしれませんが、食べてみると味わい深く、なかなかのものです。お子さんのいる家庭では、にんじんなどを加えて、彩りを華やかにしてみるのもいいでしょう。
今回は、
酒かすを入れた米山家の「煮菜」を紹介します。

材料と作り方(10人分位)

漬け菜1株分(500g )
油揚 50g
うち豆 50g(水にもどし、柔らかくしておく)
板粕 100g(酒で溶いておく)
調味料(煮出し汁、みそ、みりん、しょうゆ、
       砂糖、酒それぞれ適量)  

漬け菜(タイ菜、野沢菜の漬けたもの)を塩辛いままゆでて柔らかくする。
柔らかくなったら水に浸し塩分をぬく。(少し残したほうがいいという人もあり)
戻したうち豆、油抜きした油揚げを適当に切り、だし(煮干がよい)酒しょうゆみりんで煮、そこへ先の菜(3センチくらいにきったもの)をいれて味付けをする。(好みで味噌、酒かすなどを入れると美味しい。写真は酒かす味噌で味付けした例)

1月 「のっぺ」
新潟県下越地方ではお正月に「のっぺ」は欠かせないものです。お正月のお料理と思われているようですが、新潟の冬のお料理の代表的なものといった方がよいでしょう。様々な作り方があり昔は大きな鍋で、さといもや塩ざけのかしらを入れたりしました.。新潟市ではつめたいものを食べますが所によって熱くして食べます。とろみをわざわざつけたり、大根は入らないなど様々のようです。
最近は核家族、食生活の変化であまり沢山作ったり、とろみが強いものは好まれなくなり、少しづつ様変わりしてきています。
早速二家庭の「我が家ののっぺ」を紹介しましょう。

先ずは、
さっぱりとうす味が好まれているという笹川家の「のっぺ」です。

材料と作り方(4人〜5人分)

@大根5cm短冊に切る   
Aさといも中3ケぐらい 
Bごぼう10cm薄くそぐ
Cこんにゃく5cm短冊きり
Dたけのこ小1ケ
E干ししいたけ1〜2ケ水にもどす
Fかまぼこ5cm           
G人参花形に抜く10ケ位
Aぎんなん少々
B鮭一切れ位
Cいくら少々
D貝柱1〜2ケ     

@〜Gを軽くゆがく
◎別にだし汁を作る。水カップ3 お酒大匙2 みりん大匙2 醤油色の付く程度
A〜D@〜Gを煮えにくい順に入れる。あれば最後に盛り付けた後きぬさやをきざんでのせる。

次は
入れる材料をチョッとアレンジしたという本間家の「のっぺ」です。

材料と作り方(5人分)

@さといも 80g 短冊きり
Aにんじん 50g  〃
Bごぼう  50g   〃
Cたけのこ(水煮) 50g 〃
Dれんこん 50g  いちょう切りにし水にさらす  
Eかまぼこ 70g  短冊きり
Fこんにゃく 70g 〃
G干ししいたけ 大2枚 水でもどし短冊きり
H貝柱 2〜3個 水に浸し戻しほぐす
Iぎんなん 10〜15個 甘皮をむいておく
Jいくら 大1 
K鶏肉(もちろん塩鮭可)50g 他のものと大きさを揃え、熱湯をかける
Lオクラ(もちろん絹さや可) 少々 さっとゆでる
A 出し汁(かつお節、干ししいたけ、貝柱のもどし汁など) C3
調味料(塩小1、醤油大1、みりん大1、砂糖小1強、酒大1)

ABはゆで、EFJは熱湯にくぐらす。
鍋に、かまぼこ、いくら、青みのもの以外の材料を全部入れ、火にかける。
煮立ってきたら、ていねいにあくを取り、れんこんに火が通ったら、かまぼこを入れ、火を止めいくらを散らす。
盛りつけてから青みのものを添える。

いかがでしたか。切り方も短冊切りとか、いちょう切りとかあって全体の切り方の統一をするとよいでしょう。料理屋風には煮汁のだしをしっかり取ってぐつぐつ煮込まないことがこつです。

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