協会の活動
入会案内
 
     各支部の活動 テスト報告 新潟の味   ティールーム  新潟県
消費者協会
 新潟支部  新津支部  白根支部 豊栄支部  巻支部 

新潟の味2006年

他の年代もご覧ください  2005   2006  2007  2008  2009  2010  2011  2012  2013 2014  2015  2016  2017


12月 「錦卵」
  晦日になるとおせちの準備を始めます。新潟でも海のもの山のもの畑で採れたものなどなどを使い、たくさんのお料理を作ります。その中で、色がきれいで、子どもにも好評の一品に卵料理があります。特に新潟だけというものではないけれど、おせちには欠かせない物です。今回は小林家の「錦卵」を紹介しましょう。来客にも大好評とのことです。

材料
卵(M) 10 個
砂糖   100 g
    
作り方
@ 卵を固ゆでにして白身と黄身に分けておく。
A 白身と黄身を、それぞれ裏ごしにかける。
B 白身をふきんに包んでしっかり水を絞る。(驚くくらい水が出ます)
C 砂糖を30gと70gに分ける。
白身に30g、黄身に70gの砂糖を入れ、箸でかきまぜる。(黄身はかるく、ふわっと)
D 流し箱に(流し箱が無い場合はガラスまたはステンレスの容器にアルミ箔を敷き,周りを2〜3センチ出しておくと取り出しやすい)白身を入れ、手で平らに押し付ける。その上に黄身の2/3位を入れ同じく平らに押し付ける。その上から残りの黄身を、ふわっと振りかける。                      
E 蒸し器に入れ、15分くらい蒸す。
F 蒸し器から流し箱を出し、冷めるまでそのまま置く。
G 冷めたら容器から出し、適当に切る。

※ 容器に合わせて卵の量を変えるとよいでしょう。その時は卵1個に対して砂糖10gにしてみてください。

11月 「白菜漬けとキムチ」
白菜の美味しい季節となりました。白菜漬けをしてみませんか。
日野家の「簡単な白菜漬け」を紹介します。

  材料…白菜はずっしりと重く斑点のないものを選びます。
     白菜…二個【6キロくらい】塩180グラム 昆布 鷹の爪
作り方
白菜は四つ切りにして水洗いし、少々水気があってもよいので切り口をうえにして塩を振り重ねていきます。重しは白菜の1.5〜2倍位を用います。
一晩くらいで水が上がりますので、その水は捨てて、少なめの塩で二度漬けします。重しは半分位に減らします。この時に昆布と鷹の爪少々を入れると美味しく漬かります。日の当たらない場所におきます。浅漬けの好きな人はすぐに食べられます。

浅漬けの白菜を使ってキムチを作ってみませんか。
 キムチの素を作ります。
  材料…市販されているキムチの素1瓶
     イカの塩辛少々にみりんを加え火を通します。
     その中に刻み昆布を少々入れ、
     冷ましますと昆布が柔らかくなります。
     その中におろしショウガ・おろしニンニク・
     すりごまを少々入れ、季節の果物【りんご・梨・柿等】
     をすり入れると甘みがでて美味しくなります。
     味見をして好みの味にして下さい。

 漬かった白菜に出来上がったキムチの素をまぶし、一押しすれば好みのキムチが出来ます。厚めの短冊に切ったキュウリや大根にまぶしても美味しいです。お試し下さい。
10月 「白和え」
 今回は、小林家の白和えをご本人のことばと共に紹介します。
 白和えは豆腐の白い和え衣で、人参やこんにゃくなどを出汁と砂糖や醤油で煮て味付けし、軽く水気を切って和え、普段のおかずに食べます。また戻した干し椎茸やゼンマイなどを入れて精進料理やおもてなしにも作られます。我が家では、このときは豆腐には味をつけず,白ごまだけを混ぜて擂ります。
 この夏,葉菜類を毎日飽きずに食べるには白和えがいいとHさんからお聞きし,我が家では大変重宝しました。野菜の高値感がある時もボリュームたっぷりに葉菜類を食べられるし,豆腐も一緒に食べることができます。
今回は,先日のNHK「ためして合点」からヒントを得てきな粉を入れてみましたが、春菊が一層おいしくなりました。秋になってホウレンソウや小松菜も一段とおいしくなります。時にはしめじやエリンギなど県産のきのこ類も加えて‥ぜひ作ってみてください。

材料 4人分:木綿豆腐1/2丁(200g)春菊1把(200g)皮むき白煎りごま大さじ1 砂糖小さじ2(はちみつもよい 甘いので少なめに) 塩小さじ1/2弱 青きな粉大さじ2

作り方
1 皮むき白煎りごまを深めの器に入れ,レンジで20秒ほど温める。すり鉢に入れてよく擂る(ここは丁寧に!)。砂糖、塩を加えながら擂り、きな粉も加えて軽く擂る。
2 木綿豆腐は2分位レンジで温める。お湯で湯がいてもよい。温めたら軽く水気を切って,1のすり鉢に入れて擂り「和え衣」にする。よく擂れば口当たりが滑らかになり,ざっと擂ってすこし位豆腐のかたまりがあっても、雪のようでおもしろい。
3 春菊は、根元側の茎約半分ほどから手で折り,葉先側と分ける。根元側にまばらについている葉を外し,さらに茎は固いところを二センチ位捨て、洗っておく。
4 湯を沸かし塩をひとつまみ入れ,茎、葉先,外した葉を入れて色よく茹でる。水にとって冷まし、心もち短めに、食べよい長さに切る。よくしぼって水気を切る。
5 4の春菊を、2の擂り鉢に入れ,箸でほぐしながらゴムベラで「和え衣」と混ぜ、器に盛る。
9月 「糸うりの漬物」
昨年10月、糸うりのなますを紹介しましたが、癖のない味は生でもおいしいのです。今回は生のままいただく漬物を紹介しましょう。いとうりを「糸瓜」と変換すると、ヘチマと読まれるそうで、では漢字ではどう書くかというと「錦糸瓜」だそうです。俗称「そうめんかぼちゃ」とのこと。
それはともかく、早速、小林家の糸うりの簡単漬物2つを紹介します。

「糸うりの浅漬け」 糸うりと塩、レモン

1 糸うりは丸のまま洗ってから、両端を落とす。つるのついたなり口の方は、少し深めに切るとよい。皮が固いので気をつけて切ること。
2 大きさによって、横に2〜3つに切る。
3 切った面をまな板につけて立て,縦4〜6等分に切る。タネを外し、皮を切り取る。
4 ボールに入る長さに切り,塩をふる。(重石はしないこと)
5 2〜3時間経って水分が出たら捨て,厚めに小口切りして塩味をみる。外側が少し濃いめについていて内側が薄いくらいでちょうどいい。
6 レモン汁をかけて,冷蔵庫で冷やして味をなじませてから食べる。

レモンの代わりにスダチ、米酢(きついので少なめに使う)、ショウガの千切り、またはさっと塩揉みした青しその千切りなどもよい。

「糸うりの味噌漬け」 糸うりと塩、味噌、酒、(砂糖とみりん、またははちみつ)

4までは上記と同じ。
5 2〜3時間経って水分が出たら捨てる。また水分が出るので深めの容器を用意し、酒(好みで砂糖,みりんも入れる。はちみつもよい)でゆるめた位の、少めの味噌床を作り,全面にまぶし冷蔵庫に入れる。
6 2〜3時間経ったら見て、味噌がまんべんなくつくように向きを変える。2〜3回くらい繰り返す。
7 2〜3日位経って好みの漬け具合になったら、水で洗って味噌を落とし、厚めに切って食べる。
外側だけ黄金色,中が薄色でもおいしいし,べっ甲色にしっかり漬かってもおいしい。

*浅漬けも味噌漬けも塩分が薄いので冷蔵庫で保存し,早めに食べ切ること。また、こりこりとした歯触りが身上なので、重石は使わない。

8月 「シソジュース」
シソは毎年植えなくとも畑のそこかしこに生えて、いろいろな料理に利用されます。
いちばんの利用は梅干漬けでしょうか。これには赤シソが使われます。もっと暑くなると、そうめんや冷奴の薬味の一つとして青シソが活躍します。そのほかにもナスとピーマンの油いため、調味した味噌をシソで包んで焼いたりと、夏には欠かせない脇役です。
そういった料理はまたいつか紹介するとして、ちょっとさっぱりおいしい飲み物はいかがでしょう。
ふつう赤シソで作るのですが、青シソを主体にしてもおいしい桜井家のシソジュースを紹介します。

材料(大体の目安)
青シソ 60枚  赤シソ 10枚  砂糖 200g  クエン酸 小さじ2   

つくり方
1 シソをよく洗う。
2 鍋に水800gを入れ、沸騰したらシソを入れる。
3 5分ほど煮たら火を止め冷ます。
4 さらし(クッキングシートでもよい)でこし、葉をよく絞る。
5 鍋にもどし、砂糖を入れに溶かす。
6 あら熱がとれたら、クエン酸を入れ混ぜる。
  (青シソ主体でも赤シソが少し入るだけできれいなピンク色になります)
2倍くらいに薄め、氷を浮かべて供します。

7月 「キャラブキ」
今月は米山家の「キャラブキ」です。お便りと共に紹介します。
「山へ行って、山蕗を取ってきました。
伽羅(きゃら)ぶきを作りました。伽羅とは醤油で辛く煮た料理で香木のキャラのような濃い茶色になる事からついた名前だそうです。」

材料
山蕗   200g  
酒     C1
醤油    大2
みりん   小2
薬味 (山椒の実、刻み唐辛子など好みで)

作り方  
 山蕗は洗って皮をむかず3センチくらいに切り、ざっと熱湯でゆでる。
 鍋に調味料と山蕗を入れて柔らかくなるまで煮る。
 好みで薬味を入れる。保存もききます。
6月 「葉玉ねぎとベーコンの炒め物」
新玉ねぎの取れる季節になりました。でもまだ玉が大きくならないものも葉を長ねぎのように使うとまた違った一品となります。葉玉ねぎを使った簡単な炒め物を紹介しましょう。今回は本間家の「葉玉ねぎとベーコンの炒め物」です。葉玉ねぎは柔らかく火の通りがよいので、炒め過ぎないことがポイントです。

材料(4人分)
 葉玉ねぎ  1把
 糸コン    1袋
 しめじ     60g
 ベーコン   100g
 調味料 サラダ油 大さじ1
       酒     小さじ1
       みりん  小さじ2
       しょう油  小さじ2
       塩     小さじ2/3

1 糸コンはさっと湯通し、食べやすい大きさに切る。
2 葉玉ねぎは3〜4cmの長さに、ベーコンは1cmほどの細切りにする。
  しめじは石づき部分を取り除く。
3 鍋にサラダ油を熱し(低め)、ベーコンを(弱火でゆっくり)炒めた後、強火にして、糸コン、しめじ、葉玉ねぎを入れ、さっと炒める。
4 火が通ったら、調味料を入れ、味を調えて出来上がり。

5月 「たけのこ・ふき・身欠きにしんの煮物」「こごめの胡麻和え」
5月に入り、ようやく地物のたけのこが出始めました。ふきやこごめなど山菜も店に並んでいます。これらを調理して、春の息吹を感じてみませんか?
今回は千原家の「煮物」と「和え物」をお届けしましょう。
 
「たけのこ・ふき・身欠きにしんの煮物」
材料
  たけのこ    米のとぎじるでゆでておきます。
  ふき      サット湯通しして皮をむく。
  身欠きにしん 湯どうしをして、生臭みをとる。
  だし汁   カップ4杯
  塩     小さじ 1杯
  しょうゆ  大さじ 2杯〜3倍
  みりん   大さじ 1杯
 
1、たけのこは前日に米のとぎ汁でゆでてそのままさましておきます。
2、ふきは、サット湯どうしして皮をむきます。
3、身欠きにしんは、これもサット湯通ししてから、生臭みがとれます。
4、だし汁に調味料を入れに立てます。上記の野菜類をいれ煮ます。
5、煮えたら火をとめてしばらくそのままにしてさまします。そうすると味が染みておいしくなります
6、食べる直前に煮立てなおしていただきます。

こごめの胡麻和え
 材料
  こごめ   200グラム
  ごま   40グラム
  しょうゆ 大さじ1杯
  さとう  好みで入れてください
  みりん  大さじ1杯

1、こごめはゆでる。あまりゆですぎると独特の歯ざわりが、失われます。
2、ごまをすり鉢等ですりつぶす。
3、調味料を加え味付けをします。
4、ゆでて適当の大きさに切りそろえた、こごめをあえます。

  

4月 「かぶの葉の炒り煮」
春の新かぶが美味しそうに沢山出回っています。
青々とした葉付のかぶ、これを全ていただいてこそ料理上手。実の方はキュウリと即席漬けにして、立派な葉は炒り煮にしてはどうでしょう。
今回は米山家の「かぶの葉の炒り煮」です。

材料
かぶの葉 1束分
   
炒め油  大さじ1
酒     大さじ1
みそ    小さじ2
砂糖・みりん・豆板醤 好みに
かまぼこ ちくわ 油あげ等

かぶの葉は(さっとあく抜きして)3センチに切り、油でいため、調味料で味付けする。
中に入れる具は好みでよい。豆板醤やごま油を入れると中華風に楽しめる。

3月 「女池菜のやまかけ」
3月になりハウス栽培から地物のとうながではじめました。新潟ではとうなは産地によって、呼び名が違います。新潟市の女池で作られていたことから「女池菜」と呼ばれるとうなは、太い茎から葉まで柔らかく甘みがあり、飽きない味です。値段もちょっと高めですが、それに見合うだけの味です。女池菜を使った春らしいお料理はいかがでしょうか。千原家の「女池菜のやまかけ」です。簡単すぎて料理とはいえないかもしれないと、作ってくださった千原さんは言っていますが、さっぱりしておいしいそうです。おためしください。

材  料
女池な  1把
長いも  20cm
わさび  少々
@ 女池菜をゆでる。
A 長いもを大根おろしでおろす。
B 女池菜をおひたしにするように切る。
C 小鉢にトウナを盛り付け長いものおろしたものを、かたちよくかける。
D わさびをうえに載せ供する。
2月 「大根の煮なます」
冬が旬の大根、雪をかぶって、おいしさが引き出されるような感じがします。今回は簡単素朴、懐かしい味の、米山家の「大根の煮なます」です。

作り方
大根1/2本
打ち豆1/2カップ
砂糖100G
酢大さじ3
塩少々

1大根は鬼おろし(おろしの目があらいもの)でおろすか突いておく。
2大根の汁と調味料をいれひたしておいた打ち豆をいれて柔らかくなるまで煮る。
3そこに大根をいれて煮すぎないようにして味付けをする。

1月 「雑煮」
「新潟の雑煮」は 鮭、鶏肉に豊富な野菜が特徴です。
新潟は米どころですから、お餅も粘りやコシの強さ、おいしさは日本一と言ってもよいかも知れません。おいしいからと食べ過ぎないようにという配慮から、野菜がこんなにたくさん入っているのだそうです。

 今回は白井家の雑煮です。新潟では、以前は大晦日になると、大根、にんじんは短冊に切り、ごぼうはささがきにしてゆでて、ざるにあげておき、元旦の朝はこれを使います。白井家はいまでもそうやっているそうです。

「材料」(人数などにあわせ適宜用意する。) 
 塩鮭の身やアラ、鶏肉、大根、にんじん、ゆでたけのこ、ごぼう、こんにゃく、かまぼこ、長ネギ、、ギンナン、トトマメ(鮭の子 塩漬けにし保存しておく、雑煮に使うときはサッとゆでる)、小松菜などの青み、餅、だしは昆布と煮干しでとったものを用意する。

「作り方」
 @ だしの中に霜降りにした鮭、鶏肉、ゆでてある大根、にんじん、ごぼうを入れ、煮えてきたら醤  油、みりん、塩で味を調える。
 A かまぼこ、長ネギ、たけのこ、こんにゃく、ギンナンを入れてひと煮立ちさせる。
 B 餅はゆでる。
 C 大ぶりのお椀に具を少し入れ、餅をのせ、さらに具と汁をたっぷりかけ、トトマメと青みを添えてできあがり。

 色とりどりの具を餅に絡ませていただきます。

ホーム  このページのトップに戻る