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新潟の味2010

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57 「昆布巻き」(2010.12)
 新潟は鮭の獲れるところです。おせち料理に欠かせないのが芯に鮭を巻いた昆布巻きです。暮れになると魚屋さんには塩じゃけの一尾ものがズラ―と並びます。家庭ではこれを余すところなく使い切り、暮れからお正月の料理となって食卓を彩ります。桜井家では毎年、この塩鮭の身以外のところを全部使って昆布巻きを作るのが恒例です。しかも鮭以外の野菜も一緒に芯に巻き込んで栄養豊かな昆布巻きを作ります。実はこの昆布巻きの作り方は実家のある柏崎地方のやり方で、芯を増やすために考え出されたのかもしれません。でも、ほんとうにおいしくて飽きないうえ、これだけ食べていても栄養が偏らないくらい素晴らしい具のとり合わせです。圧力なべで作るとあっという間に骨まで軟らかい昆布巻きが出来上がります。だまされたと思って一度作ってみてはいかがでしょう。
(今回の分量で作ると山ほどできるので適当にアレンジしてください)
材料と作り方(あら1尾分)
 巻昆布2〜5本
 塩鮭のあら(頭、ひれ、中骨、尻尾、など、塩が強い場合1晩塩出ししておく)
 油揚げ5〜10枚
 ニンジン1〜3本
 ごぼう2〜3本
 かんぴょう2〜4袋
 調味料(酒、しょうゆ、砂糖)

1 昆布かんぴょうのほかの材料は長さ7Cm位の細長い形に切っておく。
 (鮭はさっと湯通しした方が臭みが取れる)
2 昆布はさっと水につけ汚れを取ったのち、ざるにあげておく。かんぴょうは塩でもみ洗っておく。
3 昆布を適当な長さ(40Cm前後)に切って端に、細長く切った鮭、油揚げ、ニンジン、ごぼうを並べ、くるくると巻き、かんぴょうで縛る。
  (昆布の長さや幅、によって、中の具の量も1本ずつでも2本でもお好みに)
4 圧力鍋に隙間なく並べ、調味料を入れ、ひたひたよりちょっと多く水を入れ、火にかける。
  ここでの重要ポイント、塩鮭から塩分が出るので、しょうゆはごく少なく、砂糖は多めにがおいしくできるコツ。
  シュッシュと圧がかかったら火を弱めて25分で火を消す。すっかり圧が下がったら出来上がり。
  味がいまいちというときは調味料を足してもう一度ふつうに煮ればOK.

 普通の鍋なら水をたっぷり入れ煮立ったらあくを取りながら半日ほど煮る途中で調味料を入れればいいでしょう。骨まで軟らかくなるところが子どもにも向くおせちの一つです。 
56 8月「きゅうりの佃煮」(2010.8) 
  全国どこでもとれるきゅうり、最近は季節を問わず出回っています。でも、安くておいしい、栄養もあるとなると、今の季節の地ものです。自家用に作っている人でもとれるときは知り合いにおすそ分けしなくてはさばききれない量がとれます。そんな時、佃煮にするのはいかがでしょう。桜井家では昨年旧友から教えてもらいこれはいい、と今年はたくさん作って冷凍したということです。シャキシャキコリコリがたまらなく、ご飯がすすむこと請け合いです。
材料と作り方
きゅうり 500g(4,5本) 
塩    大スプーン1
しょうが 20g
トウガラシ 1〜2本
調味料(しょうゆ大2 砂糖大2 酢大2〜3 みりん大1)
塩コンブ 25g
いりごま 大2

1きゅうりは薄くスライスして塩をして冷蔵庫に一晩置く。
2しょうがは千切り、トウガラシは種を除いて小口切り。
3大きめのなべ(または大きめのフライパン)に調味料を入れ、煮立ったらきゅうりをし〜っかり絞り、いれる。
4続いてしょうがトウガラシも入れ、強火で汁気がなくなるまで炒りつける。
5汁気がなくなったら火を止めて塩コンブごまを入れてまぶす。

冷めたら密閉容器などに入れて冷蔵または冷凍すれば常備菜として役立ちます。冷凍しても歯触りは変わりません。
55  7月「山菜みずの簡単2品」(2010.7
 東北や新潟県北部で収穫される山菜ですが、新潟市民も時にはいただいたりして口にする季節の味、「みず」を番外編としてご紹介しましょう。7月初めに県北朝日村で採ってきたものを戴いたという日野家、今年は次のようにして味を楽しんだということです。
「初めに、蕗のように皮を採り 水でアクを取ります。熱湯で茹でますがシャキシャキ感が残るくらいが良いので様子を見ながら茹でます。とてもきれいな黄緑になります。ここまでが下準備です。

 その1  5センチくらいに茹でて冷ました「みず」を5センチ位に切りお皿に盛り、マヨネーズに少々の醤油を垂らし「みず」の上にかければできあがりです。

 その2  5センチくらいに切った「みず」を少々の油で炒めます。茹でてありますので短時間で良いのですが、その中に鰹の削り節を入れ、醤油少々で味を調えます。醤油の代わりにオイスターソースで味付けしても美味しいですがその時は鰹の削り節は使いません。

 とても簡単なものですが、色がとてもきれいですので楽しんでいます。」  (写真は右がその1、左がその2です)