私の 「活動日記」 です!
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     (2007年10月分)


● 10 月 31 日 (水曜日) ――――――――――――――――――

        総務区民委員会で、一日中、区内の諸施設を視察。


  区議会の総務区民委員会で、一日中、区内の所管施設の視察をしました。
 四谷特別出張所、四谷地域センター、四谷小売市場、角筈特別出張所、角筈地域センター、柏
木特別出張所、新宿産業会館の7か所をまわり、現場の実態を聞いてきました。

  私は、視察先では特に2年前に発足した地域協議会のことについて質問をしました。なぜなら、
この組織こそが今後の地域自治の担い手として発展し、成熟していかなければならないと常々思
っているからです。私は、9月の一般質問でも地区協議会をを取り上げ、私自身の考えを述べな
がらいくつかの問題点を指摘したところです。

  区内10か所の地域協議会は、発足して2年経過しましたが、まだまだ、試行錯誤の状態にあ
るような気がします。成熟していく過程として、方向性がはっきりしているならばそれはそれで
もいいのですが、ただ問題なのは、この組織が役所主導のもとにこじんまりとまとまった「形の
整った組織」になっていることです。たとえば「公募委員」といいながら、大半の場合は実質的
に公募されているような状態ではありません。
  こうしてみると、地区協議会は、既存のさまざまな組織とはぜんぜん違う目的と任務を持って
いるにもかかわらず、今までのところでは、地区協議会という組織そのものが、地域における都
市内分権の担い手であるという自覚のもとに活動していないのではないかということです。
  ここがもっとも重要なポイントですが、私は肝心なこのところに懸念を感じています。


● 10 月 30 日 (火曜日) ――――――――――――――――――

     あほらしく見えてくる国会答弁で詭弁を弄する大臣の顔。


  衆議院で行われた「テロ対策特別委員会」の審議の模様をテレビで見ました。自衛隊によるイ
ンド洋での給油活動の是非や守屋前事務次官に関する様々な疑惑についての質疑です。

  給油活動の中止や中断は「国際的な信頼を損なう」というのが政府答弁の論法ですが、日本の
自衛隊が、なぜ、インド洋で米軍などに給油しなければならないのか、私には理解できません。
  このような場合、「国際貢献」ということがいつも金科玉条のように言われます。しかし、日
本には平和憲法があります。必要な国際貢献は、当たり前の事ですが、憲法に最も忠実な形で行
うべきであり、これに反する事はできません。給油活動は、憲法上からも日本にふさわしい「国
際貢献」でない事は全く自明の事です。

  戦争を否定する平和憲法を持っている国と戦争を是認する国とでは、国際社会における貢献の
あり方に違いが出てくるのは当たり前のことです。国際貢献という場合に、軍事的なことよりも
非軍事的なことの方が格段に広く大きく、また、重要なのです。

  日本は、非軍事的な部門で最大限の国際貢献をすることによって、国際社会での存在感を高め、
信頼を得ることが出来ます。昨年、日本が国連の常任理事国に立候補しようした時に、アジア諸
国の何処から支持されませんでしたが、これは要するに、平和憲法の崇高な理念を無視し、アメ
リカの尻にくっついてインド洋などに行ってイラク戦争遂行に加担していたからに他ならないの
です。

  いま開かれている国会に政府与党が提出した新給油法案は、今までの法律と違って国会承認が
必要ないということになっています。外務大臣は法律に承認事項が全て網羅されているのだから
あらためて承認行為を取る必要ない、とその正当性を説明していましたが、本心は全然違います。
要するに参議院で与野党逆転したから、国会対策上、便法的にこのような手段をとったに過ぎな
いのです。文民統制の否定に繋がりかねない極めて問題のある対応です。
  誰でも知っているこんな分かりきったこと覆い隠し、全く理由にもならない事を得々と説明し
ている外務大臣や防衛大臣の顔を見ていると、本当に政治理念のなさや国民を低く見くびったそ
の傲慢さに「あほらしく」なってしまいました。国民も、随分、軽んじられたものです。
  こんな連中が政治をしていたのでは、碌なことがありません。

  憲法と現実が合わなくなったら、憲法を現実に近づけるために憲法を変る、などという本末転
倒な主張に、矛盾を感じていないみたいな今の自民党やこれにしがみついている公明党の政治で
は全く困ってしまいます。

            東京女子医大で健康チェックの定期検査。

  午前中、久し振りに東京女子医大病院で定期健診をしました。私は、若い時から血糖値が上が
りやすい体質のために、医者からは「体重を増やすな」「規則正しい生活をおくれ」「酒は飲む
な」「運動はしろ」などといわれ続けて今日に至っています。体重の管理だけは適度にやってい
ますが、それ以外は、医者の忠告を守りたい気持ちがあっても不思議にもなかなかそうはなりま
せん。要するに意志薄弱ということになることだと思います。
  ここ数年、「空腹時の血糖値」はどうやら境界線あたりをさまよっていますが、ブドウ糖の検
査では完全な赤信号になっています。
  今日の診察結果も、「前回に比べて悪くは無いけれども、良くなったわけではない」、従って
予想していた通り「これからも充分に留意するように」という担当医のお告げを聞くことになっ
てしまいました。


● 10 月 29 日 (月曜日) ――――――――――――――――――

      本当は 「ゴルフの合間に仕事をしていた」 のでは?

 防衛省の守屋前事務次官の「証人喚問」が行われました。テレビで部分的に見ましたが、驚き
ました。よくこんなにもゴルフに遊びふける時間があったものだと思いました。日常的に大変な
仕事をしているので、その息抜きにゴルフをしていた、などと理由付けをしていますが、とんで
もないことです。大変な仕事をしている人は、この世の中に溢れかえっているのです。この人は
「防衛省の天皇」といわれていたようですが、何と言われようとひとりの公僕です。一体、自分
を何様だと思っていたのだろうか。「ゴルフの合間に仕事をする」ようなことが世間では通るわ
けがない事を、この「天皇様」は知らなかったようですが、全くあきれかえるぱかりです。

  午前中には新宿区議会議員倫理条例の見直し検討会、午後からは新宿区自治基本条例制定に向
けての「小委員会」が開かれました。いずれも重要な会議体です。
  新宿区議会の議員倫理条例は、全国に先駆けた先進的な制度ですが、先の区議会議員選挙に立
候補した新人候補が、これを悪用し、現職の議員を貶(おと)しめようとする署名活動を行いま
した。そしてこの署名をもとに「審査請求」が行われましたが、それは退けられました。今回の
検討会の主要な課題は、制度を悪用したこのような不正行為の再発を規制することです。ただ、
私たちは、必要な規制はしますが、あくまでも使いやすい制度にすることを心がけています。従
って、このカネアイをどう取るかが大変難しいところです。
  今日は5回目の検討会でした。大体、ゴールも見えてきましたが、まだ幾つかの課題が残って
います。そのために、改めてあと2回の日程を設定し、最後の詰めをすることにしました。

 

● 10 月 28 日 (日曜日) ――――――――――――――――――

     第12回定期全国大会、新しく 「社会保障委員長」 に就任。


  昨日と今日の二日間、新社会党第12回定期全国大会が北の丸公園にある「科学技術サイエン
スホール」で開かれました。全国から300人近い代議員や関係者が集まり、4月に行われたの
自治体選挙や「九条ネット」でたたかった7月の参議院選挙についての総括を中心にした活発な
議論がたたかわされました。大変有意義な大会でした。

  今年は、役員改選の年に当たりますが、私は前々から要望していたように、結党以来12年勤
めてきた「自治体委員長」の職をようやく辞任する事になりました。しかし、今日になって予想
外の「社会保障委員長」に就任することになってしまいました。土壇場の人事です。私は強く辞
退したのですが、党の東京都本部役員との任務分担との関係もあり、結果的には中央執行委員に
留任する事になってしまいました。ここ数日、完全に辞めたつもりでいましたが、全くの急展開
でした。


● 10 月 26 日 (金曜日) ――――――――――――――――――

    議員提出議案で策定した苫小牧市の 「文化芸術振興条例」


  新宿区議会の総務区民委員会として苫小牧市と滝川市の視察を終え、夜遅く帰宅しました。
  苫小牧市の議員提案による「文化芸術振興条例」は実に参考になりました。新宿区でももうす
ぐこの条例を作りますが、今思うと、新宿区でも「議員提案」でつくりたかった条例でした。説
明を聞いてみると、苫小牧市には様々な制定にいたる経過と事情があったようですが、ただ、そ
の先進性には感服しました。

  滝川市でも町おこしに向けて精力的な努力をしている事がよく分かりました。この町は、石狩
川と空知川という北海道を代表するような大きな川の合流地点に当たり、気流の関係でグライダ
ー飛行には最適な場所なんだそうです。全国のグライダーファンがここに結集するという事です。
市議会の職員に河川敷を利用した広大な場所に案内してもらいましたが、気分もおおらかになる
ような素晴らしい空間でした。


● 10 月 23 日 (火曜日) ――――――――――――――――――

       成年後見人の講演会に出席、大変参考になりました。


  今日の午後、四谷区民センターで「成年後見人の講演会」が開かれました。会場は一杯で知り
合いも何人か来ていました。2時間の講演でしたが、実に参考になりました。

  夜、7月の参議院選挙を闘った「九条ネット・東京」の世話人会が中野区で開かれました。憲
法改正の動きが徐々に強まっていく中で、「九条ネット・東京」としては、組織体制を強化しな
がら、引き続き活動を強めていく事になりました。

  今日から2泊3日の予定で苫小牧市と滝川市に行ってきます。区議会の「総務区民委員会」の
2年に一度の視察です。北海道に行くのは久し振りです。苫小牧市も滝川市も今まで行ったこと
ありませんので、初訪問ということになります。


● 10 月 22 日 (月曜日) ――――――――――――――――――

    倫理条例の検討会、違法的行為を制約し、使い易い制度に。

  現在、区議会では私たちが先に制定した「議員倫理条例」の見直しを進める検討委員会が設置
され精力的な改善作業が進められています。今日は5回目の会議が開かれました。4月の区議会
議員選挙の直前に、選挙に立候補したある人によって、この制度の盲点をついたと思われる署名
活動が行われましたが、これをどのように改善するかという検討委員会の中心的な課題です。

  議員倫理条例は、規制や取締りを目的としているものではなく、市民の善意を前提にしている
ので、悪用しようと思えばいろいろなことが出来ます。しかし、これを徹底的に防ごうと思えば、
様々な制約を設ける事になり、どうしても使いにくい制度になってしまいます。この兼ね合いが
難しい所です。問題になった「署名活動」については、法的に位置づけられている「直接請求制
度」を準用する事が考えられますが、この制度を何処まで取り入れるかという課題もあります。
  検討委員会は、予定では集中的に8回開く事になっていますが、とにかく、使い易い、信頼性
のある制度にしようということで、活発な論議をしています。

  朝、8時から四ッ谷駅で一時間ほど「区政報告」をしました。私は花粉症に悩まされています
が、競い合って花が開く春だけではなく、今の時期も主として「ブタクサ」の花粉が飛散してい
ます。従って、涙が流れてきます。実に困ったものです。


● 10 月 21 日 (日曜日) ――――――――――――――――――
 
 「第二の建学」、総長が全国から集まった卒業生を前に宣言。


  今日は、早稲田大学の創立125周年です。創設者の大隈重信は、生前、人間は普通に摂生し
て生活したならば125年は生きられる、これが通常の人生だ、と主張していたという事ですが、
この主張に由来し、早稲田大学では125年という年に大変重要な意味を持たせ、今日の125
周年記念日を「第二の建学」だとも言っています。

  私も卒業生の一人として10時過ぎにキャンパスに行ってみましたが、予想通り、大変な混み
ようでした。兎に角、大隈講堂前の結構広いスペースも立錐の余地のない位、人人人で埋まって
いました。恐らく、全国から卒業生が駆けつけているのだと思います。
  式典には、早稲田出身の何人かの新旧の総理大臣をはじめとして、世界各国の主要な大学の学
長が招待されており、その人たちが少し離れた文学部に隣接する記念会堂から本部キャンパスま
でパレードをしましたが、余りの人だかりで通るのもやっとという状態でした。

  大隈講堂前での記念式典は、僅か20分程度という簡潔さでしたが、実に威厳に満ちたもので
した。白井総長が、世界各国からまねかれた多くの招待者や全国から集まった卒業生たちを前に
して「第二建学宣言」をした後、全員で高らかに「都の西北」を歌いました。
  私はその後、久し振りに構内の坪内逍遥の演劇博物館、会津八一記念館、小野梓記念館などを
見てまわりました。


● 10 月 20 日 (土曜日) ――――――――――――――――――

     「押し付け憲法」 と無知な主張に回答を与える映画を上映。


  四谷地域に住んでいる人や働いている人を中心にして、私たちは、昨年、「四谷九条の会」を
作りました。勤労者、僧侶、牧師、団体職員、教師、書店主、主婦などなど、実に多彩な職種の
方が参加しています。四谷選出の全部の区議会議員にも参加を呼びかけましたが、現在ノところ
は、私と共産党の雨宮武彦さんの二人だけが参加してます。

  その「四谷九条の会」で、今日午後4時から一時間ほど、丸正前で宣伝活動をしました。何人
かの会員も参加し憲法を守ることの重要性を訴えました。また、11月29日に日本青年館で上
映する『日本の青空』という映画の紹介もあわせて行いました。現在の憲法については、制定当
時の状況に無知な人は、「マッカーサーの押し付け憲法」だという事を付和雷同気味に言う人が
いますが、決してそんなことはありません。

  この映画の主人公の憲法学者・鈴木安蔵は、所属していた「憲法研究会」のメンバーと一緒に
憲法の各条文の研究を進め、その研究成果をGHQに提言しています。GHQは、これらの提言
を参考にしながら憲法草案をまとめました。そして、さまざまな角度から修正された憲法案が国
会に提案され、それを日本の国会議員が活発な議論を重ねし、最終的に議決したのでした。
  提案した実質的な主体がGHQだからにこの憲法は押し付けだという短脈な主張がまかり通る
のならば、日本の法律の大部分は「役人」の押し付けということになります。そんな論理が通る
わけがありません。重要な事は、言うまでもないことですが、誰が草案したかという事ではなく、
誰が審議し、誰が最終的に決めたかということです。
  『日本の青空』を見ていただくと、こうした憲法制定時の事情がよく判ると思います。


● 10 月 19 日 (金曜日) ――――――――――――――――――

      妻の母が入所している 「ひらお苑」 に行ってきました。


  私たちは、長い間、妻の母親と一緒に住んでいますが、8月の始めに軽い脳梗塞で倒れ、国立
医療センターに入院しました。その後、リハビリのために初台の病院に転院し、機能回復に努め
ました。この間、妻は、退院後に入る施設探しに毎日奔走しました。以前は、区内にある特別養
護老人ホームを希望した事もありますが、現在、1100人以上もの待機者がいてとても入れる
ような状態ではありませんでした。妻は幾つもの施設見学をしましたが、ようやく稲城市にある
「ひらお苑」にお世話になることが決まり、先日、入所しました。

  私は、今日、初めて「ひらお苑」に行って会ってきました。自宅からだと千駄ヶ谷駅で電車に
乗り、新宿駅で小田急線に乗り換え新百合ケ丘駅で下車、その後バスに5分ぐらいのところが入
所施設の入口になります。40分ぐらいでいくことが出来ますので、随分と便利です。施設もゆ
ったりとしていますし、また、施設周辺もみどりがいっぱいあり環境もいいので安心しました。
  義母は、今年、96歳になります。大分弱ってきて、食事も自分からは余り食べようとはしな
くなっているようです。ただ、高齢のわりにはまだまだ元気だと言っていいのかも知れません。
  娘もしょっちゅう面接に行って、食事の際の介護をしています。随分喜ぶようです。

  ひらお苑から帰って午後3時半過ぎから、四谷三丁目の丸正前で一時間ほどハンドマイクで演
説をしました。主に、先日終了した区議会の動きについて報告をしました。今日の午後の天気予
報は雨で、予報どおり途中からぱらぱらと雨が降ってきましたが、全くの小雨だったの途中で中
止する事もありませんでした。


● 10 月 18 日 (木曜日) ――――――――――――――――――

     「四谷地域にミニバスを走らそう」 のポスターを貼付。


  長丁場だった第三回新宿区議会定例会が昨日終了したので、今日は議会で特別な会議などはあ
りません。前から予定していましたが、先日、「四谷にミニバスを走らそう」という手作りのポ
スターを作ったので、午前中、それを80枚ほど張って歩きました。
  これまで私の手作りポスターは、「無料法律相談案内」など、街頭に3種類貼ってありますが、
「ミニバスポスター」を追加した事により、4種類になりました。四種類全体で300枚ぐらい
のポスターを貼ってあることになります。

  午後からは四谷一丁目にある党都本部事務所の整理をしました。毎日事務所に送られてきたり、
また、事務所で作っている様々な書類を大切に保管してありますが、それを一つ一つ点検して処
理するという作業です。大事にしまってある多くの書類の大部分は、現時点では不必要なもので
す。なかなか捨てきれずに溜まってしまうという何処にもある話だと思いますが、今日は思い切
ってどんどん処理していったら、廃棄する「紙の束」は驚くほど膨大なものになりました。


● 10 月 17 日 (水曜日) ――――――――――――――――――

  「自己決定・自己責任」 に反する23区の統一的な値上げ議案。

  新宿区議会第三回定例会は、今日が最終日です。一連の議案の採決が行われましたが、私は、
昨日の日記でも記したように清掃関連の手数料値上げ議案に対しては、本会議で反対討論をしま
した。
  私の討論の主要な論点は、清掃の収集・運搬事業は23区でそれぞれ実態が違い、かかる経費
も大幅に違うのに、値上げ額だけは、何故統一的にしなければならないのかという事です。
  国と地方の関係は、まだまだ不充分ですが「上下・主従」から「対等・平等」になりました。
同様に全国の各自治体も、地域の特性を踏まえてそれぞれ「独自の自治」を展開し始めています。
これが自治の流れです。こういう今の時代に、今度のように23区で「統一して値上げをする」
と言うのは結果的には「自己決定・自己責任」の自治の原則を自ら否定する事になっているので
はないかということです。
  これまでも23区は、時々、似たような対応をしてきました。新時代に入った地方自治の新た
な展開を考えるならば、もうこのような旧態依然とした「やり方」は、そろそろ卒業すべきでは
ないかということを、私は主張したかったのでした。

  新宿区議会本会議の模様は、前からインターネットで生中継されていますが、今日、私の討論
をご覧になった方から、「理路整然としていて分かり易かった」という過分なお褒めのコメント
をいただきました。嬉しい限りです。

  この討論の原稿は、昨日、書いたものですが、検認してもらったところ、引用した数字に間違
いがある事がわかり、そこの部分は、急遽、訂正をしました。間違った数字のまま、読み上げて
いたら大変なことでした。


● 10 月 16 日 (火曜日) ――――――――――――――――――

        パソコンの大掃除、お陰様で随分軽くなりました。


  わが家のインターネットが重くなってしまいました。以前から、遅々として進んでいかないよ
うな状態になっています。ホームページを更新するのも大変です。そこで今日、いつもお願いし
ている秦さんに来てもらって「大掃除」をしてもらい、ついでにいろいろなところを修正してい
ただきました。この「活動日記」も大半をリンクにして整理してもらったら、随分軽くなり、す
いすいと展開するようになっています。大助かりです。

  今日は、午前中、「新宿区議会議員政治倫理条例」の検討会が開かれました。4月の選挙前に、
その後選挙に立候補したある人が、ある現職議員の「倫理を問う」ということで、彼が「不正行
為だ」と称する事項を並べ立てた署名用紙を広範囲にばらまきました。
  この件については、その後、事実関係の信憑性やポスティングで集めた署名の妥当性について
問題になりましたが、今日の会議は、それらの行為に対応するための条例の整理検討を目的にし
たものです。私は、倫理条例の制定には最初からは関わり、いい内容の制度を作ったつもりでし
たが、実際にこのような問題が起こると、改めて様々な不備な点や不充分さがあることが解りま
す。
  従って、検討会では規制を強化して不正の勃発を防ぐような方向での議論になりますが、もと
もと、この倫理条例は、これを利用するであろう区民の「善意」を前提にしている所があります
ので、何処まで強く規制することが妥当なのか、大変に難しい所があります。特に、規制を強め
たために利用出来ないような条例になったのでは、全く意味がなくなってしまうからです。

  午後からは、明日の本会議で行う清掃事業関係の議案に対する「反対討論」の原稿書きをしま
した。自画自賛になりますが、いい内容の原稿が出来ました。
  明日の午後2時から開かれる本会議はインターネットで生中継されますので、是非、ご覧下さ
い。「新宿区議会」を開くとすぐに「議会中継」にたどり着くことができます。


● 10 月 15 日 (月曜日) ――――――――――――――――――

      新宿区議会の 「議会基本条例」 制定の論議始まる。


  地方自治は、新しい局面に入っています。新宿区でも新時代に対応するために、区長と議会が
共同し、市民と共に区の憲法ともいえる「新宿区自治基本条例」を作る作業に入っています。こ
の動きと一体になるのが議会自体の対応です。新宿区議会は、これまで勢力的に「議会改革」を
進めてきましたが、この方向を踏まえての次の課題は、議会としての基本的な活動の理念や方針
を明らかにすることです。
  4月の選挙後の議会構成の協議の中で、私が強く主張し、「議会基本条例」を制定するための
特別委員会を作りました。
  今日、この委員会が開催されました。私は委員会に所属していませんからいい会審議に関わる
ことはできませんが、今日はずっと委員会を傍聴しました。議会基本条例を制定し、それに基づ
いて議会運営を図るという仕組みは、まだ、全国的にも数例しか制定の実績がありませんが、新
宿区議会としても、是非、委員会の議論を深め、全国から評価されるような先進的な制度の構築
を図りたいものだと思っています。

  わが家の次男坊が来年5月に結婚することになりました。一昨日、お相手のご両親と初めて顔
を合わせる機会がありました。このような「会合」は、私も人生初めての経験で、少々、緊張し
ました。こういう場合のために、さまざまな「礼儀作法」を紹介した便利な本があり、妻の友人
がご参考までにということで貸してくれました。そこで私も一応、ぱらぱらとめくってみました
が、とにかくあれこれ七面倒くさくて、とても私にはこのような「高度な作法」を習得すること
は出来ません。一目で「私には無理」ということが分かりました。従って、「失礼の無い流儀」
なるものの習得は早々に断念し、全くの自然体で「会合」に臨みました。
  お相手のご両親も大変気さくな方だったので、安心して有意義な時間を過す事が出来、本当に
良かったと思っています。


● 10 月 12 日 (金曜日) ――――――――――――――――――
 
        凶刃に倒れて47年、今日、浅沼委員長追悼集会。


  「ヌマさん」の愛称で親しまれた浅沼稲次郎社会党委員長が日比谷公会堂で行った政談演説会
中に右翼の凶刃に倒れてから47年になりました。ヌマさんの功績を偲び、最後の演説にも取り
上げられた憲法第九条堅持の決意を固めあう追悼集会が、今日、憲政記念館で開かれたので参加
しました。
  会場は立錐の余地が無いほどで、マスコミも各社も取材に来ていて、混雑していました。村山
富市、土井たか子、矢田部理を始め、大臣を勤めたり、国会で重責を担った沢山の社会党議員な
ど、60年から90年代あたりまでの社会党活動をリードしたなつかしい面々が、それぞれ浅沼
さんとの交流を紹介していました。早稲田で後輩に当たる渡部恒三元衆議院副議長の思い出話は
卓越でした。横路孝弘現衆議院副議長も参加し、江田五月参議院議長も来ていたようです。

  私は、八戸に住んでいた中学校三年生の時に浅沼さんに会ったことがあります。近くの中学校
の体育館で開かれた演説会で初めてお会いする機会がありました。実に印象的な演説でした。生
涯忘れる事はありません。この演説会が大きな動機の一つになって、その後、浅沼さんが雄弁会
で活躍した早稲田大学に入学し、そして日本社会党に入党する事に繋がりました。最も尊敬する
大先輩です。ただ、ヌマさんが心血を注ぎ、命をかけて築きあげた社会党のその後の歩みを振り
返ると、いまは忸怩たる思いがあります。


● 10 月 11 日 (木曜日) ――――――――――――――――――
 
      請願などの審査、過剰クレジット制限は全会一致で採択。


  区議会は、決算特別委員会が終了し、昨日から四つの常任委員会が開かれます。私は、総務区
民委員に所属していますが、今日は、私たちの委員会に付託されている幾つかの「請願」「陳情」
の審査をしました。クレジット会社が支払能力を全く無視して宝石や着物などの高価な品物を強
制的な言辞を弄して売りつける事で、高齢者や年金受給者は、大きな影響を受けていますが、こ
のような「過剰与信」を法的に制限する事求めた司法書士会や弁護士会からの請願は全会一致で
採択になりました。


● 10 月 7 日 (日曜日) ―――――――――――――――――――
 
       平和憲法を生かす新宿の会で、恒例の 「いもほり」 。


  毎年この時期に、「平和憲法を生かす新宿の会」では「いもほりとバーベキューのつどい」と
いうのを実施しいます。川越近くの南大塚のサツマイモ畑に集まって一杯飲みながら大いに歓談
する集まりです。今年もいつものメンバーですが、20人弱の人が集まりました。
  今日は、天気にも恵まれ、実に楽しいひとときをおくりました。参加者が食べ物を仕入れてき
て、その場で準備しますが、プロの料理人も参加しているので、味は抜群です。トン汁、秋刀魚
の塩焼き、牡蠣のバター焼き、アオヤギの酢漬け、野菜炒め、何とかの佃煮、ホタテの何とか焼
き、おにぎり、漬物など、次々と食べ物が出てきます。飲み物は、ビール、日本酒、焼酎、ワイ
ン、シャンペンなど馴染みのものです。
  皆んなで「食べきれない」などと言いながら、それでも大概の人は、大変な食欲を見せていま
した。恒例の福引は、「北海道直送の生鮭一匹」「北海道の直送の生ほたて一箱」「音威子府の
ミソ」「目の前の畑から取り出す大根・にんじんなど」でしたが、私は、「ミソ」が当たりまし
た。このミソは、国労闘争団が取り扱っているもので、私の知り合いも愛好していますが、大変
評判がいい品物です。


● 10 月 4 日 (木曜日) ―――――――――――――――――――

        恒例の 「新宿稲門会」 の定期総会に出席しました。


  「新宿稲門会」の定期総会が早稲田大学の大隈ガーデンハウスで開かれたので出席しました。
もうすぐ10月21日になりますが、この日は、早稲田大学の創立125周年に当たります。こ
の半端な年数は、早稲田にとっては特別な意味があります。
  創立者の大隈重信侯は、生前、人間は普通に人生を送ったならば、125年生きる事が出来る
と唱えていたことに由来するものです。その理由も一応あるようですが、それはとにかくとして、
早稲田大学では、「125」という数字に、随分、こだわっているのです。ちなみに、象徴的な
建物である大隈講堂の高さは125尺です。

  今日の総会には、白井総長も出席し、125周年の記念事業の進捗状況について、詳しく説明
していました。国内はもとより、世界各国の早稲田関係者から、160億円余の寄付金が集まっ
ているという事です。この寄付金は、ハード面の整備や、ソフト面の充実のために活用していま
すが、例えば、早稲田に学ぶ留学生の数は、アジア諸国を中心にして2500人弱になるという
事で、ようやく東大を抜いて日本では一番多くなったということでした。早稲田から外国の大学
に「交換留学」をしている学生は1000人前後だそうです。

  総会の後、恒例の懇親会がもたれて、楽しいひと時を過しました。福引もあり、私には「甘栗
バック」が当たりました。この甘栗のパックにも「創立125周年記念」という印刷がされてい
ました。早稲田大学も、結構、商魂たくましいところがあります。


● 10 月 3 日 (水曜日) ―――――――――――――――――――

        新宿2丁目の 「L&G」 が強制捜査を受けました。


  朝、区議会に行くため、いつものように新宿2丁目を通りましたが、靖国通りの一角のビル周
辺にテレビの中継車が何台も並び、大混雑の状況でした。前々から話題になっていた「L&G」
が本部を構えている建物です。出資法違反で警視庁と福島・宮城両県警による強制捜査というこ
とでした。「使っても減らない金」という夢のようなうたい文句で全国の主婦を中心にした出資
者から1000億円ものカネを集めていたということです。「円天」という擬似通貨を流通させ
ていたようですが、元本に対しては年率36パーセントの金利の支払いを約束していたというこ
とです。事実ならば、私も借金をしてでも投資したいくらいですが、荒唐無稽とも言えるこの会
社のシステムは、少し冷静に考えてみればすぐにそのインチキさがわかります。しかし、そうは
させない詐欺行為を仕組む側の巧妙さには感心します。

  今日、強制捜査が入った「L&G」のビルがある土地は、以前、私の知り合いが持っていたも
のです。法的な問題が発生した時に、私も所有者の相談に乗ったことがある「馴染みの場所」で
すが、こんな事でこの場所が全国に報道されるなんて、思いもよらない事でした。

  今日から衆議院で代表質問が始まりましたが、福田総理大臣の答弁にはがっかりしました。今、
最も注目されているインド洋での海上自衛隊の給油問題での答弁は、「やる気の無い官僚が書い
たメモ」の朗読のような感じでした。


● 10 月 1 日 (月曜日) ――――――――――――――――――

       旧知の支援者から、津軽半島の旅行記をいただきました。


  私は、一緒に運動をしている仲間の人以外とは、個人的に外で飲食をするということはほとんど
ありませんが、今夜、何年も前から誘われていた旧知の支援者と荒木町で一杯飲む機会がありまし
た。荒木町は独特の歴史があり、四谷の中でも私が好きな町です。明るい時間にはよくこの町を探
索しますが、夜、全く個人的にこの町で飲む事は恐らく30数年議員をやっていて初めてではない
かと思います。
  旧知の同伴者は、物書きの仕事もしていますが、以前、私のふるさとの「津軽半島」の旅行記を
書いたことがあるということで、そのコピーをいただきました。私のふるさとのことですから、子
どもの頃から慣れ親しんだ場所が次々と出てきますが、簡潔で的を得た、そして歯切れよく展開し
ていく文章だと感心しました。太宰治の『津軽』を彷彿とさせるものがあります。

  今年は、9月になっても熱暑の状態が続いていましたが、ようやくここ数日前から涼しくなって
きたので、駅頭や街頭での報告演説を再開しています。昨日は四ッ谷駅で一時間ほど国政や区政に
ついて報告をし、明日の朝は、四谷三丁目、金曜日の夕方は、丸正前でそれぞれ一時間ほど演説す
る予定です。


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                          ( 10月以前の分は、この冒頭に記載してある該当の月をリンクしてご覧ください。)