私の 「活動日記」 です!
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      (2009年11月分)


● 11月30日(月曜日)●

  来年から新宿区独自の父子手当を支給。約60世帯が対象。


 今日は区議会常任委員会が一斉に開かれました。私が所属する「福祉健康委員会」では、補正予
算や条例改正の議案のほかに、「報告案件」と称する理事者側からの報告が、何と18件もありま
した。今日の委員会では全部終了することが出来ず、明日の委員会に一部、持ち越しました。

 新宿区では、今回提案されている補正予算によって、来年1月から「母子手当」に準じて「父子
手当」も支給されることになりました。母子手当と同じ所得制限がありますが、全部支給された場
合には、月額4万2千円程度になります。父子家庭も、一部を除いては大変経済的に厳しい状態に
追い込まれており、これまでも母子手当同様の父子手当の創設を求める強い声があがっていました。
 予算規模は、平年度された場合約5千万円程度と見込まれています。父子手当支給によって、少
しでも生活が改善されることになればいいと思っています。

 今日は、新型インフルエンザのワクチン接種について、満一歳から小学校6年生までの子どもに
対して接種費用を全額助成するという報告もありました。対象人員は8割の子どもが接種すると仮
定した場合に12100人程度ということです。子どもは2回接種で一回目が3600円、二回目
が2550円、合計6150円なので、予算総額は7千441万円になります。しかし、大人の接
種が、当初の2回接種から1回接種でもいいということになったために、そこで浮いた予算を利用
して子どもの接種費用に当てます。こうした事情のために、追加の予算計上は必要ないということ
です。


● 11月28日(土曜日)●

  朝鮮半島の講演会に出席。講師は鎌倉孝夫埼玉大名誉教授。


 「朝鮮半島の過去・現在・未来」という講演会があったので出席しました。講師は埼玉大学名誉
教授の鎌倉孝夫氏です。鎌倉先生は朝鮮問題の権威で以前は何度も話を聞いたことがありますが、
最近はほとんど機会がなく、従って、今日は実に久しぶりということになりました。
 講演は、オバマ大統領の「プラハ演説」「カイロ演説」の分析から始まり、共産党の志位委員長
がブラハ演説を賞賛していることについても、「文脈を誤解して読んでいる」と指摘し、批判的で
した。確かに、プラハ演説の全体を慎重に読むと、鎌倉先生が指摘するような解釈になります。
 鎌倉先生は、講演会の冒頭から、朝鮮に対する日本帝国主義・軍部の植民地政策とその後の朝鮮
半島の攻撃に対して、いま生きている私たち自身がどうした責任を負うのか」という問題提起もあ
り、なかなか緊張感のある講演会でした。

 講演会の後、夕方5時過ぎから四谷の事務所でいつも定期的に作っている「区政報告」の印刷を
しました。B4版で1万枚余です。今日は表面だけ終了しました。明日は日曜日ですが、適当な時
間に裏面を印刷し、折機で二つ折りにするつもりです。


● 11月26日(木曜日)●

   代表質問開始。区長は区独自の「事業仕分け」に消極的。


 今日から今年最後の新宿区議会第四回定例会が始まりました。

 冒頭、代表質問が行われましたが、私は2番目に登壇しました。四課題について質問をしました
が、私が一番強調した「事業仕分けを新宿区でも実施すべきだ」と言うの主張に対する区長の答弁
は実に消極的なもので、がっかりしました。

 区長の言い分としては、「外部評価制度などで必要な対応をしている」という趣旨のものでした
が、これが本音だとしたならば、随分、現状認識が甘いと感じました。

 いま国でも地方自治体でも、首長や役人が自信と誇りと信念を持って編成したであろう予算案で
あったとしても、「仕分け人」という第三者の目から見ると、その一部は「廃止」とか「不要」と
か「改善すべき対象の事業」になっているのです。この違いをどう受け止めるかです。

 今日の答弁で区長が代わりの制度として引用した「外部評価制度」はどうでしょうか。私は「外
部評価制度」の活動はそれなりに評価していますが、これまで区の事業について明確に「廃止」と
指摘したことはない筈です。「外部評価」と「事業仕分け」との違いは、このひとつを取ってみて
も自明です。

 自治体の予算や事業は、予算編成をした職員や事業現場の人たち、また、それを認めた首長が満
足しているとか、自信を持っているとかで評価されるのではなく、あくまでも主権者の客観的な評
価を受けて初めてその確固とした地位を得るのです。そのための手段である「事業仕分け」につい
て、新宿区長が消極的だったいうことは残念です。見方によっては、主権者の判断や指摘を避けて
いるのるのではないかとも言えますが、万一そうだとしたならば何とも嘆かわしくなります。


● 11月25日(水曜日)●

   漱石忌の講演会。世話人会で調整、産経新聞の電話取材。


 10時から全員協議会開催。その後、議員研修会(自治基本条例制定の勉強のひとつとして新宿
区の前史に関する専門家の講演会)に出席し、引き続き、漱石山房の復元を進める新宿区議会議員
の会・世話人会を開催。12月9日に開催する「”漱石忌”の講演会」の打ち合わせ。
 終了した直後、産経新聞の記者がこの件で電話をかけてきたので開催の趣旨など丁寧に説明し、
当日の取材も依頼。続いて、明日行う「代表質問」の最終的な原稿の点検。5時まで。
 夜は、水道橋の全水会館で開かれた「参議院選挙東京選挙区候補者擁立懇談会」に出席。


● 11月24日(火曜日)●

      国とは違う感触。昨日,奈良市の事業仕分けを見学。


 京都で開かれた日本自治学会終了後、昨日、奈良市に一泊しました。そして昨日はほぼ一日中、
市役所で開かれた「事業仕分け」の二日目を見学しました。市役所が行っている60事業について
二日間にわたって、全国から各地から参加した自治体職員や学者、それに公募で選ばれた奈良市民
など全部で18人の仕分け人が、奈良市職員の説明者たちに矢継ぎばやの質問をし、検討していき
ます。そして、「継続」「民間委託」「改善して継続」「廃止」などの判定を次々と下していきま
す。

 私が聞いていて、これは「廃止の判定が下るかな?」と思った事業は予想通り「廃止」になりま
したが、この事業は問題があるけれども「改善して継続だろう」と思ったものまで「廃止」になっ
たものも随分ありました。最終的には14もの事業が「廃止」の判定になりました。仕分け人の説
明によると、「廃止」と判定された事業は、とにかくいったん廃止をし、必要ならば検討し直し、
その結果どうしても必要ならば制度構築のやり直しやをしてほしいという事でもある、と言うこと
でした。

 二日間の仕分けが全部が終わった後、閉会式が行われましたが、奈良市長は挨拶で、「予想以上
に厳しい判断をいただいた。私や職員の目線と市民(仕分け人や第三者)の目線の違いを痛感した。
こうした違いをきちんと受け止め、その感覚を大切にして今後の市政運営に当たりたい」と述べて
いました。本心だと思いました。私自身も、幾つかの事業仕分けで、自分の感覚と仕分人の判断の
違いを感じました。この違いの意味合いを大事にしたいと思いました。
 国が行っている「事業仕分け」の印象とはまた違う地方自治体の「事業仕分け」のいい体験をし
ました。


● 11月21日~22日、23日●(予定)

   日本自治学会の定期総会、奈良市の事業仕分けに参加。

      同志社大学で開かれる「日本自治学会」に出席します。各地で実施され
     ている先進的な報告があるので、いつもとても参考になります。楽しみに
     しています。私も何か報告したいと思っています。
        学会は21日と22日ですが、23日には奈良市で「事業仕分け」が行
     われます。折角ですので、一日滞在予定を延長して傍聴する予定です。
      いま話題の取り組みです。奈良市ではどういう事業仕分けが行われるの
     か傍聴し、参考にしたいと思っています。



● 11月19日(木曜日)●

     定期健診受診。代表質問作成原稿完了。週末の日程。


 東京女子医大病院で定期健診。懸念されている肝臓や腎臓の各数値や血糖値、尿酸値などはほ
ぼ従来通りで変化なしです。医者からは「この状態を維持して下さい」と言われました。この次
の肝臓などの検査は半年後です。

 定例会で行う「代表質問」の原稿作成は終了しました。慣例によって区長部局に質問の「趣旨
説明」をすることになっていますが、今日がその期限です。いつもは遅れ気味になるのですが、
今回は期限内に予定通り終了しました。

 明後日の21日から22日までの土日、京都の同志社大学で「日本自治学会」の定期総会が開
かれますので参加します。当日は9時半からの開会になるので、朝一番の新幹線で出かけます。
また、23日には、奈良市が独自に「事業仕分け」を行います。注目されている作業です。滞在
を一日延長して傍聴し、勉強してくるつもりです。


● 11月18日(水曜日)●

    定例会冒頭代表質問。財政や事業仕分けなど四項目。


 今年最後の第四回定例区議会は11月26日から始まります。12月7日までの予定です。冒
頭の26日に「代表質問」を行います。
 今日は議会運営委員会が開かれたり、夜6時半からは自治基本条例検討連絡会議などが開かれ
ましたが、それ以外の時間は一日中、精力的に原稿を書いていました。
 私が今度代表質問で取り上げる課題は四つです。「来年度の予算編成と財政基本条例の作成に
ついて」「新宿区での事業仕分けの実施について」「旧四谷第三小学校地域の再開発問題と四谷
地域の施設配置について」「新しい都制度研究会の発足と特別区の将来的な制度設計について」
を質問します。時間の制限があるので、主張したいことを随分制約しなければなりません。原稿
を書くことよりもが、削ることの方に時間が取られる感じがします。
 原稿はほぼ出来上がりましたが、明日、もう少し推敲を重ねる予定です。


● 11月16日(月曜日)●

     事業仕分けを傍聴。190億円の関空補給金は凍結。


 今週も行政刷新会議の「事業仕分け」が行われます。今日は四日目です。今日、新宿区議会の
議会運営委員会は午後1時からなので、午前中の時間をとって、また傍聴に行ってきました。

 三つの分科会で「一般空港事業整備」「関西空港補給金」「高齢者職業相談室運営費」「教員
免許改革・更新講習事業」などについて次々と検討されました。注目を集めていた関空補給金問
題の討議・検討状況を聞いて、国の予算の積算の甘さ、杜撰さに驚いてしまいました。

 これまでの日本の大型公共事業は、道路でも港湾でも空港でもダム建設でも、最初は過大に利
用率や経済効果を見込んでとにかく着手・着工し、いったん始まってしまうとその後は、状況が
変わったということで際限もなく税金を注ぎ込むやり方が常套手段になっています。今日の論議
を聞いていると、関空もまさにその通りになっています。関空はもともとは伊丹空港と統合する
筈でしたが、「地元が反対している」などの理由でいまだに統合は進んでいません。従って、当
初の想定とは違ってきたから、「国の税金の投入を! 」ということです。他と同じように関空に
もいっぱい「天下り役人」がいます。超高給取りです。

 今日の「事業仕分け」では、190億円にものぽる関空に対する補給金は抜本的な経営改善に
つながらないと厳しく指摘され、伊丹空港や神戸空港との調整が先決だとして凍結されました。
全く当然の措置だと思います。

 新政権で始まった「事業仕分け」という手法がなかったならば、この190億円はすんなりと
予算化され、天下り役人の意のままに使われたのではないかと思うと、ぞっとします。国の予算
編成というのは、国民の目からは遥かに遠いところで決められ、随分と杜撰(ずさん)なところ
があるということをつくづく実感しました。


● 11月15日(日曜日)●

    来年度の「裁判員候補者登録通知」が送られています。


 来年度採用になる「裁判員候補者」の通知が発送されています。新宿区民に対しても選挙管理
委員会が無作為で抽出した約1千人の名簿をもとに、裁判所が通知書が発送しています。

 今日、知り合いから電話がありました。「あなたが裁判員候補者に登載されたという通知を受
け取ったが、自分は絶対に裁判員にはなりたくない。どうしたらいいか」という相談です。
 私自身もこの制度には大反対です。全国的に見ても、制度が発足した今でも反対の声は根強い
ものがあります。例えば秋田地裁では、この制度に反対する候補者が「裁判員制度反対」のタス
キをかけて出廷したということです。辞退が相次いでいるために、追加の呼び出しが行われてい
るようです。

 私は、相談者に対して、辞退したいなら、返送を求められている調査書に辞退する意思を明確
に記載することが必要だと述べ、具体的な対応について反対運動の窓口になっている「裁判員制
度はいらない! 大運動」の弁護士の指示を仰ぐように回答し、事務所の連絡先を紹介しました。

   私たちがこの制度に反対する主な理由は、以下のようなものです。

 ① 裁判員に指名されたら、特別の理由がない限り、原則として辞退できないこと。
 ② 「人を裁きたくない」という思想信条は無視されること。
 ③ 裁判のために使う有給休暇の補填や補償、営業停止による商売上の被害は補填や補償はされ
   ないこと。
 ④ 裁判員の選出手続きで候補者のプライバシーが丸裸にされること。
 ⑤ 判決を決めることに繋がる「評議」では、「死刑」を含めて意見をいうことが義務付けられ
   ること。
 ⑥ 「評議」の内容は、配偶者や家族を含め生涯を通して秘密とされ、違反すれば6ヶ月以内の
    懲役または50万円以下の罰金が科せられること。
 ⑦ 被告人は裁判員裁判を強制され、拒絶する権利は認められないこと。
 ⑧ 被告人の防衛権・弁護権は厳しく制限されること。
 ⑨ 裁判開始前に密室で裁判官・監視官・弁護人が主張や証拠を整理するために、裁判員は単な
   る「市民参加」図ったという口実にされる危険性があること。


 そして何よりも重要なことは、法曹三者(最高裁・法務省・日弁連)が5年という期間と莫大
な費用を掛けて大々的な宣伝を行ってきたにもかかわらず、最高裁が今年1月から2月にかけて
実施した調査では「義務でも参加したくない」が8割を超えるなど、圧倒的多数の国民は裁判員
になることに反対しているということです。

 要するに国民に受け入れられていない制度なのです。直ちに廃止すべきです。


● 11月13日(金曜日)●

    新型インフルによる小中学校の学級閉鎖は共に42%強。


 新型インフルエンザの影響が広がっています。特に子どもたちへの感染は深刻で、区内全域の
小中学校で学級閉鎖・学年閉鎖が連日のように続いています。
 きのう現在、区立小学校でこれまでに学級閉鎖をしたのは125学級(全体の42,5%)、
また中学校では41学級(全体の42,7%)にも達しておます。数日間で解除されていますが、
延べではもうすぐ全体の半数に迫る状況です。

 新宿区の場合、医療従事者以外のワクチン接種は、9日から妊婦や基礎疾患のある患者の一部
を皮切りに始まったばかりです。現在の予定では、妊婦や基礎疾患患者、小さい子どもたちと接
種が進み、来年1月または2月に小学校4年~6年、中学生注、高校生、それに65歳以上の方
という順番に行われることになっています。健康な成人の接種はそれ以降です。まだまだ先とい
うことです。 

 ただ、新型インフルエンザ予防対策はワクチン接種が不可欠ということではありません。一番
大切なことは清潔さを保つことを第一義した万全な予防対策を講じることがです。私自身はワク
チン接種を全然望みません。その代わりに予防対策には充分に留意したい思っています。

  きのう、私は「事業仕分け」の状況を傍聴しましたが、今日、何人かの方から「テレビに写っ
ていたよ」と言われました。最初の時間帯には会場に座る席がなかったために、空間があった仕
分け人の周りに立って発言を聞いていました。そのために目立ったようです。


● 11月12日(木曜日)●

       「事業仕分け」(2日目)の傍聴に行ってきました。


 きのうから始まった「事業仕分け」。今日は二日目ですが、3分科会のすべてを傍聴してきま
した。まだ部分的とは言え、国の予算編成過程を国民の面前に公開して丁々発止の議論を重ね、
評価委員会として結論を出すこのやり方ですが、なかなか迫力のあるものでした。
 中央役人の説明が、真実をカムフラージュするような不親切なものであったり、また、評価委
員側の質問が、問題の本質をそらして正鵠を欠くよう内容であったりして全てが期待通りの進展
しているとはいえませんが、画期的な試みであることは紛れもない事実です。時の流れが大きく
変わったということを実感しました。自公政権下では夢想だにしえないことです。

 既に幾つかの自治体でも「事業仕分け」が行われています。まだ、始まったばかりですからい
ろいろと未成熟な面があるのかもしれませんが、公開の場で予算編成の議論が進むという制度そ
のものは大いに評価できます。新宿区でも積極的に取り入れるべきだと感じました。

 自治体の「事業仕分け」は、今月23日に奈良市が実施します。私は21日と22日に同志社
大学で開かれる「日本自治学会」の定期総会に参加する予定なので、もう一泊して23日には奈
良市に行って事業仕分けを見てきたいと思っています。


● 11月11日(水曜日)●

     区内の路上生活者は318人、若干増加傾向です。


 今日は区議会の四つの常任委員会開催日です。私が所属する福祉健康委員会では、区側の理事
者から「四谷地区の施設再編成計画」や「区内の路上生活者の最近の状況」、「新型インフルエ
ンザの接種開始」、「自殺を考えるシンポジュームの開催」など幾つかの報告があり、質疑が交
わされました。午後の3時近くまでかかりました。

 今日報告されたところによると、新宿区内全体の路上生活者は、今年8月時点の調査で318
人。2月時点に比べて若干増加しているということです。この段階で新宿中央公園には71人、
戸山公園には81人、駅や道路等には45人が住み着いています。これからはだんだん寒くなる
ので大変です。 

 また、四谷地区の施設再編成計画についての報告によると、旧四谷第三小学校跡地は「地区計
画」を作成し再開発されますが、新宿区の権利部分には「スポーツ関連施設」をつくり、それ以
外は文化国際交流施設として貸し出すことにしています。ドイツ大使館関係の文化施設が入るの
ではないかと言われています。ここには、認証保育所も設置される計画です。

 現在、三栄町生涯学習館と東清掃センターの二つの隣接する施設は、統合して4階建てにし、
完成後は引き続き両施設の利用に供すると共に、四谷保健センターが移ることになっています。
解体と建設で3年ぐらいの期間が必要ですが、その間、東清掃センターは市谷仲之町の防災セン
ターに仮移転することになります。また、現在、四谷保健センターがある四谷四丁目の建物はす
べて四谷保育園関係の施設になります。
 これらの計画については、今後、住民説明会などで地域の意見を聞き、最終的に決めることに
なっています。

 昼休みには、「漱石山房の復元を進める新宿区議会議員の会」の世話人会が開かれ、会が主催
して ”漱石忌”の12月9日に開催する予定の講演会について準備状況を点検しました。


● 11月10日(火曜日)●

    精神障がい者関連団体の皆さんとの懇談会に出席。


 区内で精神障がい者の社会復帰や就業を目指して活動している関係団体の皆さん7人と懇談し
ました。区議会の福祉健康委員会所属の全委員とこうした懇談の機会を設けているということで
す。きのうに日記に記入した精神障がい者に対する福祉手当の支給差別についても話題になりま
した。就業や住宅など、生活全般についての問題提起をいただき、大変有意義な話し合いが出来
ました。ただ、私自身、幾つかの点で理解していない分野の話も随所にありました。これからの
調査が大切だと思いました。

 明日、「漱石山房の復元を進める新宿区議会議員の会」の役員会・世話人会が開きますが、そ
の準備をしました。ついでに12月9日に漱石の孫の半藤末利子さんを招き、区議会大会議室で
実施する「新宿区議会議員の”漱石忌”」(講演会)のチラシも作成しました。この日は、講演
会終了後、雑司が谷霊園にある漱石の墓の参拝や区民を含めた参加者の交流会も行うことにして
います。関心のある区民にも参加してもらいます。15日付の「広報しんじゅく」に募集要項が
掲載されることになっています。

 今夜は2つの大きなニュースがありました。「市橋達也容疑者逮捕」「森繁久弥逝去」。


● 11月9日(月曜日)●

   「機密費は秘密」。これでは「かっぱらい政権」と同じだ。


 政権を担うと「機密費」という理由で不可解な税金の使い方が許されるのでしょうか。その額
は実に15億円余です。領収書は要らないのだそうです。新聞報道によるともっともらしい理由
の「国会対策」や「議員への選別」などのまことに〈高度な政治対応〉に使われ、「背広を作る
ための費用」にもまわされるということです。「私的なたかり」に対する「公的な追い銭」みた
いなものです。信じがたい税金の無駄遣いであり、あきれてしまいます。

 この「機密費」について、民主党は政権をとったら使途を明確にすると発言していました。と
ころが、その姿勢は簡単に放棄したようです。これからも秘密にするのだそうです。実にいい加
減な話です。きっと、明確にすることによって、民主党に都合が悪いことが出てきたとしか考え
ようがありません。
 例えば、民主党の議員が「理不尽な選別」を受け取っていたとか、国会で適当に妥協する代わ
りに、以前の自公政権から背広代を支払ってもらったとか、どっかのバーとか料理屋でご馳走に
なったとか諸々です。そうでないのならば堂々と公表できた筈です。
 こうした生半可な民主党政権の姿勢は、全く情けない限りです。自民党や公明党の政権とちっ
とも変わらないじゃないかと思ったりします。「機密費」といったって私たちの税金です。勘違
いしては困ります。国民の税金を使いながら、使途は秘密です、というのでは、体のいい「かっ
ぱらい」と同じです。相手のあることですから、百歩譲っても、一定期間後には全部公表するぐ
らいの対応が必要です。「公表を前提」にすることによって、滅茶苦茶な使い方に規制が働くの
です。そうしたこともしないで、「かっぱらい政権?」のままでは、そのうちに国民から見放さ
れ、絶命することは目に見えています。


 ある週刊誌から「365字」の原稿を頼まれました。以下のようなものを送りました。

 懸案になっていた肝炎対策法の成立が確実になった。国の責任を明確にし、全国に3百万人と
言われる患者支援の拡大に道を開く内容であり、われわれも大いに歓迎する▲ところで類似の懸
案事項に障害者間の差別問題がある。障害者基本法では身体・知的・精神の3障害者をいずれも
「障害者」と規定して国と自治体に対して自立と生活支援のための施策の実施を求め、身体と知
的の2障害者には福祉手当が支給されている。しかし、精神障害者だけは対象外で無支給のまま
だ▲障害者基本法が改定され、3障害が同じ規定になって16年。精神障害者への手当無支給状
態は法律無視そのものであり、完全な国と地方自治体による差別だ▲肝炎患者と精神障害者。不
作為的な国の怠慢で苦境に置かれた共通点を持つ。障害者基本法の精神を尊重し、精神障害者の
差別を除去することは、肝炎対策以上に重要な新政府の責務である筈だ。


● 11月8日(日曜日)●

     久しぶりに「丸木美術館」に行ってきました。


 今日は、私が共同代表を務めている「平和憲法を生かす新宿の会」の活動の一環として、埼玉
県の東松山市にある「原爆の図・美術館」(丸木美術館)の見学会を行いました。丸木美術館に
は、20年前ぐらい前に子どもたちと一緒に行ったことがありますが、それ以来の訪問です。実
に久しぶりに世界的に評価が高い丸木位里・俊夫妻の渾身の力作をじっくりと拝見されてもらい
ました。絵を見ながらいろいろと思いを巡らしているうちに涙が出てくるのを禁じ得ませんでし
た。あの一発の原爆によって、突如途絶えた幾多の命の無念さは、到底測り知ることができませ
んが、そこから発せられている言葉は、二度と戦争なんかをしてはならないという全く「当たり
前の訴え」だと思います。地から沸き起こるような丸木さん夫妻の作品から発せられるそうした
声を聞いて、戦争と平和についての思いを新たにしました。

 夜、5時からは四ッ谷駅近くの四谷スクワールで開催された「若葉二丁目創立60周年記念式
典・祝賀会」に出席しました。中山区長も出席していました。私は、地域の区議会議員を代表し
てお祝いの挨拶をしましたが、一般の町会員の人たちがたくさん出席していて、とても気持ちの
いい集まりでした。


      10月4日から6日まで函館市と室蘭市へ。2泊3日の予定。

   区議会の「福祉健康委員会」で函館市議会と室蘭市議会に行ってきます。
  区議会で2年に一度行っている常任委員会の地方都市視察です。函館市では、
   「福祉のまちづくり条例」の関連施策を調査し、室蘭市では、廃校を活用し
  て総合的な障害者向けの事業を実施している施設に関する話を聞くことにな
  っています。私は、これらの施策については以前から関心を持っていました
   が、今度、ようやく念願かなって現地訪問ができます。期待しています。


● 11月2日(月曜日)●

    攻守ところを変えて、衆議院の予算委審議始まる。


 今日から臨時国会の予算委員会が開催されました。民主党を代表して海江田議員が財政関連の
質問をしましたが、なかなか内容の濃い質問でした。野党になった自民党からは町村信孝元官房
長官、大島森理幹事長などが質問に立ちましたが、日本の政治をどう描き、そのために政権を奪
取するんだという気迫みたいなものは全く感じられず、ずっと前から野党に転落していて、それ
に安住しているような印象を持ちました。鳩山首相の丁寧な答弁だけがやけに目立ちました。

 政治に関する別の動きですが、この臨時国会で「肝炎対策法」が衆議院厚生労働委員会長の提
案による議員立法で成立する可能性が出てきました。薬害C型肝炎や集団予防接種によるB型肝
炎感染を起こした国の責任を明確にし、350万人といわれる患者を救済する内容です。

 「肝炎対策法」に関しては、私が、新宿区議会第三回定例会で国に対する「肝炎対策法の制定
を求める意見書」の提出を提案し、各党の賛成を得て議決して政府に送付したばかりでした。長
い間苦しんできた患者さんにとっては画期的な法律になりますが、ぜひ、この国会で成立してほ
しいと思っています。

 寒気が襲来しているということで、北日本は雪になっています。東京も夕方から雨模様になっ
て気温も急激に下がりました。
 夜6時半から四谷の事務所で新社会党東京都本部執行委員会開催されました。新社会党は来年
2月に行われる日野市議会議員選挙に新人の候補者を擁立しますが、その対策などについて協議
しました。会議の帰りは雨でした。寒くてがたがた震えました。



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              (  8月以前の分は、この冒頭に記載してある該当の月をリンクしてご覧ください。 )