私の  「活動日記」 です!
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         (2009年) 1月・2月・3月・4月






      (2009年1月分)


● 1月31日(土曜日)●

    一月の新年会・旗開きは、大体40回程度になりました。

 連日、新年会や旗開きが続いた一月も早いもので晦日(みそか)です。全部あわせると、大体
40回ぐらいになると思います。今日も午後12時半から新宿区肢体不自由児者父母の会の「成
人を祝う会・新春のつどい」が開かれました。会場の新宿区障害者福祉センターへは、家から歩
いて行き、会に出席した後、新宿区役所経由でずっと歩いて家に帰ってきました。およそ7キロ
ぐらいは歩いたことになります。夕食は久しぶりに家族と一緒に取りました。


● 1月30日(金曜日)●

    新社会党新宿総支部で「新春のつどい」を開催。

 新社会党新宿総支部主催の「新春のつどい」を区内で開催しました。例年、1月最後の金曜日
夜に開催しています。党員が中心ですが、今年は随分沢山の来賓や一般の方々が参加してくれま
した。嬉しい限りです。余興の一つに越水さんという年配の党員がギターを引きました。プロ級
の腕前です。若い頃、古賀政男に師事し有楽町の「日劇」などを舞台に活躍した人で、私たちは
その話を何度も聴いています。
 恒例の「福引」の特賞は、私たちの仲間がやっている北海道のホタテ2箱と鮭2本の直送です
が、運良く当たった人は大喜びでした。大いににぎわいました。

 二次会は駅の近くの居酒屋さんで行いました。草創期の「社会主義青年同盟(社青同)・新宿支
部」の三役を担った三人は、二次会にも出席してくれました。私は、この人たちの何代かの後に
社青同・新宿支部の委員長を務めました。区議会議員になったばかりの頃です。35年以上も前
のことですが、今では昔日の感がしました。


● 1月29日(木曜日)●

  しぶとい中央役人、麻生首相交代で「わたり」は復活へ。

 国会で代表質問が始まりました。総選挙の時期や景気対策、雇用対策、定額給付金などが大き
な問題になっていますが、それと並んで役人の「天下り」や「わたり」が脚光を浴びています。
 「わたり」は、法律の規定によって、現状では行えないことになっていますが、いつの間にか
中央役人の巻き返しにより、法律の規定に反して政令によって、「元職員でも必要不可欠な場合
はあっせんできる」という規定が設けられ、可能になってしまったのです。「不可欠の場合」と
いう条件は、有名無実であること周知のことです。霞ヶ関の役人の高笑いが聞こえてきそうな感
じがします。

 麻生首相は、昨日の質疑で「わたりは認めない」と発言していますが、わたりを容認している
政令の撤廃はしないのだそうです。これも今のところは役人側の勝利です。要するに「麻生首相
の間は認めない」と言っているに過ぎません。首相が変われば「政令」は当初の効力を発揮する
のです。国会の質疑を聞いていると、自分の利権を守ろうとする役人はしぷとさには、ホトホト
感心します。同時に、首相を頂点とする政府・大臣のふがいなさにも、それ以上に「感心」せざ
るを得ません。こんな政府・政治は、変えるしかありません。


● 1月28日(水曜日)●

    区内の施設視察の後は、横領事件・裁判敗訴などの報告。

 今日も区議会の常任委員会が開かれました。総務区民委員会です。午前中は大久保スポーツプ
ラザ、住吉町生涯学習会館、ふらっと新宿四谷店を視察しました。ふらっと新宿四谷店は、障害
者団体の皆さんが中心的に経営している店舗で、歌舞伎町、高田馬場、大久保についで四番目の
店です。昨年11月に開業しました。リサイクル自転車を販売しているのが特徴ですが、現在は、
自転車整備の体制強化と区内の自転車商組合との協議のために一時販売は中断しています。一日
も早い営業再開が待たれています。

 午後の委員会では、新宿区の外郭団体で発生した女性職員による約2800万円もの横領事件
の報告、新宿区役所が行った下落合の建物の「建築確認事務」が東京高裁で違法と判断された判
決の報告、それに中小企業向けの「商工業緊急資金融資の拡充」の報告を受け、質疑を交わしま
した。

 ●最初の横領事件は外郭団体のチェック機能の弱さによるもので、足掛け3年間も不正を見抜
けなかった体制の脆弱さは信じがたいことです。特にこの団体の監査機能は全く有名無実の存在
だといってもいいくらいです。横領した女性は、全額弁償していますが、実に残念な犯罪です。

 ●二件目の「建築確認の誤認判決」も深刻です。この件は、下落合のこんもりとした緑をつぶ
して建物を建てることの是非が問われた事件です。この森にはタヌキが出没するので、「タヌキ
の森裁判」とも言われています。新宿区は、建築安全条例を「拡大解釈」し、業者に建築確認を
出し、建物建設は進んでいますが、そのことの妥当性が問われている裁判です。
 1月14日に出された高裁の判決では、実に明快な論理で新宿区の主張がほぼ完全に否定され
ました。私もこの件については、平成17年3月の予算委員会で詳細に質問し、区の建築確認に
は法律や条令の解釈や適用に不適当さがあると指摘していました。
 新宿区は昨日、最高裁に上告しました。私は今日の委員会で、新宿区としての高裁判決をどの
ように検討したのか、どのような勝算理由があって上告に至ったのかを質しましたが、納得のい
く答弁はありませんでした。
 この裁判で争われている建物の建築は既に相当程度進んでいますが、もし新宿区が最高裁で負
けるということになると、当然、損害賠償問題が発生することになります。大変に深刻な情況に
なることが予想されます。 

 ●三件目は、報告案件としてはいい話です。金融危機・景気後退の中で厳しい状態におかれて
いる中小企業向けの融資を拡充するものです。融資限度額を1000万円までとし、区が金利の
全額を補助します。これまでの緊急融資を更に充実したものですが、この融資を活用することに
よって区内の業者の営業が少しでも好転することになればいいなあと思っています。


● 1月27日(火曜日)●

   委員会で上越市視察の総括。夜は朝鮮総連新宿の新年会。

  区議会では毎日のように委員会が開かれています。今日は「自治・地方分権特別委員会」が1
0時から開催され、各委員から新潟県上越市の視察総括の報告があり、次いで新宿区自治基本条
例制定作業の状況について議論しました。上越市の視察は、大変前向きに評価されています。特
に、上越市議会議員2人の自治基本条例に対する取り組みの説明は、皆さんから好評を得ていま
す。我々も大いに学ばなければなりません。

  今日の夜は、歌舞伎町の叙々苑の遊玄亭で朝鮮総連新宿支部の「新春のつどい」が開かれまし
た。いつものように大変に盛会でした。朝鮮総連は、新宿に限らず他の多くの組織が、不当とも
いえる官憲の弾圧などもあり、いま組織的にも大変厳しい状況にあるようですが、是非、この困
難を克服して欲しいものだと思っています。


● 1月26日(月曜日)●

        「 ヤッパリ 首相は国民から支持されなくちゃ 」

  昨日行われた山形知事選挙で野党共闘候補の吉村美栄子候補が、現職で自民党などが推薦した
斉藤弘候補を破って当選しました。いまの時期の地方選挙は中央政界の影響をもろに受けますが、
山形知事選挙は、日本の「政治の流れ」が大きな音をたてて変わっていることを実感させる結果
に終わりました。政治の変革は、国民が求めている大きな「声」のような気がします。

  昨日の大相撲千秋楽の優勝決定戦で、朝青龍が白鵬を破って優勝しました。その表彰式に麻生
首相が出席し、総理大臣杯を渡すときに、「ヤッパリ横綱は強くなくっちゃ」とコメントしたと
いうことです。私は夜遅くテレビのスポーツニュースでそのシーンを見ましたが、朝青龍は、首
相のコメントに応えて「ヤッパリ首相は国民に支持されなくっちゃ」と言ったような気がしまし
た。あるいは「首相は漢字ぐらいマトモに読めなくちゃ」と言ったのかも知れません。

  今日の午前中は、自治・地方分権特別委員会の小委員会が開かれました。条例に盛り込むべき
区民・議会・首長・執行機関などの権利や義務などについて意見交換しました。
  午後は、四谷の事務所で新社会党東京都本部の三役会議。衆議院選挙など当面の主要な活動に
ついて協議しました。


● 1月24日(土曜日)●

     革命50周年のキューバに新社会党の視察団を派遣。

  今日、「2009年・新社会党新春のつどい」がアルカディア市谷(私学会館)で開かれまし
た。中央本部と東京都本部の共催です。私は、別の女性と共に司会を務めました。東京を中心に
した党員が大半でしたが、各界各層の多くの来賓がしてくれました。新社会党から衆議院選挙兵
庫一区で立候補する原和美さんや社民党の東京八区の保坂展人さんからの決意も受け、大いにな
盛り上がりました。

 革命50周年を迎えるキューバ大使(代理で書記官)も出席して連帯の挨拶をしてくれました。
新社会党は、4月末から5月初めにかけて「キューバ視察団」を派遣しますが、全国から既に7
0名以上の参加希望者が集まりました。80名を超えるのではないかと思います。私はまだキュ
ーバに行ったことがないので、この機会に是非、参加したいと思っていましたが、残念ながら時
間的にとても無理なので諦めています。

  今日のほとんどの新聞に、新宿区の外郭団体「障害者就労福祉センター」の経理担当をしてい
た女性職員が3年間にわたって約2850万円を横領していたという記事が載っていました。
昨日、議会にも事前に報告がありましたが、巨額の不正事件であり、驚きました。同センターは
業務上横領の疑いで女性を告発しました。昨年12月に全額弁済されているということですが、
不完全な管理システムには問題であり、大いに反省しなければなりません。このセンターは、4
月1日に中小零細企業の厚生施策や福祉施策を支援してきた「勤労者福祉サービスセンター」と
統合し、新たに再出発することが決まっていますが、任務は大きいだけにしっかりとした体制で
信頼回復に努め、期待されている役割を果たして欲しいと思っています。


● 1月23日(木曜日)●

   「社会・経済の現状分析と政治の果たす役割」
      寺島実郎さんの「講演会」に出席しました。

  東京商工会議所新宿支部主催の「特別講演会」が四谷区民ホールで開かれたので参加しました。
講師は寺島実郎さんです。会場はほぼ満員でした。
  私は時々、テレビなどで感心しながら寺島さんの発言を聞いていますが、実に鋭い情勢分析を
し、問題解決へ向けて的確な方向性を提示する人だと思っていました。今日の講演も、マクロ的
な世界経済の推移や主要な資源と人の流れを具体的な数字で示し、そこからどのような政策を感
じ取らなければならないかを説得力のある言葉で縦横に語っていました。全体的には厳しい新自
由主義批判でした。いくつかの具体的な現状分析のポイントも述べていましたが、私も調査して
みたいと思っています。実に勉強になりました。

 人々に幻想を与え、現在の混乱の重要な要因を作った構造改革路線の「旗手」と持てはやされ、
今ではすっかり化けの皮が剥がれてしまった竹中平蔵センセイが、それでもなお懲りずにテレビ
でぺちゃぺちゃと薄っぺらなことを言っているのとは大違いです。まさしく「雲泥の差」「月と
すっぽん」とはこのことです。


● 1月21日(火曜日)●

    上越市における「地域自治組織」の先進性を学ぶ。

  昨日から一泊二日の日程で新潟県の上越市議会に行ってきました。「自治・地方分権特別委員
会」の視察ですが、上越市における「地域自治組織」の導入の経緯やその後の実態を調査するた
めです。全国から注目されている組織ですが、委員を選出するのに公選制の考えを取り入れたこ
とや地域自治区に置かれている「地域協議会」の権限を拡充することなどに大変な先進性があり
ます。このような組織を構築するのに果たした議会の取り組みもすばらしいと思いました。

  視察では、最初に行政側から説明を受け、その後、この組織導入に議会サイドで中心的な役割
を果たした2人の市議会議員から話を伺いました。矢野議員の考えについては、昨年夏に日本自
治学会のシンポジュームの際に拝聴していますが、今回の視察でも実に参考になりました。同行
した委員の皆さんも「行政側からだけではなく、議員の話も聞けたので本当に参考になった」と
いう感想を述べていました。全てが想定したとおり機能しているわけではないと思いますが、し
かし、高い理念を掲げ、それを現実のものにするために払っている熱意には感心しました。
 私たちも、先駆的な取り組みに大いに学び、新宿区における「地域自治組織」を創っていかな
ければならないと思っています。

  今日は、久保議員と共に信越本線で三条市まで行き、以前、三条市長を務めた故・稲村稔夫さ
んのお宅にお邪魔し、一人で住んでいる慶子夫人と懇談しました。稲村さんは若い頃新宿区に住
んでいて社会党新宿総支部の書記長も務めていました。その後、三条市長や参議院議員になり、
その生涯を弱い人々の立場を守るために捧げましたが、本当にすばらしい人です。
  晩年は、7年前に亡くなるまでわが新社会党の理論委員長を務め、党の理論構築のために中心
的な役割を果たしました。人間性に富み、とても魅力的な人でした。


● 1月19日(月曜日)●

     東京都09年度予算の学習会に参加しました。

 先日、東京都の予算原案が発表されましたが、東京自治研究所主催の勉強会が開かれたので出
席しました。講師は東京都財務局の副参事です。来年度、都の税収は史上最大の減収になると予
測されていますが、都は莫大な積立金などを駆使し、都民生活を守るという旗印を高く掲げなが
ら、随分、積極的な基調の予算案を編成しています。勉強会はたいへん参考になりました。

 新宿区の予算は今月末に発表されますが、どのような内容の予算か楽しみです。東京都の予算
原案によると、固定資産税額などにより23区に配分される「特別区交付金」は、6%以上のマ
イナスになっていますので、新宿区も相当程度の影響がある筈です。ただ、これまでの私の経験
からすると、いま世界を席巻している金融危機、景気後退の影響は、来年度予算よりは再来年度
以降の予算の方が大きいだろうと思っています。いずれにしても今後の税収の行方については、
大いに注目し、関心を払っていかなければなりません。

  明日から、区議会の自治・地方分権特別委員会の一員として一泊二日の予定で新潟県上越市を
視察します。優れた先進的な事例として全国から注目されている「地域自治組織」について勉強
するためです。私は以前から、上越市の取り組みを調査したいと思っており、もともとは個人的
に視察する予定でした。こうしたことを皆さんと話し合ったところ、特別委員会で行くことにな
りました。委員会視察になると、全体的に問題意識の共有が出来るので、本当によかったと思っ
ています。


● 1月18日(日曜日)●

    若葉二丁目町会の新年会のあと、秩父宮でラグビー観戦。

  若葉二丁目町会の新年会が、正午前からホテルニューオオタニのレストランで開かれました。
恒例の集まりですが、この町の特徴は一般の住民が沢山参加することです。町会の新年会という
と、多くの場合、限られた何人かの役員や来賓の議員・官公庁・地域の団体の代表などで行われ
るのが通例です。来賓の人数の方が多いというところもあったりして変な感じがしますが、若葉
二丁目の場合は以前から違っています。町の人が沢山参加するので、とてもいい雰囲気です。役
員の方々の考え方や町民に対する町会としての努力をよく反映していると思います。

 今日は、特別の予定もなかったので、終了後、赤坂見附から大京町まで歩いて帰宅しました。
途中、神宮外苑の銀杏並木横を通ったら秩父宮ラグビー場で「ラグビートップリーグ」の試合が
行われていたので、急遽、観戦してきました。リーグ戦の1位通過をかけた三洋電機(12勝・
勝ち点58)と現在2位の東芝(11勝1敗・勝ち点54)が対戦するビッグカードです。しか
し、直接対決のこの試合は一方的な結果に終わり、実に63対13で東芝が圧勝しました。少々、
拍子抜けのした対戦でした。これでトップリーグの首位は交代しました。両チーム以下の昨日ま
で順位は(3)サントリー9勝3敗、(4)神戸製鋼8勝4敗、(5)ヤマハ発動機7勝5敗に
なっています。



● 1月16日(金曜日)●

        政治家は、せめて国民の水準ぐらいの頭脳を持て。

 政府が提案する予定の税制改革関連法案は、付則で「消費税率の改定を11年度から実施でき
るように法的措置を講じる」と述べています。簡単に言うと11年度から消費税率を引き上げる
ということです。今年は総選挙の年なので、この政府案には自民党内にも異論が吹き上がってい
ますが、麻生首相は税率引き上げには、随分ご執心のようで、23日に政府としての正式決定を
目指すのだそうです。2兆円もの「定額給付金」という思いつきの「愚策」をやろうとしながら、
一方では、福祉施策やその他の政策の基本的な大綱もないままに大衆課税だけを強化しようとす
る「財政政策」は、とても理解できるものではありません。

 今日は、3時半から四谷三丁目の丸正前で一時間余り演説しました。半分以上の時間を使って
「定額給付金」について触れ、私はこれには反対であることを詳しく説明しました。私の本会議
の質問に対する答弁で、新宿区長は定額給付金を「評価する」と述べたことについても紹介しま
したが、何人かの人は驚いたような顔をして聴いていました。「私も反対だよ」と声をかけて通
り過ぎる人もいました。市民の全く正常な感覚だと思います。それに比較すれば、逆に、今の政
治の程度の低さを痛感するばかりです。

 よく言われる言葉に「政治家には国民の水準以上の頭脳は期待できない」という格言がありま
す。この格言を受け止めるならば、今のような困難な状況の時に、票集めのために税金のバラマ
キぐらいしか考えられらい自民や公明の政治家に対して、せめて「国民の水準ぐらいの頭脳は持
て」と言いたくなります。


● 1月15日(木曜日)●

      想像を絶するガザの犠牲者。中大教授刺殺にも愕然。

 連日のようにテレビや新聞で報道される殺人事件にいつも愕然としています。昨日は中央大学
で授業前の教授がが何者かに殺されるという考えがたい事件が発生しました。
 子どもが刹那的に親を殺したり、親がわが子の点滴に水を入れて死に至らしめるということも
報道されています。また、新聞の国際面を開くと更に深刻です。ガザ地区では、先月からのイス
ライルの攻撃によって、既に市民を中心に1000人以上の死者が出ています。そこにある多く
の嘆きや悲しみは如何ばかりかと思います。犠牲になった子どもが映し出されたりすると、とて
も正視できなくて目を覆います。
 私たち家族は、昨年6月、天寿をまっとうした97歳のおばあちゃん(妻の母)を亡くしまし
たが、孫たちは、今も思い出しては悲しんでいます。しかし、これに比べれば、状況は全然違い
ます。前途に多彩な夢を抱くいたいけな子どもや若者が事件や戦争で命を失う状況は、日本で、
世界で毎日起こっていることですが、私にはそこにある悲しみや嘆きの深さを、とても想像する
ことが出来ません。多くの場合は、避けられない死とは言えないだけに、いつのケースでも残念
な思いがしています。

 今日は、大京町高齢者クラブの「新春のつどい」に出席しました。私が住んでいるマンション
に併設されている野口英世記念会館で開かれました。50人ぐらい出席していましたが、日頃、
町で顔を合わせている人たちばかりでした。担当者が催し物についていろいろな工夫を凝らし、
楽しいひと時を過ごしました。夕方からは、水炊きの玄海で開かれた四谷町会連合会の「名刺交
換会」に参加しました。


● 1月14日(水曜日)●

     今月から「法テラス新宿」で民事調停が開始されます。

 今日は区議会常任委員会の開催日です。10時から私が所属する総務区民委員会が開かれまし
た。投票所の区域変更とか契約事務など幾つかの報告も行われましたが、その中の一つに「法テ
ラス新宿」で民事調停を始めるという説明もありました。

 長い間、住民が気軽に利用してきた新宿簡易裁判所など4つの裁判所(新宿・大森・中野・墨
田分室)は、機構の統廃合で墨田庁舎に一本化されました。しかし、復活を求める声は強く、私
たち区議会でも「意見書」を可決し、新宿区長も「要望書」を提出して調停部門の設置を求めて
いました。
 こうした動きを受けて、今年1月から再来年3月までの毎週木曜日に、試行的に「法テラス新
宿」(歌舞伎町2丁目42番10号、ハローワークビル内)に民事調停が実施されることになり
ました。調停の対象は、申立人・相手方とも新宿区など近隣6区に住所を有する事件です。
 簡易裁判所は、その名前の通り簡易な事件を処理する裁判所ですが、市民が気軽に「裁判をす
る権利」「裁判を受ける権利」を保障するということでは大変重要な組織です。私たちの身近な
場所で「民事調停」が行われることになり、本当に良かったと思っています。


 今日、知り合いのある方から次のような一枚の「寒中見舞い」をいただきました。

「外では、苦しみと悲しみが増すばかりの戦闘が止まず、内では、トンチンカンな政治が罷り通
り、よい年になれますのやら~。お金は働いて得るもの、稼いだお金は大切に使うものと思いき
や、今ではお上がばらまいて無駄遣いを奨励する手段になろうとは!」



● 1月12日(月曜日)●

     新宿区の成人式、今年は3163人が20歳の仲間入り。

 今日は「成人の日」です。新宿区でも例年通り、午後1時から京王プラザホテルで「はたちの
つどい」が開かれました。私もお祝いに駆けつけましたが、実に華やかな雰囲気でした。今年新
宿区で成人になった人は3162人です。10年前には、実に7000人を超える新成人がおり
ましたが、ここ数年は半分以下になり、2千人台にまで落ちた年もありました。ただ最近数年間
は、新宿区の人口全体が増えていることもあり、若い人たちも若干増加傾向になっています。
 外国人の比率は年々高まって、今年は5人に一人は外国籍の新成人です。恐らく全国で一番の
比率だと思います。新宿区の特性をよく表している数字です。
この成人たちの将来に幸多かれと祈るばかりです。

 夜、3人の子どもや次男の嫁さんなど6人で歌舞伎町近くの韓国料理店に集まり、「家族の新
年会」をしました。忘年会の予定でしたが、日程が合わなかったために新年会になりました。昨
年6月におばあさんが亡くなり、メンバーは一人欠けましたが、次男が結婚し嫁さんが加わった
のでメンバーの総数は同じになりました。たわいない話をしましたが、久しぶりに大いに盛り上
がり、急遽、二次会にも繰り出して、楽しいひと時を過ごしました。


● 1月11日(日曜日)●

     完全に危険水域へ到達、内閣不支持率が70㌫に。

 共同通信社が10、11両日に行った全国の電話による世論調査では、麻生内閣の支持率は昨
年12月の前回調査から6・3ポイント下落し19・2%となったということです。不支持率は
8・9ポイント増の70・2%となり、森内閣以来約8年ぶりに70%を超えました。もはや、
「危険水域」を通り越しています。例の定額給付金については、「評価しない」が70・5%と
なり、昨年11月の同様の調査から12・4ポイントも増加し、「評価する」は23・7%(7
・7ポイント減)という結果です。

 麻生太郎首相と民主党の小沢一郎代表の「どちらが首相にふさわしいか」という設問への回答
では、小沢氏が46・4%(昨年12月調査から11・9ポイント増)となり、麻生氏の22・
1%(11・4ポイント減)の2倍以上になりました。国民の「麻生離れ」は危機的水準に達し、
首相はより厳しい政権運営を強いられることになります。衆院解散・総選挙に踏み切る時期の判
断でも一層困難を迫られることになりました。
 これから、朝日や毎日など新聞社の世論調査も発表されると思いますが、結果は似たようなも
のだと思います。これじゃ、解散したくても出来ない状態です。選挙前に辞任と言う事態も、ま
すます現実的になってきました。
 総辞職・選挙管理内閣・総選挙という流れが一番ふさわしいかもしれません。

 恒例の「四谷消防団始式」が四谷スクワールで開かれました。消防団員と関係者が沢山出席し
ていました。終了後の懇談会の隣の席にラグビーの好きな人がいたので、昨日の「早稲田大学対
帝京大学」の大学選手権決勝戦の論評をしあいました。


● 1月9日(金曜日)●

      都心部に初雪の報道。東京版にどう報道されるか。

 早朝、東京でも初雪が降ったということです。私が起床した7時前には雪の気配はなく、冷た
い雨が降っていましたが、テレビでは確かに東京都心部の微かな雪模様の映像が流されていまし
た。東京に雪が降ると、私はいつも次の歌を思い出します。

  
   「 輪転機 今こそ響け うれしくも 東京版に 雪の降りいず 」 (土岐善麿)

 昨日から、国会で予算委員会の論戦が展開されていますが、今日の質疑でも例の「定額給付金」
問題の質疑ありました。受け取るか受け取らないかを聞かれた麻生首相は、「予算案が決まって
いないから言うことは出来ない」と述べていました。確固とした自信がないから、こんなのらり
くらりとした答弁になるのです。そもそも予算案が議決されていないから言えないのなら、予算
審議で中身に関して質疑することも不可能だということになりかねません。何とも奇妙な論法で
すが、こんな支離滅裂な言い分にもかかわらず、あの人の頭の中ではきちんと整合性を持ってい
るとしたならば、誠に見上げた能力の持ち主と言わざるを得ません。

 毎年、健康診断の一環として「胃カメラ」をやってもらっていますが、昨年末は日程が合わな
かったので、今日まで延び延びになっていました。8時半過ぎから検査をはじめましたが、5分
ぐらいで終了しました。胃カメラはもう何度も受診していますので、気分的には楽でした。検査
終了後、暫く静養する事を命じられ、一時間後に血圧の測定をして終了ということになりました。
検査結果については、後日担当医から説明を受けることになりました。


● 1月7日(水曜日)●

     さもしい人間のすることを奨励し始めたある男。

 夜6時半から、国労中央支部の「旗びらき」が新宿駅南口のJR新宿ビルで開かれました。国
労組合員を中心にして沢山の方々が参加していました。いつも会っている人、この場所でしか会
う機会がない人など様々です。毎年のことですが、これからほぼ連日1月から2月の初めにかけ
て「新春の集い」や「旗びらき」が開かれます。私も40カ所から45カ所ぐらいの集まりに出
席しますが、このような「日本の良き習慣」への参加は、議員職の宿命とは言え、全部自前なの
で結構こたえます。

 「費用対効果」の関係から見ると典型的な税金の無駄遣いになる「定額給付金」について、麻
生首相が「高額所得者も受け取るべきだ」と発言しています。この男はついこの間、「高額所得
者は辞退すべきだ。受け取るなどとはさもしい人間のすること」とミエを切っていました。「受
け取るか受け取らないかは人間の矜持にかかわること」とまで言っていたのでした。矜持という
言葉は、普段は余り使われませんが(私自身は好きな言葉です)、ここではプライドという意味
だろうと思います。しかし、突然、首相は「さもしい人間のすること」を奨励し始め、「人間が
失ってはならないプライド」を捨てろと言い出したのです。毎度のこととは言っても本当に驚い
てしまいます。とても同じ人間の発言とは思われません。認知症気味なのでしょうか。

 とにかく、選挙向けの「衆愚対策」という以上には目的もなく、全く効果もあいまいなこのよ
うなバラマキはやめて、2兆円というこの大財源は、高齢者医療や少子化対策、耐震対策、環境
施策などなど、目的と効果がはっきりしたものに使うべきです。


● 1月6日(火曜日)●

      朝日新聞が「にほんの里・100選」を発表。

 今年も随分沢山の方々から年賀状をいただきました。デザインがユニークなもの、家族の写真
を印刷したもの、自分の近況を紹介するものなど相変わらず多彩です。ふるさとの人たちからも
心温まる賀状が何枚も届きました。嬉しい限りです。雪も降り始めたようです。

 実は、去年の春から、朝日新聞と森林文化協会が「にほんの里・100選」を選定する事業を
行っていたので、私は自分のふるさと(青森県津軽半島の旧市浦村一帯)を推薦し、主催者に長
々とした「推薦文」を送付していました。その選定結果は、今朝の朝日新聞で発表されました。
全国から4474件応募があったということですが、残念ながら私のはふるさとは選外でした。

 選ばれた100か所について紹介した記事を読みましたが、それぞれ美しさに特徴と品位があ
り、その根底には悠久の自然の営みと寄り添うかのような暮らし方に秩序や敬意も感じられ、何
れもすばらしい場所だと思いました。

 それにしても、私のふるさとが選ばれたならば、私たちにとっては今年早々大ニュースになっ
ていた筈ですが、実に残念なことでした。


● 1月4日(日曜日)●

    08年の最も怖かったニュースは「ギョーザ農薬事件」

 三菱総合研究所が「2008年、最も怖かったニュース」を発表しました。それによると①中
国製餃子農薬混入事件、②世界金融危機、③秋葉原通り魔事件、④年金記録漏洩、⑤事故米不正
転売事件、ということです。「内定取り消し」や「派遣労働解雇」、「リーマンブラザース証券
破綻」なども上位を占めています。衝撃的だった秋葉原事件や農薬餃子などと並んで世界的な金
融不安が上位にランクされいて、国際的な動きが国民生活に深く関係している事がわかります。

 私自身も似たような事件を選択したと思いますが、強いて別のことを言うならば、選挙対策と
して「定額給付金」の支給が行われようとしている事です。財政政策的には万人が認めるように
全くの「愚策」ですが、政権を握っている自民・公明政治の実態は、いまだにこうしたことを考
えとするほど低水準だということです。こうしたことを考える政治家が権力を握っているのかと
思うと戦慄を覚えます。「衆愚政治」そのものですが、さすがに多くの人たちが反対しているの
で、当然のこととは言え救われる思いがしています。


● 1月3日(土曜日)●

    働く人に「寝場所」のない新年が始まりました。

 正月三日目です。「派遣切り」などで仕事と寝場所を失った人たちが日比谷公園の「年越し派
遣村」に集まって食事などの提供を受けているということが、繰り返しテレビに映し出されてい
ます。戦後最長に及んだ69ヶ月にもわたる「好景気」の時には、安月給で上手い具合にこき使
われ、一旦、「不況」になったら真っ先にお払い箱になった労働者たちも沢山含まれています。
きっと「有能な人たち」が経営する企業で働いていた人たちなのでしょう。全く考えがたいよう
な仕打ちと言わざるを得ません。

 俳優の仲代達也さんは、いま自分が企業家に言うことがあるとしたならば、「今までの随分儲
かってきたでしょう。これまでの儲けを働いてきた人たちに少しは与えたらどうですか」「自分
たちの月給を下げて、働く人たちに分け与えたらいいでしょう」と述べています。同感です。

 自動車などの輸出依存の企業は、いま世界を席巻している金融危機で甚大や影響を受けていま
すが、しかし、ついこの間までは、史上空前の利益を上げ、「有能な経営者たち」は莫大や役員
報酬や株式配当を受けていたのです。
 最近の川柳に「赤字だと、黒字はどこへいったのだ」というのがありましたが、本当に、今ま
での散々儲かってきただろうと言いたい気持ちです。

 働く人たちを「紙くず」のようにしか考えない国に輝かしい展望なんかありません。
 こんな社会は、根本から変えるしかありません。これこそ今年の最大の課題です。


● 1月1日(木曜日)●

   「怒る時に怒らなければ、人間のかいがありません」

 若い頃、繰り返し読んだのG・ギッシングの『ヘンリー・ライクロフトの私記』の中に次のよ
うな一節があります。

    時がたつのが早いと思うのは、我々が人生に慣れ親しんだ結果である。
   子どもの場合のように、毎日が未知な世界への第一歩であれば、
   日々は経験の集積で長いものとなる。


 この何年間かは、G・ギッシングが指摘するように、いつも月日のたつのを早い早いと感じて
います。今年は、慣れ親しんだ月日の流れに、ただ惰性的・無批判に向き合うのではなく、新た
な第一歩を踏み出すような時間や日々を送ることができるように心がけるつもりです。

 「怒る時に怒らなければ人間のかいがありません」。太宰治の『富獄百景』の中の言葉です。
毎日出会う事柄について、評価できるものは大いに評価し、許せないものに対しては怒りをぶっ
つけ、そんなことを通して、今年はそれなりに長い一年であったと感じることが出来るような年
にしたいものだと思っています。どうなるか?

       皆さん、今年も どうぞ よろしく お願いします。

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                (  1月以前の分は、この冒頭に記載してある該当の月をリンクしてご覧ください。)