私の 「活動日記」 です!
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      (2009年9月分)


● 9月29日(火曜日)●

     「オリンピック」と名がつくものなら何でも結構?


  2016年のオリンピック開催都市を決めるIOC総会は10月2日、コペンハーゲンで開か
れます。私は東京開催には反対ですが、どこに決まるかについて大いに関心を持っています。

 今日、区立公園の管理担当者から、開催都市が決まる日本時間の3日の深夜に、もし東京に決
定したならば、新宿駅西口の「区立新宿中央公園で祝福の花火の打ち上げることを許可した」と
いう報告がありました。爆発音は最小限の花火だそうです。東京が開催都市になったのならば、
その程度のことは結構だと思うし、そのことに私は目くじらを立てて反対する気持ちは毛頭あり
ませんが、それにしても五輪誘致のための税金の使い方はまったく異常です。

 都議会議員10人がコペンハーゲンの現地集会に「にぎやかし」のために参加するということ
です。一人当たり100万円の費用が税金から支払われます。「枯れ木も山の賑わい」(?)な
のかどうかわかりませんが、私費ならとにかく、血税を使って「にぎやかし」のためにノコノコ
出かけようとする信じがたい感覚の議員が、こんなにいるのは驚きです。

 新宿区も首をかしげることを行っています。東京開催の都民支持率は4都市で最低ですが、こ
れを回復させるために、東京都は「招致機運盛り上げ費用」として41億円もの予算を計上し、
都内の各自治体が行うイベントに対して、一事業はあたり1000万円を助成しています。実に
気前のいいことです。もちろん財源は私たちが納めた税金です。新宿区はこれまで3回、このイ
ベントを実施しました。約3000万円です。私はムダだといい続けてきました。

 イベントの内容は、「オリンピック招致の雰囲気の盛り上げ」ですが、イベントに招いたメダ
リストや吉本興業のタレントに支払う「出演料」が最大の支出項目です。とにかく「オリンピッ
ク」と名がつくものは、「何でも結構!」「金に糸目はつけない」「とにかくどんどん使ってく
れ!」という感じです。まったく馬鹿馬鹿しい限りです。私は、以前から吉本のタレントの「笑
い」とは縁遠い軽薄なばか騒ぎに辟易しているから特にこんな思いを抱くのかもしれませんが、
それだけではないと思います。

 いずれにしても、こんな一過性で思いつきのようなイベントに金を使うのなら、指導者の育成
とか、スポーツ施設の整備など、もっと地道なスポーツ振興にこそ税金を投じるべきです。こん
なことは誰でも思うことですが、そうはなりません。いまの首長や政治家の「水準」を反映して
いるからです。

 私は、今日の決算委員会で、このような税金の使い方はまさしく税金のバラまきであり、とて
も理解できない、と強く反対の意を示しました。石原都知事やその取り巻きの「趣味」(?)の
ため、あるいはこの五輪で一儲けしようとたくらむゼネコンなどの大企業のために、このように
湯水のように税金を使われたのではたまったものではありません。こんな無駄遣いをしているか
ら、逆に東京の「支持率」は上がらないのです。都民は、馬鹿騒ぎをするノー・タレントを使っ
たこんな宣伝には踊らされることはなく、厳しい批判の目を持っているのだと思います。少なく
ても、五輪誘致に浮かれている役人よりは、多くの都民はまともな感覚を持っていると私は感じ
ています。


● 9月28日(月曜日)●

    自民党新総裁に谷垣氏。高邁な理念や改革の理念は?


 自民党の新総裁に谷垣禎一さんが選出されました。民主党の新政権が次々と政策を打ち出す中
で行われた総裁選挙でしたが、驚くほど低調で盛り上がりに欠けるものでした。
 新総裁に選出された後、テレビで谷垣が決意を表明していましたが、それを見る限りでは「み
んなでやろう」とか「これから地方の組織を全部回る」とかという類の話で、これからどのよう
な政治を創っていくつもりなのか、基本的な政治理念のようなものは全然伝わってきませんでし
た。こんなことでは、ひょっとすると自民党は年とともにますます衰退の一途をたどっていくこ
とになるかもしれません。

 今日は一日中、新宿区議会の決算特別委員会に出席しました。3日目です。決算委員会は10
月6日まで連日開催されます。


● 9月27日(日曜日)●

    「いもほりとバーベキューの集い」に参加しました。


 平和憲法を生かす新宿の会が開催した「いもほりとバーベキューの集い」に参加しました。毎
年いまの時期に、川越近くの荒幡農園(南大塚)で開いているものです。今年は20数人が集ま
り、武州の農園で楽しいひと時を過ごしました。恒例になっている北海道産のホタテ5箱の抽選
もありましたが、私はいつものように落選、代わりに持ちきれない程の里芋をいただきました。


● 9月25日(金曜日)●

     小川誠二博士、「ノーベル賞候補」という発表。


 朝日新聞朝刊の片隅に見落としそうな記事が載っていました。「ノーベル賞の候補予想に小川
氏」という14行の記事です。アメリカの学術情報サービス会社が、今年のノーベル賞候補25
人を発表しましたが、その中に小川誠二博士(1934年1月19日生まれ)が含まれていると
いう内容です。

 小川博士の財団法人濱野生命科学研究財団・小川脳機能研究所は、2001年に大京町12番
地に開設されました。設置される際には付近の住民の反対運動もありましたが、私は、住民の皆
さんの心配は杞憂であり、懸念するような問題が起こるようなことはありえないとし、研究所の
開設を先頭に立って推進する姿勢を明確にしました。

 以来、私たちは小川博士の研究に注目してきました。研究所の田中事務局長からは、定期的に
研究内容を紹介した冊子をいただいていました。難解極まりない内容で何のことか全然わからな
かったのですが、それでも私たちは、「大京町からノーベル賞を!」と毎年毎年、期待を持って
晩秋から初冬にかけて新聞に報道されるノーべル賞の受賞者を注目し続けてきました。

 しかし、この大京町の研究所は、維持費用を金銭的に支えていた方が、何かの都合で支援でき
なくなったという理由で、先ごろ閉鎖になってしまいました。田中事務局長が閉鎖の挨拶に来ま
したが、この町からノーベル賞の受賞者が出たら素晴らしいことだと大きな夢を抱いていた私に
とっては本当に残念なことでした。

 こうした中で接したのが今朝の新聞記事です。大京町の小川脳機能研究所は残念ながらなくな
りましたが、それはとにかくとして、今年こそ本当に大京町ゆかりの小川誠二博士のノーベル受
賞が実現することを心から願っています。実現すると素晴らしいことです。

  今日は決算委員会の2日目。10時開会に開会しましが、冒頭、私は「総括質問」をしました。
取り上げた課題は、新宿区における監査のあり方と地方制度調査会の報告、財政問題、「行政の
文化化」と新宿区の文化的行政の戦術・戦略、清掃一部事務組合の廃棄物処理計画と清掃工場建
設問題などです。持ち時間がたったの77分だけなので、あまり詳細なことには触れられません
でしたが、それなりの質問はできたような気がしました。
 今日、質問が始まる前に議会事務局に調べてもらったところによると、私が決算特別委員会で
委員長を勤めたのは1991年秋のことです。なんと18年前、前世紀のことになります。


● 9月24日(木曜日)●

   今日から決算特別委員会開催。10月6日まで9日間連日。


  連休が明けて今日から決算特別委員会開始。10月6日まで9日間の予定です。連日、10時
から午後5時まで開会されます。今日は共産党と自民党の総括質問が行われました。
 新宿区議会の決算委員会の模様は全部インターネットで生中継されています。新宿区議会のア
ドレスからアクセスできます。

 今日は午後5時に決算委員会が終了した後、引き続き自治・地方分権手小委員会が開かれ、午
後7時からは自治基本条例検討会議が9時すぎまで開催されました。
 その後、明日、決算委員会の冒頭、私は総括質問をする予定なので、その準備をしました。結
局、夜の12時近くまで区役所にいたことになりました。


● 9月21日(月曜日)●

   大京町の沖田総司終焉の地に記念碑建立を求める陳情書。

 先日、新宿区議会に「沖田総司終焉の地に記念碑」の建立を求める陳情が提出されました。鳥
羽伏見の戦いのあと、江戸に帰った沖田総司が、結核の悪化により若干27歳でその波乱の生涯
を終えたのは、療養先であった「植木屋平五郎宅」です。現在の大京町28番地、昔の池尻橋の
たもとです。小説などに出てくる沖田総司と黒猫の話はこの終焉の地が舞台です。

 私は以前から、大京町の人たちにみんなでここに沖田総司をしのぶ記念碑を作ろうではないか
と提案し、議会でもこのような指摘をしていました。平成18年の決算委員会のことです。私の
思いとまったく同じ趣旨の陳情書が出てきてうれしい限りです。このホームページの「地域の動
き」の欄に、陳情書を提出するに至った趣意文を掲載しています。ご覧ください。


   ※ 沖田総司と黒猫の逸話

 新撰組の沖田総司は鳥羽伏見戦争で敗退後、千駄ケ谷の植木屋平五郎宅で結核療養のため臥していた。そこ
の庭先に黒猫が度々現れ「どうだ斬れるまい」と馬鹿にしている様子に見えた。ある時、堪忍袋の緒が切れた
総司は満身に力を込め黒猫を斬りつけようとする。しかし、どうしても果たせない。病が沖田総司を蝕んでい
たのである。総司は身の衰えを実感し、世話役ばあさんの前でおいおいと泣くのである。そのしばらく後、総
司は若干27歳で波乱の人生を閉じる。



● 9月20日(日曜日)●

   連休明けから決算委員会開催。その準備をしました。


 きのうは区役所の私の部屋で一日中、決算委員会総括質問の準備をしました。この連休中は区
役所全体が停電なので、電池を持って階段の上り下りをしました。部屋の中は、電気がなくても
日中は明るいので支障はありませんが、夕方になると薄暗くなってしまい、とても資料を調べる
状態ではありません。5時前には薄暗くなってしまったのでやむなく退庁しました。子どもの頃、
日没と共に家路についた田舎での農作業のことを思い浮かべました。

 今日は、朝から7、8人で来月早々行う「環境問題を考えるつどい」の準備作業をしました。



● 9月17日(木曜日)●

     定例区議会の本会議初日。代表質問を行いました。

 区議会第三回定例会の初日。本会議の代表質問が行われました。私は、民主党会派、無所属会
派に続いて三番目に登板し、四つの項目について質問をしました。その後、自民、公明の質問も
あり、結局、終了したのは夜の7時半過ぎになりました。その後、執行時期の関係で先議しなけ
ればならない案件があったため、三つの常任委員会が開かれ、全部の委員会が終わったのは9時
少し前でした。
 明日も引き続き代表質問が行われ、続いて一般質問も実施されるために終了時間はは今日と同
じぐらいになる予定です。

 きのう発足した鳩山政権の第一日目ですが、各大臣からは後期高齢者医療制度の廃止、八ツ場
ダムの中止、アニメの殿堂の見直し、高速道路無料化などの指示が次々と出されています。麻生
政権の下で不当にも廃止になった「母子加算」についても、長妻大臣は早ければ10月にも復活
するようにすると言明しています。行政が、これまでの官僚の手中から政治家のもとに政治の権
限が劇的に移っていく感じを持ちます。官僚の言いなりで、どうしようもなかった長い間の自民
政権との違いは、新政権の第一日目で明確になっています。


● 9月16日(水曜日)●

    鳩山新政権誕生。官僚支配から国民感覚重視の政治へ。

 鳩山政権が誕生しました。第96代総理大臣になります。鳩山首相は就任後の記者会見で「脱
官僚政治」を強調していますが、先の総選挙で民主党がマニフェストで掲げたさまざまな国民と
の約束を遂行していくことこそが、この政権の使命です。官僚に支配され、腐れきってしまった
「自公政権」の大掃除は当然ですが、国民の目線にたった真の民主政治の確立のために着実な前
進を期待したいものです。

 明日から新宿区議会が開催になります。10月16日まで一ヶ月の予定です。今日は前段の議
案説明会でもある「全員協議会」が開かれました。明日と明後日、本会儀で代表質問・一般質問
が行われますが、私は明日(17日)午後3時半ころの登壇になります。インターネットで生中継
されますので、ぜひ、ご覧ください。


● 9月13日(日曜日)●

    新宿区議会開催へ。代表質問の骨子が固まりました。

 今週の17日から新宿区議会第三回定例会が始まります。10月16日までちょうど一ヶ月間
の予定です。冒頭、代表質問を行いますが、ここ数日ずっとその原稿を書いていました。今日は
日曜日ですが、登庁して午前中に書き上げ、質問項目を掌握している区役所の企画政策部へ提出
しました。

  ● 次の四項目について質問する予定です。

 ① 総選挙結果についての評価と新政権による政策遂行が区政に及ぼす影響などについて。特に
後期高齢者医療制度や障害者自立支援法の廃止、道路関連税の暫定税率廃止についての見解。

 ② 08年度決算についての評価と今後の区財政の見通し。勤労者所得の減少と失業率の悪化に
よる区民税収入の減収傾向や特別区交付金の見通しなどについて。

 ③ 新宿区におけるごみ量の動向について。23区でごみ減量が進む中でも莫大な税金を投じて
清掃工場改築計画を進める「清掃一部事務組合」の意思決定と運営について。

 ④ 「行政の文化化」と新宿区の「行政の文化的な戦略」。「地方政府・新宿」として区行政全
体のあり方(スタイル)を広義の文化的視点にたって創造していくことについて。


 私の質問の全文は、もう少し推敲し「議会の動き」に掲載したいと思っています。17日の本
会議で質問しますが、午後3時過ぎからインターネットで生中継されます。ご覧ください。


● 9月9日(水曜日)●

    連立政権の樹立に向けて、3党が合意し「調印式」。

 民主・社民・国民新の3党間の連立政権に向けての協議が整い、合意文書が取り交わされまし
た。沖縄基地の移転問題や日米地位協定で調整が進められていましたが、今日、合意に達し、夕
方国会で「調印式」が行われました。合意の内容そのものはほぼ民主党のマニフェストに書かれ
ているものと同じですからですが、それ以上の中身にはなっていませんが、政権合意文書に書か
れた意味あいは大きいと思います。これから具体的にどう進んでいくのか、注目していきます。

 総選挙で民主党が圧勝した後、新たな政治の動きが顕著になっていますが、私にはどうしても
1994年(平成6年)6月30日にスタートした村山連立政権のことが強烈に思い浮かんでき
ます。自民・社会の大連立政権でした。この政権に参加するために、社会党は一番大事な憲法や
平和に関する党固有の基本政策を放棄しました。信じがたいことでした。その後、社会党がたど
った転落の軌跡はよく知られている通りです。
 今日の連立合意が、かつての過ちをたどることがないように願っています。

 今日、いっせいに常任委員会が開かれました。久しぶりの委員会だったので「報告事項」の件
数が多く、終了は4時ぐらいまでかかりました。


● 9月7日(月曜日)●

     「ふるさと市浦会」が結成15周年集会で解散。

 きのう、新宿西口の高層ビルの一角で「ふるさと市浦会」の最後の集まりがありました。私た
ちが生まれた市浦村は、2005年3月末に五所川原市と合併し、地図上からなくなりましたが、
同郷の集まりである「ふるさと市浦会」は、その後も継続して親睦活動を続けていました。しか
し、結成15年を契機にして解散することになり、きのう、その最後の集まりがもたれたという
ことです。今後は、何かのイベントを企画し、その行事ごとに年数回集まることになり、組織と
してはなくなりました。これからも同郷の人たちとは何かと会う機会がありますので、特別な寂
しさはありませんが、しかし、これも市町村合併による「負の遺産」そのものであることは事実
だと思います。

 最後の集会が終わった後、みんなで近くのカラオケショップに行って大いに歌いました。「ふ
るさと市浦会」にはプロの歌手がいて、一年前に新曲も発表しています。結構、売れっ子になっ
ているようですが、名前が知れ渡っているというわけではありません。以前、私の後援会集会に
も来てもらい、何曲か歌ってもらいましたが、確かに上手です。テレビには登場するけれども満
足な音程で「発声」をしているようにも思われない「ベテラン歌手」などとは比較にならないの
うまさですが、この世界も「実力があれば有名になる」というまっとうなものではないようです。
従って、わが友は、相変わらず「実に上手な、しかし、依然無名に近い歌手」のレベルにとどま
っていますが、この社会の縮図のある面を背負っているような感じもします。

 今日は一日中、代表質問を書くために資料の整理をしました。ほとんど進展しませんでした。
夜は、新社会党東京都本部の執行委員会に出席。

 私の田舎から、兄夫婦が自分たちで作った枝豆やミョウガなどの野菜がいっぱい送られたきま
した。なぜか特別においしい気持がします。実に妙なものです。


● 9月4日(金曜日)●

     新宿区も費用負担の練馬清掃工場の改築は必要か。

 今日午後、練馬区の石神井公園駅近くの区立婦人会館で「練馬清掃工場改築のための公聴会」
が開かれました。以前から関心を持っていたので出席し、皆さんの意見陳述を拝聴しました。

 改修される予定の練馬清掃工場は、練馬区内にある工場ですが、23区が共同で組織している
「清掃一部事務組合」が管理運営しており、その費用は新宿区など23区でそれぞれ負担してい
ます。工場の改築には、約300億円もの巨額の税金が投入されますが、この費用は新宿区も応
分の負担をしなければなりません。私は、どうしても必要な施設ならば、費用負担は当たり前の
ことだと思いますが、ごみが年々急速に減少し、清掃工場の焼却能力が有り余る状態になってい
る今、計画されたことだからといって、貴重な私たち区民の税金をかけて清掃工場を改修する必
要性があるのかどうかということです。
 ごみ量は、将来的な発生予測でもますます減少することになっています。リサイクルを進め、
また、ごみになるようなものは生産も使用しないという社会的な動向は、今後一層顕著になりま
すが、現在でも、23区全体の清掃工場の焼却能力は必要量を相当上回っている状態になってい
ることを考えるならば、私は練馬清掃工場の改築は、その必要性からして大変疑問に思っていま
す。これは練馬区などの他区での出来事ではなく、新宿区そのものの問題なのです。

 今日の陳述でも何人かの方が、私と同じ疑問を呈していました。現在、都内には21の清掃工
場があります。オーバーホールなどを行うために焼却能力を余分に保有する施設配置は必要です
が、想定余力以上の工場は不必要です。従って、必要数を超える焼却炉は廃炉にすべきだと思っ
ています。保有し続けるのは税金の使い方としても不適切です。私はこれからも充分に監視し、
問題意識を持ち続けていきたいと考えています。


● 9月3日(木曜日)●

     『三たびの海峡』など、帚木蓬生の本を読んでいます。

 ここ一、二ヶ月、連れ合いに薦められて帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい)の本を片っ端から読
んでいます。代表作の『三たびの海峡』『受命』『臓器農場』『国銅』『聖灰の暗号』などなど
です。いずれも結構分厚い本で、上下に分かれているのもあります。十分に読み応えがあります
が、ほとんど気にならずに読み進めます。戦前の朝鮮人連行問題、現代の臓器移植問題、歴史的
にも有名なカタリ派などローマ法王庁による想像を絶する異教徒弾圧など、取り上げているテー
マの構想の太さ、そのストーリー展開の巧妙さ、文章の的確さなどに感心しています。また、こ
の作家の人間性なのでしょうが、弱い立場の人たちに対する深い愛情と配慮がにじみ出ている点
でも、私は読みながら大変共鳴するものを覚えています。今日からは『ヒトラーの防具』を読み
始めました。


 今日、第18回新宿区自治基本条例検討連絡会議が開かれました。区民代表・行政・議会の三
者が自治基本条例案の検討作業を進めていますが、ようやく具体的な「条例に盛り込む項目」に
ついて意見交換ができる段階に入っています。今日は「区民の権利・区民の義務」について議論
しました。三者からそれぞれ条例に盛り込む項目が提示されましたが、今後、意見交換を重ね、
条文化していくことになります。

 民主党の幹事長に小沢一郎が就任することになったそうです。一挙に大世帯になってしまった
民主党の大元締めになるのが幹事長の役割ですから、妥当な人事かもしれません。それにしても、
自民・公明が後退し、民主党が躍進したことは好ましいことですが、国民にとって、このような
選挙結果が本当に良かったかどうかは、すべて今後の民主党の取り組み次第です。



● 9月2日(水曜日)●

       「連立政権協議」始まる。社民の最終態度は?

 選挙で大勝した民主党政権は、今日から「連立政権樹立」に向けて社民党や国民新党との政策
協議を始めました。選挙前からの想定されたシナリオです。ただ、このような動きは「自社連立
政権」に踏み切った村山富市委員長の社会党時代に、それに反対して私たちが新社会党の結成に
踏み切った一連の動きを思い出させるせるものがあります。
 社民党では、連立協議に先立って開かれた全国代表者会議で「入閣で埋没」することを恐れる
地方幹部からは強い異議が出されたということです。大臣の椅子を狙っているといわれる辻元清
美など一部の国会議員を中心に、党の中には「連立志向」もずいぶん強いようですから、社民党
が最終的にどのような結論を出すのか注目しています。

 今日、清掃労働組合中央本部主催で「第50年次自治研集会」が開かれたので参加しました。
場所は日本青年館。130人が参加しましたが、一日、目いっぱいの日程です。サーマルクサイ
クル問題や清掃工場改修の是非など環境問題全般について活発な意見交換が行われました。実に
有意義な集会でした。



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              (  8月以前の分は、この冒頭に記載してある該当の月をリンクしてご覧ください。 )