私の  「活動日記」 です!
         ―――――――――――――――――――――――――――――――
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         (2006年) 1月2月3月4月5月・6月7月・8・910月11月12月
         (2007年) 1月2月3月4月5月・6月7月8月9月
10月11月12月
         (2008年) 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
         (2009年) 1月・2月・3月・4月






      (2009年2月分)


● 2月28日(土曜日)●

       支持率低迷、「切腹最中」でも差し出してご退陣を!

 知り合いから珍しいものを頂きました。「切腹最中」、びっくりするような名前です。ある情
報紙で「東京うまいもの大賞」を受賞した逸品だそうです。
 この驚くべき名前の由来はこうです。元禄14年3月14日、殿中の「松の廊下」の刃傷事件
を起こし、取り押さえられた浅野内匠頭は、その日のうちに切腹を命じられました。場所は奥州
一関藩の田村右京太夫の江戸屋敷です。この日本史に名を残す屋敷跡で大正時代から営業を続け
ている和菓子屋さんがありますが、ここで製造し、販売しているのが「切腹最中」なのです。東
京の新橋にあります。

 ここ数年、深く反省している気持ちを込めたお詫びのための訪問や事故などの後始末の際の手
土産によく利用され、大好評なのだそうです。「東京うまいもの賞」に選ばれるだけあって、味
も格別なものがあります。ただ、店のホームページによると、「洒落が判り、少しは歴史の素養
のある人でないと誤解される恐れもあります」という丁寧な注釈がついていました。その通りだ
と思います。

 ところで麻生首相に対する評価は低く、支持率はいまや完全な「危険水域」に達しています。
半分おぼれかかっている状態です。この低支持率の高揚を図るために「世紀の愚策」と評判が悪
い定額給付金のバラマキに執念を燃やしていますが、私たちの貴重な税金をこんな財政政策に悖
(もと)る「選挙対策」に浪費をされたのでは、全くたまったものではありません。麻生首相に
歴史的素養があるのかどうかは解りませんが、どうせ配るならば、「定額給付金」などではなく、
反省をこめて国民に「切腹最中」でも差し出したらどうでしょうか。そして、もう総理大臣の椅
子にしがみ付いていないで、潔くさっさとご退陣を願いたいものだと思っています。


● 2月27日(金曜日)●

     アメリカに代わって、日本が軍事体制を強化する?

 「米軍の台七艦隊でアメリカの極東における任務は充分だ」という小澤民主党代表の発言がさ
まざまな憶測を呼んでいます。米軍の代わりに日本が軍事強化で対応するという趣旨ならば極め
て重大な問題を含んだ発言といわざるを得ません。
 軍事問題を含めた民主党の外交政策は、よくわからないところがあり、今回の発言の趣旨もは
っきりしません。旧社会党から旧自民党までの寄り合い所帯の民主党は、政権を担ったら外交政
策の対応から党が割れるのではないかと言われていますが、小澤発言はそんな状態を予感させる
ものです。

 新社会党中央執行委員会と東京都本部拡大総支部代表者会議が、別々の会場で午後から夜9時
過ぎまで開催されました。中央と都本部は、何れも定期大会を控えています。今日の二つの会議
では、現在の経済危機や予定されている国政選挙への対策、2011年に実施される統一自治体
選挙などへの対応について意見交換をしました。


● 2月26日(木曜日)●

       東京新聞の記者と「江戸城外濠」について懇談。

 私は、昨年6月の第二回区議会定例会の本会議質問で「江戸城外濠堀の保全と復元問題」を取
り上げました。世界有数で日本では最大規模を誇る江戸城外濠に対する関心は、時の流れと共に
高まっていますが、質問をした後、これまで幾つかのマスコミから取材を受けきました。
 今日は、この問題を以前から追跡調査している東京新聞の鬼木記者と一時間ほど意見交換をし
ました。鬼木記者は、いま上智大学に貸し出され、残念ながら水面が失われている「真田濠」な
どを中心に外濠が辿ってきた過去の歴史的な経過を熱心に調査しています。近々、記事にすると
いうことでした。

 昨日に引き続き区議会本会議が開かれ、「代表質問」と「一般質問」が行われました。私は一
般質問で平和施策の推進対策を取り上げ、新宿区がようやく「平和市長会議」や「全国非核宣言
自治体協議会」へ加盟する決意を固めたことを評価しながら、この動きをより確かなものにする
ために「平和都市条例」の制定や「平和施策の戦略的な目標設定」の必要性を訴える質問をしま
した。また、「平和マップ」の作成についても幾つか提言しました。
 質問内容は、このホームページの「議会の動き」に全文掲載しています。

● 2月25日(水曜日)●

     今日から区議会の「代表質問」。智頭町に視察に行く約束。

 区議会本会議で「代表質問」。今日の質問者は、赤羽つや子(公明)、澤田あゆみ(共産)、
小野研一郎(民主)、野頭健(無所属)、河野達男(社会)の5人。夜の7時半までかかりまし
た。明日も「代表質問」が行われ、続いて10人ぐらいの議員が「一般質問」をします。今日よ
りも大分、遅くまでかかる予定です。

 昨日、出張中ということで連絡がつかなかった鳥取県智頭町役場の担当者に電話し、「百人委
員会」について教えてもらいました。「住民参加」の新たな試みです。町民の受け止め方も前向
きです。いろいろと話をし、教えてもらいましたが、もっと仔細に質疑を交わすために、直接会
ってお話を聞くことになり、4月末頃、個人的に視察に行くことにしました。鳥取という随分遠
い印象を持ちますが、岡山との県境であり、大阪から2時間ちょっとで行けるということです。
 「百人委員会」は盛んにマスコミの取材を受け、取り上げられているようで、私もよく読んで
いる「ガバナンス」や「公務員研修」という雑誌の最近号にも、住民参加の注目すべき動きとし
て取り上げられているということでした。是非、見てくださいと言われました。
 役場の担当者は、随分苦労しながら「制度構築」に駆け回っているようですが、大変やりがい
を抱きながら熱心に仕事をしているということでした。すばらしいことだと思いました。


● 2月24日(火曜日)●

    「市民主権」の立場から議会と議員の役割を規定。

 自治・地方分権小委員会が開かれ、自治基本条例の主要な規定の一つともいえる議会と議員を
どのように位置づけるかについてに意見交換しました。これまでの私たちの論議では、条例の基
本理念として「市民主権」を謳うことにしていますので、今日検討した議会についても「区民が
設置する」という立場にたって議会を規定し、議員の役割についても、議決や監視に加えて、政
策提言や説明責任の任務についても盛り込む方向で整理することにしました。どう表現するかは
別にして、「説明責任」という私たちの決意を条例の中に盛り込むことは大きな意味があると思
っています。小委員会は、次第に先進的な感じの議論が行われるようになってきました。

 おとといの日記に記載した鳥取県智頭町に電話しました。「百人委員会」についていろいろと
教えてもらおうと思ったからです。生憎、担当者が出張中だったので、後日、改めて連絡するこ
とにしましたが、この「百人委員会」については、最近、NHKの全国放送でも住民参加の先駆
的な取り組みとして紹介されたということです。残念ながら、私は全然知りませんでした。


  夜9時過ぎのインターネットに読売新聞の速報がに載っていました。次のような内容です。

  『早稲田大学の創設者で総理大臣を務めた佐賀市出身の政治家・大隈重信(1838~192
2)の名前を、福島県須賀川市の食品卸・ 小売会社が特許庁に "商標登録" として出願している
ことが24日、分かった。
 特許庁によると、出願されたのは昨年7月1日で、商品の種類は日本酒と洋酒、果実酒、中国
酒、薬味酒。登録が認められれば、こうした商品に「大隈重信」の名前を使う場合、須賀川市の
会社の許可が必要になる。
 営業部長は「当社は佐賀とは縁はないが、早稲田大創設者として有名なので出願を決めた。佐
賀の酒造会社が造った酒を取り扱いたい」としている。
 これに対し、大隈のひ孫で東京在住の大隈和子さん(68)は「無断で名前を使ってほしくな
い」と不快感をあらわにしている。大隈重信が創設した早稲田大学の関係者も「大学にとって最
も重要な人物」(広報課)と反発し、近く特許庁へ登録を認めないよう訴える』。

 大隈重信の名前を酒を売るための手段として使おうとする「商魂」には、少々呆れました。


● 2月22日(日曜日)●

    「住民参加」に意欲的取り組んでいる自治体。

  全国の自治体の中には、町や村でも意識的・主体的に新たな自治の創造に取り組んでいるとこ
ろがあります。今日、たまたま新聞の切抜きをしていたら、面白い記事に出会いました。鳥取県
の智頭町(ちづちょう)という町の取り組みです。私は初めて聴く自治体ですが、岡山県との県
境近くにある人口8500人ほどの町だということです。
 この町は昨年、「百人委員会」という住民の組織を創りました。委員会は「行財政改革検討部
会」「生活・環境検討部会」など6つの部会にわかれていますが、それぞれの部会は地域で公開
ヒアリングを積み重ね、主体的に住民の意向を掌握して、各種の事業について町長に予算要求を
するのだそうです。「百人委員会」として町長に予算要求した時には、200人もの町民が集ま
ったということです。インターネットでも調べてみましたが、随分活発に活動している様子が読
み取れます。
 全国の自治体で行われている「住民参加」にはさまざまな形態がありますが、智頭町の制度は
とても面白いと思いました。私は、究極の住民参加は「自らが治めた税金を自ら構想して使う状
態」だと思っていて、区議会でもハンガリーが発祥の地とされる「パーセント法」に基づく予算
編成の考え方の導入などについて提言してきましたが、智頭町がはじめたこの新たな試みには、
私が思っているような姿を見ることが出来ます。機会があったら、町の担当者を訪ねて具体的な
内容を聞きたいものだと感じました。

 今日は、決まった予定もなかったので、午前と午後、残っていた機関紙の配達や集金などをし
ました。花粉が日増しにふえてきましたが、この頃は、一歩外に出るとクシャミを連発するよう
になりました。まあ、本当に困ったものです。


● 2月20日(金曜日)●

    今日から定例会、まず区長の「施政方針演説」でスタート

 今日から新宿区議会第一回定例会開始。午後2時から中山区長の「施政方針演説」が行われま
した。約一時間にもわたって、来年度の区政を担う基本的な姿勢と実施する事業について詳細に
説明していました。来週からは「代表質問」「一般質問」が行われ、引き続いて予算特別委員会
が連日開催されます。

  夜、四谷地区商店連合会の「新春の集い」が信濃町で開かれました。今更のような新年会です
が、この団体は例年いまの時期に新年会を開いています。金融危機や景気後退の影響を受ける中
で、何となく意気の上がりづらい雰囲気の集まりでした。


● 2月19日(木曜日)●

     知人から「津軽海峡冬景色」の替え歌が届きました。

 あすから区議会第一回定例会が始まります。3月24日まで33日間の会期です。初日の明日
は、午後2時から区長の「施政方針演説」が行われます。引き続いて、各会派の代表質問や一般
質問、09年度の予算審議行われます。一年で一番長丁場の議会になります。

 今日は、午前、全議員を対象にした全員協議会が開かれ、議案の事前説明が行われました。午
後からは、新宿第二保育園の日照問題で保護者の代表から要望を聞きました。引き続いて4時か
らは四谷三丁目の丸正前で「区政報告」の演説を一時間ほど行いました。

 昨夜、知り合いから「替え歌」がメールで送られてきました。「津軽海峡冬景色のメロディー
で歌う」のだそうです。「中川大臣の辞任事件が起こった直後なのでタイムリーでしょう」とい
うコメントがついていました。以下の通りです。

   アメリカ発の金融危機 起きた時から
   政権維持は藪の中  
   期待された対策など 何も出来ずに
   支持率だけが落ちてゆく
   私は辞めぬ 替われる人はない
   まんがオタク 漢字読めぬ それがどうした
   ああ 麻生内閣・冬景色 ~

   ごらんあれも二世議員 出来が悪いと 
   多くの人が 指をさす
   思いつきで給付金も 出してみたけど 
   余計にけちを 付けられる
   解散しない 私はつづけたい
   身内までが 背中ゆする 辞めよばかり
   ああ 麻生内閣・冬景色 ~



● 2月18日(水曜日)●

      明後日から区議会定例会。一般質問をします。

 新宿区議会第一回定例会は明後日の20日から始まります。33日間にわたって開かれ、3月
24日が最終日の予定です。来年度予算案が審議されます。

 ますます国民から批判が強まっている例の「定額給付金」関係の予算案は、国会で関連法案が
まだ可決されていないこともあって、定例会の会期末ごろに追加提案されるものと思います。私
はこのような「最小の経費で最大の効果」を期さなければならない税金の使い方に悖(もと)る
バラマキには反対です。財政政策の理念のかけらも感じられないない「選挙目当てのさもしい票
集めの思いつき」であり、後々まで批判されるであろう「世紀の愚策」です。新宿区長は、(私
の本会議での質問に答えて)この「稀代の浪費」を評価すると発言していますが、驚いてしまい
ます。本当に、いま最も必要な雇用政策などに使ってもらいたいものだと思っています。

 私はこの定例会で「一般質問」をしますが、質問時間はたったの10分しかありません。「平
和施策」に限って幾つか質問するつもりです。発言の骨子は出来上がりました。(追記・20日
付けで「議会の動き」に質問原稿を掲載しました。)


● 2月16日(月曜日)●

   末期症状の麻生政権。中川大臣の醜態、世界に放映。

 ローマで開かれていたG7の会合を受けて、中川財務・金融大臣が「酩酊状態」で記者会見し
た醜態の画像が全世界に放映されました。信じがたい出来事です。サケを飲んで酔っ払った結果
ではないと強調していますが、薬を飲んだだけであのような状態になるとはよっぽどの事です。
サケでなければ麻薬でも吸っていたのか、というコメントする人もいるくらいです。

 それにしても、何十万人もの人たちが職を失い、路頭に迷うような社会状態の中でも、危機打
開の責任を負った大臣が、酔っ払って世界に醜態をさらしているようなことでは、全く情けなく
なります。


● 2月14日(土曜日)●

    「笑うしか ないどころではない 国民」。小泉の責任は?

 アメリカ議会の上院・下院で350万人の雇用を目標にした「景気対策法」が成立しました。
日本円で総額72兆円規模です。この対応でアメリカは勿論、世界の経済情勢がどう変わるのか
注目されています。一方、日本では、麻生首相が相変わらずの無能振りを続け、本人は「迅速に
対応しているアメリカ議会が羨ましい」などと言って、自分のことは脇におき、責任を国会に転
嫁しています。

 麻生首相が「私は郵政民営化に反対だった」と発言したことについて、先日、小泉首相が「笑
っちゃう」などと痛烈に批判しましたが、このことは今日のテレビでも取り上げられていました。
 しかし、私は、「笑っちゃうのは、何もかも自己責任だといって格差是認の政治を進めたお前
のやり方だ」と言いたいくらいですが、同じように感じている人はいっぱいいるようで、今日の
朝日新聞には「笑うしか ないどころではない 国民」と川柳が載っていました。

 今回の金融危機、景気後退は、小泉首相がアメリカに追随して推し進めた強いものが生き延び
るという新自由主義政策・構造改革政策・格差是認政策の結果であり、その責任は辞めたとは言
え小泉首相がが負うべきですが、そんな事は都合よくケロッと忘れているようです。


● 2月13日(金曜日)●

      丸正前で演説、あっという間に一時間半経過

 今日、新宿区の来年度予算案がマスコミに発表されました。明日の新聞で報道されると思いま
す。
 私は午後3時半から、四谷三丁目の丸正前で演説し、新宿区の「09年度予算案」に盛り込ま
れたや各種の事業や政府が実施する準備を進めている「定額給付金」などについて紹介し、これ
に対する自分の考えを訴えました。昨日の活動日記に「税金無駄遣いではないか」と書いた新宿
区で行うことになった2つの「オリンピック誘致イベント」のについても内容を報告し、批判し
ました。

 私は街頭や駅頭でよく演説をします。一人で話をするので、最初から最後まで自分で全部時間
を調整しますが、演説をする一時間とか一時間半の時間の経つのが、本当に早いと感じることも
あるし、逆に調子の悪い時には、時間が止まっているように感じるときもあります。今日はいろ
いろと話す材料があったためか、「そろそろ一時間ぐらい経ったかなあ」と思って時計を見たら、
なんと一時間半も経過していました。話している最中には、いつものように随分沢山の知り合い
が通り過ぎました。


● 2月12日(木曜日)●

    新宿区で約2千万円を使い、オリンピック誘致イベント。
   
私は税金の無駄遣いは止めろと主張しています。

 今日開かれた区議会の総務区民委員会に、区長サイドから次のような「報告」がありました。

 東京都の石原知事は2016年に東京へオリンピックを誘致することに執念を燃やしています
が、このような動きを受けて、新宿区でも区長が先頭になって誘致のための雰囲気作りを行うた
めの「実行委員会」を作り、3月に相次いで2つのイベントを行うことになったのだそうです。

 まず第一弾は、3月15日(日)に区立コズミックセンターで行う「新宿オリンピック・フェ
スタ2009」です。この集まりにはオリンピックのメダリストも呼ぶそうです。このイベント
に要する費用は約1000万円です。メダリストを呼ぶための費用やスタッフ費用、吉本興業の
タレントに対して支払う費用だと説明しています。私には全く税金の無駄遣いだとしか思われま
せん。いかにも金銭感覚の希薄な役所のやりそうなことです。

 第二弾は、3月28日(土)に新宿駅東口と歌舞伎町スネシティ広場で行う「新宿発オリンピ
ック・パラリンピックを楽しもう!」というイベントです。これにかかる費用も1000万円弱
です。トークショーやクイズ・ゲーム、体操、スタンプラリーなどを行うのだそうです。こんな
ものに税金を使うよりは、「もっと困っている人のために使え!」と叫びたい気持ちです。これ
が税金の無駄遣いの第二弾です。

 また、こんな短期間に似たような二つのイベントを行うのは、年度末になって「予算消化」の
ためにアタフタとやるような気がしないでもありません。

 この二つのイベントに要する費用は約2千万円近くにもなりますが、基本的にはイベント費用
の全ては東京都が負担することになっています。新宿区の財布から出るカネではありませんが、
都民・区民が支払った税金、すなわち私たちが支払った税金であることには変わりはありません。

 都はこのようなカネをばらまいて、新宿区などの23区や三多摩の市町村に「雰囲気を盛り上
げるため」のイベントをやらせているのです。
 景気が後退し、クピを切られて必死になって仕事を探している人がいっぱいいるというのに、
何で「オリンピックだ」「オリンピックだ」とはしゃいで、こんなイベントのために税金を浪費
しなければならないのか、また、何で新宿区長が「石原の趣味」のようなオリンピック誘致に対
して、そのお先棒を担がなければならないのか。私には全く納得がいきません。市民のそれぞれ
がオリンピックに対して自分の思いを持てばいいのではないでしょうか。その結果、雰囲気が高
まればそれでいいし、逆ならば又、それはそれでいいことです。何も税金を使って盛り上げても
らわなくても結構なことです。

 オリンピック誘致の活動資金だとして、東京都は4千億円もの基金を積み上げています。もち
ろん私たちが支払った税金です。私は、新宿区の二つのイベントのカネは東京都から回ってくる
とは言え、こんなもののために私たちの税金を使うのは大反対です。


● 2月11日(水曜日)●

    オリンピック誘致、石原の趣味に4千億円以上の税金。

 今日は「建国記念日」。神武天皇が即位した日だそうです。しかし、そもそも神武天皇が実存
したのかどうか誰も知りません。そうした不明の人物を奉りあげてこの国の「起源」にしている
のですから、全くいい加減なものです。そう言えば、私は区民それぞれが地域自治の担い手であ
ることを意識し、その自治意識を更に高揚させるために3月10日の新宿区成立記念日を「新宿
区民の日」にすべきだと主張しています。今のところは、皆さんの賛同を得ていませんが、しか
し、いつの日かは別にして、何れ区民がこぞって自分たちの地域の「誕生日」を正式に設定し、
皆んなでそれを祝うことになるのであろうと思います。

 東京自治センター主催の恒例の「財政学校」が中野サンプラザで開かれたので参加しました。
午前10時から午後4時半まで三講座の長丁場でした。財政の専門家の大学教授や自治センター
の研究員が、東京都の国と東京都の予算について分析し、その上で特徴的な幾つかについてレク
チャーしてくれました。国の予算はもちろんですが、東京都の予算も果たして効率的な執行がど
の程度担保されているのか疑問に思うところが随分沢山ありました。石原知事の執念(または趣
味?)のオリンピック誘致の基金は何と4000億円以上になりました。これを含めると誘致費
用(何に使われているか解らないところがありますが)は既に5000億円を遥かにオーバーし
ていると思います。あのめちゃくちゃな「新銀行東京」の浪費以上です。


● 2月9日(月曜日)●

     内閣支持率14%、 「まだそんなに支持する人が?」

  国会の予算委員会の議論が続いています。麻生首相は「私は郵政民営化には反対だった」「私
は郵政の担当大臣ではなかった」と発言したことで、追及を受けています。去年の自民党総裁選
挙の時は、自分が郵政担当で民営化推進のリーダーだ、とミエをきっていました。「ぶれ発言」
を通り越して、「もう支離滅裂だ」と批判する人もおります。 こんなに発言をくるくる変える政
治家も珍しいのではないでしょうか。
 朝日新聞の世論調査が明日の朝刊に掲載されますが、内閣支持率は14%にまで下がっていま
す。末期を通り越してもう「死に体」です。首相の椅子に座り続けるのは、政治空白を続けるこ
とになります。いまや国民からか完全に見放された内閣になってしまいましたが、それでもまだ
14%も支持する人がいるのには、驚きます。

  第一生命が「第22回サラリーマン川柳コンテスト」の入選作を発表しました。こんなものが
ありました。5月に「ベスト10」を発表するのだそうです。

 ●「円高を 実感したいが 円がなし」  ●「コスト下げ やる気も一緒に 下げられる」
 ●「久しぶり ハローワークで 同窓会」 ●「まんが好き 末は首相と 息子言う」
 ●「子供らに また教えてる 総理の名」 ●「待ちわびて くればさびしい 給料日」


● 2月8日(日曜日)●

     区政報告配布、堺利彦が開設した「売文社」も紹介。

 今日は朝から近所に社会新宿区議会議員団の「区政報告」を配布して歩きました。およそ20
00枚位配ったと思います。いい運動になりました。あとの2000枚強は郵送する予定です。

 報告書の内容は、09年度の新宿区予算案の紹介が中心になっています。多くの人に一番よく
読まれている地域の歴史的なスポットを紹介する欄では、日本の社会主義運動の先駆者・堺利彦
が、明治の終わりに須賀町に開設した「売文社」(一年後に左門町に移り、また一年半後に須賀
町の別の場所に移転)を取り上げました。出獄直後の堺利彦の行動は、絶えず官憲に監視されて
いたということですが、文章の代筆や翻訳を業とする「売文社」の商売は結構、繁盛していたよ
うです。堺の娘の近藤真柄さん「新宿100人の女性」にも取り上げられている活動家ですが、
当時の「売文社」の状況を活写した文章が残っています。それもちょっとだけ紹介しました。

 また、私が住んでいる四谷第六小学校隣の大京町の区有地に「民設民営」の保育園を造ります
が、今回はそれを第一面にしました。いまの予定では2011年秋に開園する予定ですが、四谷
地区で全く新しい保育園が出来るの1979年に四谷保健所に併設された四谷保育園以来であり、
実に久しぶりです。楽しみなことです。


● 2月6日(金曜日)●

     丸正前で演説。「定額給付金は選挙目当てのバラマキ」

  夕方、丸正前で恒例にしている「区政報告」の演説をしました。強風が吹き荒れていたので、
時々、呼吸が詰まったりして、少々難儀の状態でした。
 予算案が発表されたので、主にその紹介をしましたが、定額給付金にも触れ、「最小の経費で
最大の効果」を追求すべき税金の使い方としては、全く評価できないし、これは財政政策ではな
く、単なる票目当てのバラマキに過ぎないという趣旨のことを強調しましたが、何人もの人が手
をたたいたり、声をかけたりして通り過ぎました。びっくりしましたが、多くの人が同じ思いを
持っていることを、改めて感じました。「衆愚政治」の典型のような政策ですが、考え付いた人
や政党の政策立案能力や大衆を下に見る政治感覚の低さが露呈したような状態になっており、何
とも情けない状況になっています。

 午後7時から「新宿自治基本条例制定検討連絡会議」の初会合が開かれました。構成は、32
名からなる区民会議からの代表6人、区議会の代表6人、行政の代表6人、それに学識経験者の
辻山座長の19人です。区民会議、議会、行政それぞれがこれまで行ってきたいくつかの活動に
ついて報告しあい、若干の意見交換をしました。あれこれと回りくどいやり取りもありましたが、
今日の会合を第一歩に、いよいよ条例制定に向けて具体的な作業に入ります。


● 2月5日(木曜日)●

    漱石の曾孫で伸六さんの孫が訪ねて来ました。

 夏目漱石には何人かの孫や曾孫(ひまご)がいます。新宿区が行う各種のイベントに積極的に
協力している随筆家の半藤末利子さんは漱石の長女・筆子さんの娘ですので、漱石の孫になりま
す。先日、半藤さんが書いた『夏目家の福猫』を読みましたが、実に面白い逸話が満載されてい
ました。
 漱石の男の子どもとしては純一さんや伸六さんがおります。純一さんの孫が夏目房之介さんで
すが、漱石にとっては曾孫になります。伸六さんの墓碑は、雑司が谷霊園にある漱石の墓地と一
緒のところにあるので、先日、漱石の墓に参拝したときには、花や線香を供えてきました。

 今日、夏目一人(なつめかずと)さんが私を訪ねてきました。先日結成した「漱石山房の復元
を進める新宿区議会議員の会」の新聞報道で見たようです。たまたま新宿区文化観光国際課長と
会う約束をしているので、その前後に事務局長の私に挨拶をしたいということでした。
 夏目一人さんは、伸六さんの娘の子どもだそうです。漱石からみると曾孫です。まだ30台半
ばの青年ですが、漱石に関することに係りたいという望みを持っているということでした。「漱
石財団」を作るという意向もあるようですが、まだ全く「思いつき」のような状態だということ
でした。いろいろと雑談を交わし、これからも必要な時には連絡を取り合いましょうと約束して
分かれました。

  社会新宿区議会議員団の「区政報告」の作成作業をしました。年に6回発行しています。B4
版の表裏で、毎回5000枚前後の部数を作っています。今日は片面の作成をしました。土曜日
に後の片面を完成させます。刷り上り後は、各種のチラシなどと一緒に郵送したり手配りをした
りする予定です。


● 2月3日(火曜日)●

       新宿区の来年度予算案の事前説明を受けました。

 今日午後、来年度予算案の事前説明を区長サイドより受けました。金融危機の影響を受けて急
激な不況に突入していますが、地方自治体歳入で重要な要素を占める住民税に対する影響は一年
遅れて出てくるので、新宿区の09年度予算案には格別大きな影響はなかったようです。細かな
説明を受けましたが、積極的な姿勢が感じられる予算案だと思いました。財政的な問題を考える
ならば、09年度よりは10年度の方の影響が心配です。
 この予算案は、2月29日から開催される新宿区議会第一回定例会で審議されます。

  全く別の話ですが、今日午前、東京女子医大病院で定期健診を受けました。昨年11月末には、
突然「黄色ブドウ球菌」に感染し、夜寝ている間にみるみる膝が大きく腫れだして動けない状態
になりました。約40日ぐらい通院する羽目になり、散々な毎日を過ごしましたが、その後は全
く順調に回復しています。今日の検査結果も「異常なし」ということでしたので安心しました。

  国会では衆議院の予算委員会で質疑が行われています。公務員の「天下り」や「渡り」に対す
る政府の対応が焦点の一つになっており、今日もこの問題が取り上げられました。自分たちの利
権を守るため悪知恵を働かしている中央の役人らは、国会で決めた法律に反して、政令によって
「渡り」可能にし、麻生はそれを容認する姿勢でした。しかし、この問題でも麻生首相は前言を
翻したようです。この男は、発言をクルクルと変えることに何の違和感も感じないようなので驚
いてしまいます。稀代の大物か人並みはずれた鈍感な人間か、ということになりますが、どちら
か?、というのもバカらしくなるほどリーダーにはふさわしくない人間です。こうした人が一日
でも総理大臣の椅子に座っていることは、私たちにとっては実に不幸なことです。


● 2月2日(月曜日)●

       花粉症の時期に突入、実に憂鬱な季節になります。

  新聞やテレビで頻繁に「花粉」の報道が行われるようになりました。環境省も今日から「花粉
情報」を始めたということです。私も8年ぐらい前から花粉症になっていますが、年々、ひどく
なっています。これから数ヶ月、実に憂鬱な季節になります。2、3年前から予防のために、早
めに病院にいって薬をもらって飲んでいますが、効いているのかいないのか、本当のところよく
わかりません。それでも念のためにと思って今朝、近くの耳鼻科に行って薬をもらい、飲み始め
ました。効果あらんことをひたすら祈るばかりです。

 新宿区では、障害者関係の就業紹介団体と中小企業向けの福利厚生事業団体の二つの外郭団体
を統合し、4月1日から「勤労者・仕事センター」という新組織を発足させます。
 私は、この組織をスタートさせるための発起人に選ばれていますが、今日午後3時半から、第
一回目の「発起人会」が開かれました。会議には新組織の定款が提起され、委員間で質疑を交わ
しました。私は、「発起人会」という会議体に参加するのは初めて体験なので、少々、戸惑いま
した。新しい組織は障害者や高齢者、若年層の職業紹介や中小企業の福利厚生面での支援という
重要な役割をその任務としています。担当者は周到な準備をしてきていますが、この新組織が無
事に船出するように私も与えられた使命をまっとうしたいと思っています。


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                (  1月以前の分は、この冒頭に記載してある該当の月をリンクしてご覧ください。)