新潟地方では古くから夏に鯨汁を食べていました。鯨の脂身がスタミナ切れになりそうな体力を補ってくれるからでしょうか。鯨肉が店頭に並ばなくなった今でも鯨の脂身はこの時期よく店頭で見かけます。地方によって入れる具の種類が変わるようですが、新潟市ではナスは欠かせない具の一つです。そのほか、臭みを取ってくれるごぼうもぜひ入れたい野菜の一つです。今回は日野家の鯨汁を紹介します。 材料(五人分)
塩鯨・・150g
ごぼう・・・細め一本
キノコ(しめじかえのきだけ) 1袋
焼き豆腐・・・一丁
つさこんにゃく・・・一袋
じゃがいも・・・二個
かぶ・・・三かぶ
葱・・・一本
なす・・・まる茄子
一個
調味料 酒・みりん・味噌か醤油
下ごしらえ
1) 塩鯨は薄く切り炒めてから湯どおしする
2) ごぼうはささがきにして、酢水につける
3) つきこんにゃくはお湯で洗ってアクをぬく
4) その他の材料は厚めの拍子木に切る
5) 葱は斜め切りにする
作り方
1) 鍋に水を入れる、湯通しした塩鯨・ごぼう・じゃがいも・なすを入れて火に掛けます 。
2) 沸騰したらこまめにアクを取りながら、かぶ、キノコ、焼豆腐をいれます。
3) 材料に一通り火が通ったら、酒、味噌、みりんで味付けをします。
4) 最後に葱を入れてできあがりです。
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